続・「琥・平安」追加武将予想
前回は↓こちら↓
武将考察の巻【その3-1:琥・平安(坂上田村麻呂)考察】
前回は史実&寺社縁起譚を中心に
坂上田村麻呂ファミリーや征夷軍など下記人物を紹介しました
坂上 苅田麻呂(父)
坂上 鷹養(弟)
※坂上 大野(子)
※坂上 広野(子)
坂上 浄野(子)
三善 高子(妻)
阿久玉姫(彼女)
延鎮(賢心)(マブダチ)
大伴 弟麻呂(先輩)
百済王 俊哲(同僚)
多治比 浜成(同僚)
巨勢 野足(同僚)
文室 綿麻呂(後輩)
※大伴 今人(綿麻呂の部下)
※佐伯 耳麻呂(綿麻呂の部下)
百済 教雲(部下)
佐伯 社屋(部下)
道嶋 御楯(部下)
霞野 忠太盛春(部下)
阿弖流為(恭順)
磐具母體(恭順)
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英雄譚ベース(田村草子など)
田村麻呂あんまりにもスゴすぎて、
当時、噂がバズって都市伝説化し、
中世には武士の権威の箔やら尾びれがついて
やがて、御伽草紙やら同人誌ラノベが作られ
浄瑠璃ミーム化&能や歌舞伎の2.5次元舞台化。
転生してないけど俺TUEEE系ファンタジー主人公になった件
鈴鹿御前

実装済。
田村麻呂ラノベの
メインヒロイン。
どうやら治安の悪い
鈴鹿山にいた女盗賊と
立烏帽子の盗賊のハナシが合体して
†第四天魔王†〜天の魔焰〜立烏帽子っ娘☆鈴鹿御前が爆誕したっぽい。
田村麻呂(田村丸・田村将軍)は彼女と一緒に
大嶽丸を退治することになる。
なお、
鈴鹿御前の登場の仕方については
旧シリーズの新世紀タムラマロと
新シリーズのシン・タムラマロで異なる。
旧シリーズでは
田村将軍が盗賊を成敗するために
鈴鹿山へ訪れると
そこに居たのは
3本の剣を巧みに扱う
美少女盗賊剣士:ロロノア・鈴鹿御前ッ!
(さらに
神通力も使える
16歳の
天女という
設定の盛りよう。)
実力は互角!バトルの中で、2人はお互いの強さを認め合う――からの
ラブコメ展開。
親愛度コミュで、
鈴鹿御前が
大嶽丸くんのストーキング行為に困ってることが判明。
2人のラブパワーで
大嶽丸を倒し、第一部・完!
めでたく2人は夫婦になり、娘:
小りんにも恵まれましたとさ――からの
鬱展開。
なんと、
鈴鹿御前は25歳までしか生きられないという天命を抱えていたのだ……。
彼女の遺品となった
3本の剣のうちの2本
大通連・
小通連は
田村将軍へ。
そして最後の1本
顕明連は神通力を受け継いだ娘の
小りんちゃんへ。
その後、後を追うように、
田村将軍も亡くなってしまいます。
全米が涙した――のもつかの間、さらに
謎展開が始まる。
【田村将軍、大通連・小通連を両手に死後の世界で大暴れ】
死後の世界だ、死後の世界だろう?
死後の世界だろうココ!
鈴鹿御前置いてけ!
困りはてた
閻魔様は、
田村将軍と
鈴鹿御前を生き返らせることにしたのでち。
その後、
鈴鹿御前は113歳まで生きたそうな……。
めでたしめでたし。
諸国で田村明神・鈴鹿明神の夫婦神として崇敬されている二人なので、
やっぱハッピーエンドじゃないとね!
一方、
新シリーズでは
田村将軍が悪鬼・
大嶽丸を成敗するために
鈴鹿山へ訪れると
そこには
大嶽丸からのストーカー行為(
毎晩ショタ化して家に来る)に悩む天女・
鈴鹿御前がいた。
鈴鹿御前いわく
大嶽丸は
大通連・
小通連・顕明連の守護バフを消さないと倒せないらしい。
そこで
田村将軍達は一計を案じる。
懲りずにショタ化して
鈴鹿御前宅に来た何も知らない
大嶽丸氏に対して
鈴鹿御前は「田村将軍とかゆうストーカーがいてぴえん。
守り刀として三本の剣貸りたみ深い」と相談。
大嶽丸は「ストーカーなんてサイテー!
大通連・
小通連全然貸すし!
顕明連だけ
天竺に置いてて今は持ってないんだゴメンね」と快諾。
翌日、
大嶽丸は「
鈴鹿御前、大丈夫か?ひどい目にあってないか?」と心配してやってくると、そこには
田村将軍が。
激戦を繰り広げるが、守護バフのない
大嶽丸はついに退治されてしまったのだった。
その後、
田村将軍と
鈴鹿御前は夫婦になり、娘の
小りんがうまれたのでした。第一部・完!
