【旅人】フリマ未満の使用者が振り返る旗①【戦績まとめ】 の続きです。
対面デッキ毎の試合内容振り返り・感想②
ジャンヌ単旗・ラグナル・由井正雪
がんばって守って落城しなければ勝ちという展開になります。
旗陣形を使って、あるいはこれらのデッキが流行る環境になって良かったなと思っているのが、守城を集中的に練習する期間になったという点です。これらのデッキと頻繁に対戦することで、守城時の兵種アクションやローテーション、もぐりなどのスキルを少しは磨けたかなと思います。
元々開幕乙や低士気で荒らしてくるデッキ、高コスト槍の端投げなどにかなり苦手意識があったのですが、旗デッキを使っていると守れさえすれば勝ちというゴールが待っているのもストレスをあまり感じずにプレーできて良かったというのもありました。
また、攻め側のスキルも覚えることがありました。
由井正雪には10戦8勝と落城しない程度には守れるカードという印象ですが、それでも周りの低コストが闇雲に攻城したり後ろから痛くもない弓を撃ったりするのではなく、横弓など兵種アクションのスペースを的確に潰しに来られたりすると自分にはかなりきつく、そうやって攻めればいいんだという学びがありました。
普段は号令デッキを使うことが多く1部隊だけを強くして攻城するようなデッキは得意でないのですが、今後使うことがあれば攻めのテクニックとして真似してみます。
ラグナルに関しては単体で強いというのもありますが、
那須与一・
ラゲルタ・
五郎八などと組むことで士気10,11辺りの旗がもう少し我慢したいタイミングで一番強くなることも旗に対しての強みですね。
出雲阿国・立花宗茂・楽毅
新特技の黄熾によって、士気6、士気7で攻めてくるタイミングでの破壊力が従来の号令デッキよりも一段強いデッキたちです。対面に出てくる確率がそこまで高くないので苦手意識はなかったのですが、戦歴を集計してみたらしっかり負け越していました。
出雲阿国は1勝4敗でした。旗デッキとしては+3の攻めを20c強くらい守ればよいということになるので、例えば孫臏が+5の速度アップで20c攻めてくることと比較すると数字上はそこまで強く感じませんが、黄熾による+2があるので実質+5(混色だったり、元のスペックが少し抑えられていると思えば+4?)になります。戦っていると
覇気ゲージの増加量UPと
英傑呼応ダメージUPが思いのほか厄介で、残り城ゲージと自城に張り付いている部隊の攻城力を見比べてまだ大丈夫だと我慢していると、気づいたら城が落ちているということもありました。
一方で楽毅は4勝1敗と勝ち越しです。4枚デッキであることが多く、城門辺りに3枚が張ってくるだけの攻めをする相手だと横弓で守れて対処しやすかった印象です。1回負けたときの相手は
燕太子丹・
南華老仙の低コスト2騎馬がスペースを潰してくるうえに殺意たっぷりの楯無を持ってきていて、城門2発67%などを食らって落城でした。
その他号令・陣形
フルコンで行くとジャンヌ・エイリークからのカウンターを食らうだけなので士気6、士気7号令だけで落城させないといけず、旗に対して基本的にキツいであろうデッキ、号令・陣形デッキです。
数として一番多かったのは
蒼天曹操に
エドワード3世を攻城役として入れた4枚型デッキで6戦しました。蒼天曹操は破壊力があるので辛そうな気もしますが、マッチ入りで旗4本を立てた状態のジャンヌ・ダルクは速度190%と蒼天曹操の150%を上回ることもあって攻めで戦器の助けは不要のため、最初の曹操に連環戦器を合わせるだけでまず守れるということに気づき、5勝1敗と大きく勝ち越しでした。1敗したのもちょっと迎撃を狙ってみようと欲をかいたら短計を二度三度と決められてしまい、慌てて連環を打っても攻城部隊の武力が上がり過ぎていてどうにもならなかったという試合のため、心を無にして最初の曹操に連環を合わせることだけ徹底すれば100:0で勝てる相手な気がします。
