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新・漫画の話#12 バジリスク

by
楊狐
文士
文士
楊狐
月に一度の漫画紹介!



自分ルール六条

一、英傑大戦の武将当人あるいは関連、所縁の人物が漫画作中に登場している。

英傑大戦に参戦しいる武将を題材にした作品を主に紹介していこうと思います。


二、漫画での主人公、協力者、敵役など。作中での役割は特に問わない。
ちょい役でも劇中に出ていればOKにしましょう(判定が緩い)


三、自分が実際に購入し作品を所有していること。
何処かで無料で読んだというのは無し。必ずきちんと購入して読んで行こうと思います。
すでに所有している作品紹介も兼ねていこうと考えていますので、過去に漫画紹介されている投稿者の方と内容が被るかもしれませんが、そのあたりはご容赦ください。



四、現在コラボされている作品はあえて扱わないこと。
公式ですでにコラボされているので割愛しようと思います。


五、月に一度、必ず投稿すること。
投稿するタイミングは月の何処でも良し。ただし、いかなる状況でも必ず投稿すること。
過去に挫折した年があったため。主に漫画のネタが切れたことが原因です。


六、英傑大戦の武将から著しく離れる作品は扱わないこと。
特殊枠は無しにしましょう。必ず武将が出てくる作品にすること。





今回の作品はこちら!







バジリスク

原作:山田風太郎
漫画:せがわまさき
出版社:講談社
レーベル:アッパーズKC

あらすじ
江戸の世、天下人・徳川家康は甲賀と伊賀という忍法の二大宗家を相争わせ、十人対十人の忍法殺戮合戦の結果どちらが生き残るかによって、三代将軍をの世継ぎ問題を解決させることにした。
だが憎み合う両家にあってそれぞれの跡取り、甲賀弦之介と伊賀の朧は深く愛し合っていた。
そして……!
山田風太郎の大人気「忍法帳」シリーズの記念すべき第1作めが、卓越した技量の持ち主、せがわまさきによって漫画化された興奮の第1巻!!


単行本背表紙より抜粋





作品紹介

大戦シリーズとも関わりの深いせがわまさき先生による時代劇。
原作は山田風太郎先生。

三国志勢としては旧作でのR呂布、R馬超。
戦国勢としてはSS大島山十郎、SS直江兼続、SS柳生十兵衛。
なじみ深い武将を描いております。
※自分は戦国は未プレイなので詳しい武将性能などはわからないです。
ただし原作の漫画は知っております。


バジリスクはアニメ化もされています。
陰陽座の歌うオープニング「甲賀忍法帖」は和テイストの素晴らしい楽曲となっております。
余談ですがネットミームにもなったアレです(余計なことを書くな!)

さて、いろいろと話題になった作品でしたが、今回の武将、徳川家康と新カードである服部半蔵がこの作品中に出ております。
あらすじを読めば徳川家ががっつり絡んでいることもわかるように、徳川家康が出てこないと話が始まらないわけで。
漫画の第一殺「十対十」の1ページ目になかなかの大きさで徳川家康と服部半蔵が出てきます。
※服部半蔵は漫画では4代目、原作だと2代目らしいのですが、時代考証から漫画の方で修正を図ったらしいです。
この辺りはwikiより。

跡目を忍者の殺戮合戦で決めるというのもトンデモ設定だなと思うと同時に外連味のあるエンターテイメント作品に昇華されていることが窺えます。これは原作の山田風太郎先生、漫画のせがわまさき先生との卓越した技量による素晴らしい化学反応があったればと思います。
物語の構図もシンプルで十人対十人の死闘。
生き残るのはどちらか? そして、誰が生き残るのか?
奇抜な忍法合戦も常人を超えた術を用い、互いの術の正体を探るという忍者らしいストーリー展開があります。
この構図はのちの○○VS○○系作品に大きく影響を与えているのではないかと思いました。
時代が進んでも色あせない忍者漫画だと思います。






感想:忍者ロミオとジュリエット
上記にも記したが物語の構図は非常にシンプルで代理対戦というべき設定が土台にある。その上で登場する甲賀忍、伊賀のふたつの陣営に所属する忍者たちそれぞれの思惑が重ねられてゆく。その渦中で本作品の主人公である甲賀弦之介と伊賀の朧。敵対する勢力であるが故に悲恋へと物語は進んでゆく。
当初は奇抜かつ、登場する忍者たちの一見するとコミカルに描かれている日常も明るめなだが、巻数が進むに連れ、ひとり、またひとりと両陣営から忍者たちが減ってゆく様は哀愁が感じられ、避けられない結末へと向かってゆく。
物語が始まり、盛り上がり、静かに終わっていく様を体現できる作品だと思いました。

ちょっと、まとめてみるとしんみりした感じの感想になってしまいましたが、久しぶりに読み返してみても面白かった作品です。
現状にある○○VS○○系の漫画にある試合形式の雰囲気とはちょっと違い、両陣営が旅をしながら互いに策略を仕掛けていく様は忍者らしいと思いました。
もともと個人的に「忍者」というジャンルが好きなので、こうした忍者活劇的な話は今後もいろいろと読んでいくことができればと思います。
あと、以外とこういう系統の話だと徳川さんが悪者の場合が多い気もします。
天下人になったという一面が強調される感があるのだと思いました。
せがわまさき先生、山田風太郎先生ゆかりの漫画は他にも所蔵しているので、また紹介できればと思います。





それではまた新・漫画の話でお会いしましょう。

再見

©SEGA

©山田風太郎
©せがわまさき
©講談社
 
更新日時:2024/05/20 16:42
(作成日時:2024/04/25 16:06)
コメント( 14 )
14件のコメントを全て表示する
楊狐
文士
文士
楊狐
4月25日 22時36分

みなみさんコメントありがとうございます。
スロットをやられていた方も多いようですな。
漫画はヤンマガWebでも読めます🐘

佐伯
文士
文士
佐伯
4月25日 23時19分

場地陸遜?(難聴

楊狐
楊狐
文士
文士
楊狐
4月26日 8時49分

佐伯さんコメントありがとうございます。
場地陸遜! 
「バジリクソン」ってカタカナで書くとなんかかっこいいですな。

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