時は戦国―――(引き際を完全に見失っている)。
<第1回はこちら>
<第2回はこちら>
「(バシーン!)ふぇっ!?また迎撃されちゃった!?!?」
「ぐすん……対戦相手がみんな迎撃上手くて計略撃てないよぉ……」
「おっ、今日も元気にビリビリしてンじゃねえか!w」
「おい何だアンタにならコッチも突撃できんだぞ喧嘩売ってんのか」
「ヒェッ!?!?……でもまぁ、上手く突撃出来なくて困ってるみたいだな」
「ぐすん……ハイ、迎撃貰って兵力無くなって、守れなくなって負けちゃうことが多くて……」
「ふぅん……じゃあ今日は『兵種アクション』の話でもするかねェ」
「ハイ!お願いします><」
【森の妖精直伝:兵種アクションのすゝめ】
■やめる
「おいアンタ……こっちにも我慢の限度ってもんが」
「ちょっと待ってくれ!!!お願い話聞いて!!!」
「俺とアンタは同じ騎兵。つまり突撃が兵種アクションだ。ここまではいいな?」
「うん……それでその肝心の兵種アクションが」
「同じだけど仕事が違う。だからこそ、『兵種アクションをやめられる』んだよ」
「えっ???どういうこと???」
英傑大戦は9コスト内に様々な武将/兵種を盛り込んで構築にしていくわけですが、
同じ兵種の武将に必ずしも同じ役割を任せているわけじゃありません。
例えば
ER呂布。
武力12と現状最高値を持っている上に
特技:気合で戦闘に強いですが、
一方でコストも最高値の為、必然的に構築の枚数か周りの武力が落ちていきます。
仮にこの武将が撤退し戦闘に参加できないだけで、
その時間はかなりの痛手になるわけです。
戦闘面で頼りになるぶん、やはり突撃時のダメージも大きいですが、
そこに迎撃のリスクが伴う以上、
無理に突撃を狙わずにオーラが出ないようちょっとずつ歩かせて、
終始相手の兵に乱戦させることで倒すのも戦い方の一つです。それで充分強い。
(何なら呂布は気合がそれと噛み合っているという話も)
「でも、兵種アクションするのって大事なんじゃないの?流派ゲージとか……」
「おっ、良い質問だな。もちろん完全にサボっていい訳じゃないぞ。隙を見つけたら狙うべし」
「でも、その隙がいつなのか、どうやって発生するのかが分からないょ……><」
「じゃあ、簡単なポイントだけ幾つか教えておくか」
■壁をつくる
「えっ……私、既にクラスのみんなとの間に壁があるのにこれ以上は……」
「メンタル的な話じゃねェよ。大丈夫?強く生きて?」
例えば騎馬が突撃しようとするとき、
相手はその騎馬に向けて槍兵(または剣豪)を当てようとしてきます。
その間に、自分の他の部隊が入り込んで、
そこが先に相手と乱戦してから突撃することで
迎撃の心配なく突撃が出来るようになります。
「あ!よく『槍消し』って言われるやつ?じゃあ妖精さんお願いね!!」
「HEY Yo,you say『妖精に要請』はよせ。状況次第だ、OK?」
「なんて????????????」
例えば、仮に2枚騎馬が居るとした場合、
・消したい槍が高武力、もしくは兵力が多い
石川家成(武3)←武力が低いので乱戦するとすぐに倒されてしまう
呂布(武力12)←武力が高いので乱戦に強い
だから
呂布が壁になり乱戦し、石川が突撃する方が
残り兵力/処理時間のトータル効率が良い。
・消したい槍が低武力、もしくは兵力が少ない
石川←乱戦しても倒れない
呂布←処理速度が速く、兵種アクション時の流派ゲージの上昇量が多い
なので
石川が乱戦し、
呂布の突撃でサクッと倒して次の部隊を倒しに行った方が
トータル効率が良い。
……といった具合に、状況によってベストなパターンが異なるんですが、
騎馬が1枚、しかもそこが高武力の場合は、
低武力が槍消し→騎馬が1,2回突撃→騎馬だけになって乱戦
って感じになったりして、基本的には最終結果が
「部隊の兵力たくさん残った!迅速に処理した!