似た構成で
エドワード黒太子の4枚デッキも3戦しましたが、こちらは3戦3勝でした。エドワード黒太子がシンプルに火力不足で、2コストの弓に加えて1.5コスト程度の騎馬もマウントに回ると攻城力も足りないかなという感想です。
号令に対して旗が強すぎると特に感じた試合の動画を貼ります。
攻城が入り始めてから打たれた
義兄弟の誓い・
武断の采配・
楯無を
旗4本・
再起で押し返すという試合です。
唯一の負け筋である士気7時点でのライン上げを相手が諦めた時点で勝ったと思って旗を置くときの配置なんかはかなり適当なんですが、旗側に士気が溜まってからはどうにもならないという例です。
動画を見返してみると、相手が最後にライン上げしてくるタイミングで十分に士気があるので、先に陣を張ってしまえばよかったですね。それが強いのはまだ分かるじゃないですか、長時間計略で相手に都合の悪いタイミングで士気を吐かせるっていう。でも、そういう上手い使い方をせずに悠々とラインを上げさせ攻城も入れさせて、その状態からやっと陣を張り始めるというめちゃくちゃな使い方でもどうにかなってしまうということをこの試合で実感しました。
兵種単・盛り
ほとんど対戦していないので語れることは少ないのですが、瞬間火力が出せるアクション強化の単体超絶強化や兵種単・盛りの号令は旗を万全に立てるのを阻止する、あるいは立てられても部隊を落とせるため対抗の余地があり、攻めに転じればもう絶対に覆らないことが多い号令相手とは少し違う試合になる印象です。
遠距離兵種盛りに1回だけ負けているのですが、相手は
徳川秀忠でした。弓の妨害で攻城に時間がかかること、瞬間移動で部隊を取れず、逆にグィネヴィアを取られたことなどから落城前に陣が切れてしまい、最後にカウンターをもらって負けました。弓盛り相手だと流派が溜まらず、
士気流派2を打てなかったというのも敗因かもしれません。
その試合では再起を持っていったのですが、再起を打ったあとにグィネヴィアを落とされたことや復活後に再び撤退する可能性があることを考えると、
臥竜鳳雛がいい場合もあるか…?という気付きがありました。
乾退助の鉄盛りとあたってときに試してみたところ、部隊を前に出すだけで勝てるくらい強かったです。
手前の操作は拙いですが、見どころは旗を置かれても部隊を溶かしていく鉄盛りの火力と、それを物量だけで押し切る旗陣形 × 臥竜鳳雛の威力です。
旗陣形がアルティメット司馬昭と言われているのを見かけましたが、旗陣形 + 臥竜鳳雛はシン・アルティメット張角といった具合ですかね。対面の不快感は由井正雪の比ではなさそうです(ゴメンナサイ、デモデキルンダモノ)。
使っていて感じた、旗の問題点
誰もが分かっていることだとは思いますが、一言で言えば「超高武力、超広範囲、超長時間の全てが揃っていること」に尽きると思います。さらに陣形であるために撤退を挟んで効果が続くのもズルいです。
士気が溜まればほとんど無敵という状態になるため前半が勝負所になりますが、どこで攻めてくるか分からない状態で前半に攻められるのと、絶対に前半に攻めてくると分かっていて前半に攻められるのは全然違うという話になります。号令のライン上げに対して再起前提の捨て身で突っ込んだり、本記事で書いた蒼天曹操に連環をノータイムで合わせたりといった、相手の唯一の攻め筋に有効な戦器を選ぶだけで弱い時間帯をしのげることが多いです。
逆に盤面をコントロールしながらラインを上げてきた相手に適宜士気を吐いて守るようなデッキを相手にした場合は設置陣形であることが圧倒的に強く働きます。再起や臥竜鳳雛で撤退を挟みながらも攻め続けることに30c超を耐え続けられるデッキはほとんどないんじゃないでしょうか。
と、言われなくても分かっているよと思われそうなことしか書けませんでしたが、実際に使っていてやはりこれらの強みは感じました。
③に続きます。