おわび
かつて書いた孟嘗君の投稿で孟嘗君の効果は「対象の特技一つにつき効果時間は0.8c、武力知力はそれぞれ+1ずつ」と書いていましたが、正確には知力の上昇量は対象の特技×2、効果時間は1つにつき0.83cでした。2ヶ月前の投稿ですが、失礼いたしました。
というわけで、孟嘗君を改めて触り始めました。
前回の5枚構築では武力+8、知力+10、効果時間は9.98cでしたが、今回の6枚構築では武力+10、知力+6、効果時間9.15cとなります。6枚にした分武力が増したので、低コストメインでも結構な修正値になっていると思われます。
今回のお題は、
何故孟嘗君はスバルとのコンボを軸にした構築に収斂していくのか? ということ。もちろんスバルの入らない構築もあるでしょうが、どうもyoutubeやらXやらで調べているとスバルの死に戻りを活用したフルコン構築の方が多いように見受けられます。そして特技数を見込まれて妙玖と唐姫が採用されているパターンをしょっちゅう見かけるんですけども、
ぶっちゃけ武力1で計略も中々使いづらいカードを無理矢理入れるより、普通に使いやすいカードを6枚揃えて碧単にした方が安定して使えるのでは? という話です。
言うて晏嬰もスペックが低いだろ! と思われるかもしれませんが、こっちは一応フルコンに使えますからね。妙玖の投げ計略も悪くはないですが計略を投げる先になる孟嘗君自身のスペックが心許ないし、効果時間を2.49c伸ばすのに対して混色するメリットって割に合ってないんじゃないかと薄々思ってたんです。
そういうわけで6枚型の対戦となります。さすがに伏兵が4枚もあると初動は激烈に有利に進められるし、1部隊くらい隠し続ける余裕も出来るので見た目より1回目の攻撃はしのぎ切れる印象。
孟嘗君の難しい点は、自分が思うに3点挙げられます。
1.構築面の問題
ここはスバル入りのフルコンにするにしても、スバルを入れないにしても、有効な特技を山ほど持ってるカードは少ないのでデッキパーツはかなり限られます。
今回はフルコン抜きで再起を前提とした構築にしていますが、そうすると孟嘗君以外の計略で良さげなのを選定するのが難しい。今回の防衛時は巴御前と立見尚文で誤魔化していく方針ですが、今多枚数デッキの防衛時に強い剣心やら青紫やらを入れようとすると効果がその分弱まってしまいます。よって流行りのパーツを使おうという方針はほぼ使えません。
2.プレイの問題
よしんば構築がまとまったとして、プレイ方針がまた難しい。孟嘗君の計略1発では致命傷まで行っても落城まではいかないので、初動で雑に孟嘗君で攻めよう! みたいなことをやってもその後のカウンターで普通に落城してしまうリスクがある。
多枚数にすればワラバラ的な立ち回りも出来るっちゃ出来ますが、そうなると構築面の問題で挙がった計略を吟味しきれないことが響いてきます。そう考えると
スバルとのフルコンを狙っていく構築はプレイ方針が明確なのでプランが立てやすい、というのはメリットの一つでしょうか。
とはいえそれは対面からも一緒なので、武力の低い面々を適当に倒してしまえばフルコン失敗になってしまいます。その点スバルとのフルコンに特化しない場合は、比較的フレキシブルに動けるでしょう。良し悪しあるなあと今日思いました。
3.ライン上げの問題
これはスバル入りでも抜きでも一緒ですが、低武力の面々を撤退させずに攻城ラインの傍まで着地させるって結構大変です。
スバル型の方はどうせ1回しか攻めるチャンスが無いぶん、馬戦器を選択することでライン上げの難易度を下げることが出来るのはメリットの一つです。どうせ決まれば2回分孟嘗君の計略がかかった状態で攻められます。
その点スバルでのフルコンを狙わない場合は馬戦器を使うとなると後半戦に寄せることになるし、後半戦になるまでのらりくらり荒らし続けるのも難しい。どうしろってんだ!
まとめると、
スバル型の方が決定力がある分パーツが貧弱になり、後半に攻めると言う目論見が露呈する。
スバル抜きの場合はある程度自由にプランを組めるが、決定力はちょっと不安が出てくる。
よって、決定力がある方が嬉しい上位帯では孟嘗君はスバルとコンボさせられがちになる。
そんな感じでしょうか。
混色にするならスバルを入れてフルコン出来るようにした方が決定力が上がって良いんじゃないかなあ? と思いつつも、このフルコンをするなら他のデッキの方が安定するんじゃないかなあと思ってしまうし、孟嘗君だけで攻めるとしても半分までは削れてもそこからが遠いしで、どうあがいてもムズイです。もっと他に強いカードあるよ。
まあ割と好きなカードではあるので、定期的に思い出して使っていく予定です。