年末も年末、もう英傑大戦納めもしちゃったよ~という方もいそうな今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
なんとなく英傑大戦勢のXを見ていると、ランク分けがよろしくない! とか、初心者帯で煽られて最悪だった! みたいな話題が非常に多く、ポジティブな話題というのを見かけづらかったなあ、という寂しい印象を受けてしまう1年だったなと思います。真剣にプレイしているからこそネガい発言が増えるのも分かるし、ランク分けに問題があるというのも多分事実でしょう。とはいえあんまりネガティブな話ばっかりだと気が滅入るのもまた事実。
とはいえあんまり初心者の方が嘆いている姿を見るのもつらい所があるので、自分なりのモチベーション維持、また上達法らしきものを共有できればと思います。自分は変なデッキしか組んでいない人間ではないんだ……
自分の勝ち試合を購入して見返そう
自分がこのゲームを始めた当初からやっていたのが、勝ち試合を購入して見返すという行為。
要は勝った試合を見返して「ブヒヒ……今日の俺はローテが安定しなかったが上手い所もあるんだ……」と自己満足に浸っていたのです。
それだけ聞くとノーセンス野郎だと思われるかもしれませんが、身近に大戦をやっている友達がいない自分のような人間としてはこの工程が結構モチベに繋がっています。要は
勝ち試合とはハッピーエンドが確約された映画みたいなもんなので、良かった点を洗い出すだけでなく負け試合よりは自分のミスに向き合いやすいという利点があります。
ゲームが上手い人、いわゆる上級者からすると「いやいや負け試合から学ぶことの方が多いだろう」と思うかもしれませんが、特に英傑大戦では初心者が勝ちづらいのは事実だと思います。そして操作に慣れていないから対処し損ねました、みたいな負け試合とか見返してもしょうがないと思うんですよ。
例えば初心者帯でよくある
毘沙門が端から突っ込んできました! 頑張ってローテしてたのに鎖子黄金甲を使われました! 負けました! みたいな試合を見返して何になるんだ、と思いませんか? 「ローテが下手だった」「弓兵をもう少し入れてみようか」くらいの反省点しか出てこないし、下手な操作の結果負けた話を直視し続けるのは正直シンドイと思います。負け試合を無理に見てモチベ失せて辞めました、というのが一番良くないし。
その点勝ち試合は、見方を考えれば反省にもなるし、ぼんやり見ていても「俺結構うまくなってね?」という形でモチベを高めてくれる場合があります。今回は自分の多少恥ずかしい寄りのリプレイを下に、反省してみたいと思います。
動画から反省していくやり方(我流)
録画する動画の選び方
今回は最近使用している王齮ワラの動画ですが、録画すべきは基本的に
「接戦だったもの」が一番良いでしょう。接戦と言うことは相手の動きも良かったし、自身の動きもある程度良かったと言える場合が多く、ためになる場合が多いからです。
次点で気になるミスがあった試合、次々点で大圧勝した試合なんかも残しておくと良いと思います。気になるミスが試合中にあった試合はそこを何度も見返して検証出来るし、大圧勝の試合は効率よく「俺うめえわ……」と思えます。
まずは良かった点を探す
最初にやるべき事は、試合において良かった点を探しましょう。悪い所なんか誰が見たって分かりますが、良い所は意外と探さないと見つからなかったりします。
67c~52c頃 王齮の計略使用~攻城を無傷でしのいだ所まで
最初に槍に刺さってしまった所は反省点ですが、そこから
計略使用⇒無傷でしのぎきったというのは劣勢からのリカバリーがちゃんと出来た! えらい! と褒めるべき点です。
特に対面の畠山重忠の計略使用までは攻める姿勢を見せつつも、お市の方によって計略を重ねてきたとみたら早めに撤退して守城に入った判断は充分早かったでしょう。その後も騎馬2枚で攻城部隊3枚をスムーズに撤退させることが出来たのは、かなりお上手だったと思います。
もしあの後に畠山で無理矢理ダメージを取りに来ても、復活した部隊で凌げたはず。
40c~21c頃 王齮の2度目の計略使用~攻城阻止まで
士気差を作れたタイミングでちゃんと攻める事が出来ているのがまずエライ。そして散々刺さっている反省から呂蒙に対してのビタ止めを行ったり、王齮自身も無理に突撃を狙わず攻城を選んだ事によってリードを作れていた、というのも評価点。また些細な所だが、坂本乙女の大車輪をケアして槍を消しても終始突撃には行かなかった、というのも褒めて良さそう。もし忘れていたら敗北必至のミスになり得たため、そういうデカすぎるミスを未然に防いでいたのはえらい。
ただここはやや審議が入る所もあって、もう少し筒井順慶を早く守りに戻しても良かったのではないかというのは検討の余地がある。
08c頃 織田信勝の呪縛の小計が決まる
ここは間違いなくこの試合のキーポイント。大体重忠が走ってきた時から出来れば小計で止めたいなという考えはあって、
6c前から既に計略ロックまでしていた準備の良さは絶対に高評価。