だが、物語は続く。
大嶽丸のあとに
近江の高丸という悪鬼を退治した
田村将軍夫妻がイチャコラしていると
天竺に残していた
顕明連の力で
大嶽丸が
陸奥国に復活する。
大嶽丸は
三面鬼(早虎・金丈・猪熊)という舎弟を率いて、再戦するが敗北。
結果、
田村将軍夫妻は
顕明連もゲットするのでした。
三明剣コンプ!めでたしめでたし。
大嶽丸カワイソス……
小りん(しょうりん)
田村将軍と
鈴鹿御前の娘。母譲りの神通力もち。
カード化待ったなし。今後の
琥・平安の目玉カードまっしぐら。
上記のシナリオで、三明剣の一振り
顕明連を引き継ぐ。
顕明連には持ち主が空を飛べるようになるアビリティがあり、
神通力少女☆小りんちゃんは東北までフライトしたとか。
なお、
顕明連ブレード、
朝日にかざすと
三千大千世界が見えるようになるらしい。
三千世界…はて、
どこかのアーケードゲームの最初のサブタイトルが
三千世界の波動だったな?
ちなみに……。
大通連と
小通連のほうはその後、再度打ち直され3本の剣になりました。
ひとつは
あざ丸。錣引き・
平景清の武器。
ひとつは
獅子丸。鵺退治・
源頼政の武器。
ひとつは
友切丸。
渡辺綱の
鬼丸にして、
源為義の
獅子ノ子、
源義朝の
友切にして、
源頼朝の
髭切(剣豪宝具)の由来にされている武器。
田村義道
岩手遠野バージョンで登場する、
田村将軍と
鈴鹿御前の息子。
東北では「
田村将軍が悪鬼を倒して鈴鹿山を平定した」という話と
地元での「
田村麻呂が蝦夷を倒して東北を平定した」史実とが合体。
田村麻呂が
玉山立烏帽子姫(鈴鹿御前)と
大岳丸(大嶽丸)を成敗して
その後、娘の
松林姫(小りん)と息子の
義道が誕生したと伝わる。
義道は
奥州藤原氏の祖である
藤原清衡の母:
有加一乃末陪(ありか いちのまえ)の祖とされている。
現在の平安区分は
碧が15名。
蒼が23名、
緋が26名、
紫が27名。
琥も大体20名程度になると考えると、上記に挙げた武将のほかに
奥州藤原氏の
清衡・
基衡・
秀衡・
泰衡(覚え方はき・も・ひ・やす)が入る余地はありそう。
中尊寺金色堂で有名なので
琥!という結び付けも面白そう。
以上、
鈴鹿御前・
小りん・
田村義道の紹介と、
奥州藤原氏も
琥・
平安かも?という考察でした!
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余談
田村麻呂伝説に出てくる悪鬼たちもせっかくなのでまとめてみました。
大嶽丸
悪事の高丸
悪路王(阿弖流為説)
金平鹿(多娥丸)
三面鬼(早虎・金丈・猪熊)
藤原千方の四鬼(風鬼・水鬼・火鬼・隠形鬼)
魏石鬼八面大王と妻の紅葉鬼神
上から4鬼は、同一人物というか鬼物で
阿弖流為≒
悪路王≒
悪事/悪路の高丸(タカマル)≒
多娥丸(タガマル)≒
大嶽丸(オオタケマル)なのでは……?
三面鬼
大嶽丸(二戦目)の手下。
早虎・金丈・猪熊の名がある。
虎熊童子・
金童子・
熊童子と似て非なる他人というか他鬼として参戦するか。
藤原千方の四鬼(風鬼・水鬼・火鬼・隠形鬼)
藤原千方は
飛鳥時代の陰陽師。天智天皇の時代に討伐されたが、
田村麻呂の時代に
周翁居士名義で復活。
四鬼を使役するが
田村麻呂には勝てなかったよ……。
風鬼は
ラムの
風魔法・水鬼は
水計・火鬼は火計・隠形鬼は
忍特技かな?
魏石鬼八面大王と妻の紅葉鬼神
長野県安曇野の
田村守宮が
八面鬼士大王と名乗る盗賊団を討伐した話が
田村麻呂が
魏石鬼八面大王を討伐したと改変されて伝わったもの。
魏石鬼八面大王の妻は
紅葉鬼神とされ、
金太郎の母との伝説もある。
さらに余談。
藤原利仁
田村麻呂の100年後の人物。
平安初期に
鎮守府将軍となる。
多くの武勇伝が残り、
田村麻呂のように
藤原俊仁名義で伝説化している。
しかし
田村守宮さんと同様に
田村麻呂伝説に吸い込まれがちな方。
中世の伝説的な武人4人として
田村麻呂・
藤原保昌・源頼光と並び称されることもある。