その上でアクション多かった!」
になるほどいいんじゃないかな~と思います。
慣れないうちにこういう細かいことは考える余裕がないと思うので、
「基本的に高武力が壁になり低武力が兵種アクションをする」
という意識から始めてみるといいと思います。
ちょっと話が逸れますが、
攻城時に張り付く部隊と出てきた相手を叩く部隊の役割分担も
基本的には同じように高武力/高コストが貼りついて
低武力/低コストが叩く(マウントする)という形が多くなると思うので、
それと同じ感じだと思って練習してみましょう。
場面場面の正解がどうだったか気になる時は、
動画を保存して上手い人に見てもらったらいいかもしれませんね。
そうやって正解を覚えていく感じで。
「天下無双の計略効果時間中とかだとまた優先度変わるからな」
「ふぇぇ……分かるまで時間かかりそう……><」
「大丈夫大丈夫、筆者もグチャグチャだから」
「それ本当に教えて大丈夫なんか???」
「ゴホン!!!!!次は『連携』について掘り下げるぞ」
■複数の部隊が連携する大切さ
「高武力は乱戦って言ったけど、突っ込ませてるだけだと……」
「あっ!何回も相手に突撃されて呂布が撤退しちゃった……」
「そう、相手もちゃんと処理しようとしてくるから、こっちも対策しなきゃね」
例えば高武力の部隊が乱戦していると、こちらの兵種アクションが封じられている分、
相手も乱戦している部隊を迅速に処理しようとガンガン突撃してきます。
それだと相手の流派ゲージは増える一方だし、撤退してしまうと損なので、
例えば近くに槍兵を控えさせておいて、
相手が突撃しに来たらそっちへ逃げることで突撃を回避する、
といったことが必要になります。
同じように、弓兵が撃ってる影に槍兵をうろつかせておいたり、
このゲームにおいて
複数の部隊が連携するのは非常に大事です。
英傑大戦では
「流派」の存在が試合に大きく影響することも少なくないので、
複数の部隊が連携し、相手の兵種アクションの回数を少なくさせつつ、
自分はしっかりと兵種アクションをしていけるかどうか……が
中級者から先で求められることの一つだと思うのですが、
最初のうちはまだまだ甘えてても何とかなるので、
「味方と協力して敵を倒すのは大事」というところを先ず覚えましょう。
「慣れてきたら『武田信繁には突っ込め』を座右の銘にしよう!」
「高武力の技巧弓……ってコト⁉」
「……さて、ここまで兵種アクションについて話してきたけど」
「でもなんか、『どうやってやるか』じゃなくて『しない/させない』の話ばかりでしたね」
これは個人的な考え方なので異なる意見の人も居るかもしれませんが、
兵種アクションをする事は
「自分の有利を増やす」ことに繋がることで、
最初のうちは「不利を減らす」、要は負け筋を少なくすることが求められると思います。
「浅刺し迎撃」や「最短突撃」みたいな兵種アクションの極みみたいなテクニックもありますが、
まずは構築の核が大事な時に撤退していて試合が壊れることが無いように、
各々がカバーし合い、ゲームを成立させるための兵種アクションとの向き合い方に触れてみました。
「でもこういう部分って永遠の課題みたいになることも多いンだわ」
「そうなんですか?」
「実力者たちは本当に常に槍が消えないし、相手の槍は消せてるんだよな」
「筆者は?」
「計略中に呂布が2回迎撃される」
兵種アクションの良し悪しって口で説明すると単純になりがちですが、
最初からずっとそこに居るのにとても奥が深い、
非常に不思議な存在だと思います。
難しい事ですが、大戦を面白くしてくれる要素、
言わば
「戦の華」のひとつなので
一つずつ、少しずつ身につけていって楽しめたらいいなと思います。
「ところで」
「なんでしょう」
「笹団子の作り方はどうなったんですか?」
「お前は(戦の)華より団子、ってか?!?!?!」
おあとがよろしい大戦ライフを!!!
流派ゲージがあるので乱戦が強いと思っております。
自分の流派ゲージより、相手のゲージを貯めさせない事のほうが重要です。
自分は槍消しとか下手なので、城に張り付いて乱戦してもらってます。
>ミロ(真)さん
使ってる構築とかプレイスタイルにもよるとは思いますけど、僕もどちらかと言うと相手に貯めさせない意識の方が強いですかね。逆に剣豪単みたいなのはなるべく早く兵種3付けるために自分に比重重くするのかなって印象でした。
槍出しとか槍消しとかをどうやるかって一概に言っても、状況とか戦い方に応じて色々手段があるから、人によってどれをよく使うかの比重が結構変わりますよね。初心者が覚えていく時どれから意識するべきなのかの答えはキミ自身がやってみて見つけるんだ.....!みたいな感じに結局落ち着きそうです。