まさか赤兎馬まで使ってくるとは想定していなかったが、それにしてもここで足を遅くしたおかげで超絶騎馬による被害を最小限に抑え、ゲームセットまで行かないように工夫出来ている。
試合全体を通して 戦場に6枚いる状態で王齮の計略を使えている
この試合全体で見ると、毎回戦場に6枚いる状態で3回王齮の計略を使えたのはとても良かった。これは普段3枚とか4枚とかでもしょうがないから使う、というようなプランが出来ていない使用例が多かったため。
また戦場に6枚いる状態で毎回使えた事で争覇を毎回相手城前に押し込めていたのも、この計略の良い所が出ています。
悪かった点、相手のベストだった可能性がある手を探す
良い点を探し終わったら、悪い点も探しに行きます。とは言っても、これは割と簡単に見つかると思います。
85c頃 大喬が無駄に突撃し過ぎて落ちた
ここは気持ちよくなって突撃し過ぎた、というのが一番よくないです。当時はおそらく流派を稼げるからやっておこうと思ったのでしょうが、振り返ると相手にも弓兵分の流派をあげているわけだし、プラスマイナスで言ったらむしろ収支マイナスである可能性すらあります。
1回だけ突撃して帰るならまだしも、2回行ったのは完全にやりすぎ。この辺は弓兵によるダメージの把握し損ねていたのも原因の一つ。
試合全体を通して 無駄に王齮が迎撃され過ぎ
試合全体を見ていると分かる通り、
要らない迎撃を食らいまくっているのは明らかに頂けません。1回目、2回目共に多分刺さらないだろう、というだろう運転が良くなかったので、もう少し槍の傍を走る時はかもしれない運転を徹底する必要があります。
また最初の攻城を無傷でしのいだシーンも、もし相手が浅刺しをしていたら? もし相手が槍を積極的に出していたら? と考えると、結構危ないシーンだったのは間違いありません。本当に万全を期すならば、一回ブレーキをかけてから接触しても充分間に合ったように見えます。
勝ったから良いけど……というタイプの反省点は、勝ち試合にも色々転がっています。
試合全体を通して 范雎と成矯の扱いが雑ではなかったか?
毎回端にぶん投げている范雎と成矯は攻城要員としての編成なのでまあ悪くは無いように見えますが、もうちょっと兵種アクションが出来ていたら良かったな……という感は否めません。一応最後の畠山重忠の計略時は頑張って槍を振ってオーラを消そうとはしているのは見受けられますけど。
あとデッキ構築の話として、
傾奇を稼ぐために1.5コスト剣豪に成矯を入れていること自体に疑問を覚えても良いかもな、と思いました。北添佶摩の方が知力が1高い分通る攻城もあるだろうし、剛剣戦法も守りで使う機会がありそう。それに対して成矯は計略を使う見込みはあまりなさそうだけども、一応士気5で号令をしのぐような使い道はあり得る。あと選ぶか知らないけども、春秋戦国戦器を使うかも? という匂わせも出来るというメリットがある。
この辺は好みもありそうな気がします。少なくとも絵が好きだし~、前シーズンで使っていたし~、なんて雑な理由で突っ込んでいるのは良くないと思いました。
個人感想戦 もし対面が重忠にお市の方を重ね掛けしていなかったらどうなっていたか?
この試合の分かれ道は最初の攻城時に対面が畠山重忠の計略+お市の方の計略で士気9を使っていた所なんじゃないか、と想像しています。もしもここで重忠だけで守ろうとした場合、ここだけで見るとこちらは士気差₋1をつけられていました。
そうしたなら、こちらの
王齮が武力と速度が速い分より攻城を狙いに行けたのは間違いありません。重忠の計略だけならもう少し攻城が入っていて、結局こちらのリードが広がっていた可能性は充分あるでしょう。
ところが後々の対面の攻城の選択肢に兪河で固まって攻城するような選択肢があったかも……とか、お市の方を使わなかった分で浮いた士気4で坂本乙女の憤激車輪戦法を使われていたらしのぎ切れたか? と考えると、
割と最初の判断の時点で負けの目が濃くなっていたかも、という可能性も一理あります。
とはいえそうなったら、
士気差をつけられた分一回分の対面の攻めを大喬でしのぐとか、范雎の計略で頑張るような選択肢もあった訳です。実際にその場面になってみないと分かりませんが、少なくとも将来似たような場面で士気差をつけられたら他の計略も使えるように準備しないとな、という心構えが出来るのは割と大きいんじゃないかなと思っています。
まとめ
とりあえず勝ち試合を録画してテキストに落とし込むと、こんな感じで反省が出来て次の試合では少しだけ動きが改善するかも……という所を繰り返せる事が伝わったでしょうか。
もし手間が気にならないなら動画形式で良かった点、悪かった点をまとめても良いでしょう。自分は動画編集をやるのは大変なので、メモ書き程度に留めています。
負けた時に反省するのがしんどいのはよく分かるので、だったら勝った時くらいちゃんと見返しても良いじゃん! というのが自分のメイン思想です。それはそれで思想が偏る所はあるかもしれませんが、もしも一個も動画などを通して反省していないならやってみても良いかもしれません。
年末年始はこたつで一人感想戦で決まり!
あと本当は上手い人に見てもらうのが一番良いです。