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新・漫画の話#7 パリピ孔明

by
楊狐
文士
文士
楊狐
月に一度の漫画紹介!



自分ルール六条

一、英傑大戦の武将当人あるいは関連、所縁の人物が漫画作中に登場している。

英傑大戦に参戦しいる武将を題材にした作品を主に紹介していこうと思います。


二、漫画での主人公、協力者、敵役など。作中での役割は特に問わない。
ちょい役でも劇中に出ていればOKにしましょう(判定が緩い)


三、自分が実際に購入し作品を所有していること。
何処かで無料で読んだというのは無し。必ずきちんと購入して読んで行こうと思います。
すでに所有している作品紹介も兼ねていこうと考えていますので、過去に漫画紹介されている投稿者の方と内容が被るかもしれませんが、そのあたりはご容赦ください。


四、現在コラボされている作品はあえて扱わないこと。
公式ですでにコラボされているので割愛しようと思います。


五、月に一度、必ず投稿すること。
投稿するタイミングは月の何処でも良し。ただし、いかなる状況でも必ず投稿すること。
過去に挫折した年があったため。主に漫画のネタが切れたことが原因です。


六、英傑大戦の武将から著しく離れる作品は扱わないこと。
特殊枠は無しにしましょう。必ず武将が出てくる作品にすること。



今回の作品はこちら!








パリピ孔明

原作:四葉タト
作画:小川亮
出版社:講談社
レーベル:ヤンマガKC



あらすじ
五丈原の戦いで死期を迎えた名軍師・諸葛亮(孔明)は、若い肉体に戻り、現代日本へと転生した!
渋谷のパリピ達に誘われ、たどり着いたのはダンスミュージックが鳴り響くチャラめなクラブ。
そこでシンガーを目指す月見英子と出逢い、孔明の二度目の人生が幕を開ける!


単行本背表紙より抜粋





作品紹介
過去にアニメ化、そして現在はドラマ化もされた漫画作品でジャンルは歴史上の人物転生もの。
歴史上の人物が何らかの理由で現代社会へというパターン。

パターン1 
そのまま現代へ来てしまった。現代社会に驚きつつも順応し、逆にその偉人の得意分野を生かして活躍していく。

パターン2 
死後。転生して前世の記憶を持ちながら現代社会に誕生。大体女体化する。

パターン3 
死後。転生するもなぜか若返っていて、現代社会へと現れる。やはり大活躍。

大体、こうした作品はジャンル織田信長と呼べるくらい、一時期は信長がやること多かったのですが(コラコラ)
それぐらい転生させる歴史上の人物はインパクトの強い、意外性のある方が選ばれるのではないかと思われます。
とくに知名度。ある程度の知名度があってみんなが知っている有名な歴史上の人物、歴史の授業で習ったとか、本を読んだ、ゲームで知ったなど親しみを感じられる人物。そうした共通認識が高いほうが漫画としても商業的に売れるのではないかと思います。

逆に知名度が低くても漫画作品を通して、この人はこういうことをした人だと解説し読者が学んでいく作品もあります。
パリピ孔明はそういう意味では、なかなかのチョイスだったのではと思います。そもそも諸葛亮孔明名前自体は知っていてもどんな人物なのかまでは、詳しく知らない方のほうが多いのではないでしょうか。

大戦シリーズに触れている方は孔明をご存じでも、三国志を読まれた方でないとわからない部分もあると思います。
自分も最初は中国四大奇書の一冊程度にしか知らなくて内容がどうなのかは知りませんでした。
英傑大戦を含め、三国志大戦をやり始めてから友人にいろいろと教えてもらったりして覚えた程度です。
逆に、この漫画をきっかけに孔明がどんなことをした人なのか、三国志とは何かを知るきっかけになれば幸いです。
三国志を知っている人は孔明がなぜ、現代の渋谷からスタートするのかという意外性に面白さを感じられると思います。

自分もタイトル、漫画の設定から、すごく気になって公式サイトで気づけば夢中でページをスライドさせていました。

孔明の活躍が見たい自分がいます!

※三国志大戦コミュニティ桃園より、自身の過去投稿(2021/02/07)を抜粋
若干の執筆を加えました。





感想
名は体を表す。孔明というギャップを愉しむ物語。これが一番の感想です。
桃園で紹介した当時は4巻ほどの物語でしたが、現在ではドラマ化もされ15巻という大台に乗りました。
これも軸がブレないストーリーのわかりやすさ。若きシンガーのプロデュースを三国志の軍師がやるというギャップが面白いコメディ作品でもあると思います。
三国志ファンにとってはおなじみの計略を孔明が用いて活躍する姿に歓喜していると思います。
自分もワクワクしました。

ストーリー自体はビルドゥングスロマンで英子の成長物語を軸とし、彼女の軍師として孔明が、その知謀を活かし彼女に成長を促し盛り上げていくのですが、そこに主従関係が存在するというのも変わっているなと思いました。
二人の関係性。ともすれば男女が絡むといろいろと物語のテーマや方向性が変わってくることがありがちなのですが、終始一貫して主従関係がかわらないのも読者にとって新鮮に映っているのかなと思います。
ドラマも見ているのですが、ビジュアル的に兄妹? いや、親子? 
位の年齢差もあってちょっと風変わりなマネージャーという感じに見えます。


アニメ、ドラマは放送の都合も合って結末が決まっていると思いますが、漫画の方はまだまだ続きます。
「なぜ、孔明が現代に蘇ったのか?」という謎が解かれるときが最終回だと思いますが、まずは結論を急がず英子の成長を見守りつつ、孔明の知謀を愉しむのが吉だと思いました。
今後も孔明の活躍を期待しながら読んでいこうと思います。



それではまた新・漫画の話でお会いしましょう。

再見



©SEGA
©四葉タト
©小川亮
©講談社
©ヤンマガKC
作成日時:2023/11/11 15:55
コメント( 6 )
6件のコメントを全て表示する
楊狐
文士
文士
楊狐
2023年11月11日 16時49分

さいとうさんコメントありがとうございます。
作品に関連した解説役の登場人物は必須ですが、このオーナーがまさかの三国志好きとは(笑)
これもまたギャップがあってすごい好きです!

Chaos
Chaos
2023年11月11日 17時49分

これを機に他の三国も取り上げられたり、広まってくれれば嬉しい…!
孔明がスマフォやら現代の物を見て触った時の反応を観て、今の時代に本当にいたらこんな感じなんだろうなあwというのがなかなか面白いなあと。
それと最初、ドラマ化すると聞いた時、けっこう驚きました。
ドラマでもチキチキバンバンやって欲しかった…!
それだけ中毒になるというか、何度も聴きたくなる…!

楊狐
楊狐
文士
文士
楊狐
2023年11月12日 8時56分

Chaosさんコメントありがとうございます。
三国志の作品て日本ではゲームくらいでしたな。
昔は人形劇やアニメなど、三国志を題材にした作品もテレビでありましたが、最近は見ないですからな。
三国志ブームが起きないだろうか。
現代に戸惑っている孔明も面白かったです。実写ドラマは身構えます(笑)
しかし、極端に美化されてないというか、ドラマ化に合わせてオリジナルの役とかも増えて無く、原作を中心としてくれたのが良いですな。
チキチキバンバンはドラマの最終回あたりに流れてもおかしくないかも。
中毒性のある曲ですな。

Chaos
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