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新・漫画の話#5 テンゲン英雄大戦

by
楊狐
文士
文士
楊狐
月に一度の漫画紹介!



自分ルール六条

一、英傑大戦の武将当人あるいは関連、所縁の人物が漫画作中に登場している。

英傑大戦に参戦しいる武将を題材にした作品を主に紹介していこうと思います。


二、漫画での主人公、協力者、敵役など。作中での役割は特に問わない。
ちょい役でも劇中に出ていればOKにしましょう(判定が緩い)


三、自分が実際に購入し作品を所有していること。
何処かで無料で読んだというのは無し。必ずきちんと購入して読んで行こうと思います。
すでに所有している作品紹介も兼ねていこうと考えていますので、過去に漫画紹介されている投稿者の方と内容が被るかもしれませんが、そのあたりはご容赦ください。


四、現在コラボされている作品はあえて扱わないこと。
公式ですでにコラボされているので割愛しようと思います。


五、月に一度、必ず投稿すること。
投稿するタイミングは月の何処でも良し。ただし、いかなる状況でも必ず投稿すること。
過去に挫折した年があったため。主に漫画のネタが切れたことが原因です。


六、英傑大戦の武将から著しく離れる作品は扱わないこと。
特殊枠は無しにしましょう。必ず武将が出てくる作品にすること。



今回の作品はこちら!






テンゲン英雄大戦

著:坂ノ市クバル
原作:裕本恭
出版社:コアミックス
レーベル:ゼノンコミックス

あらすじ
歴史上の英雄に憧れる高校生・尾田信長は、
ある日謎の異世界へと転移してしまう。
出会ったのは本物の織田信長。
そこは偉人や英雄たちが群雄割拠する戦国時代だった。
「織田軍の軍師になれ」そう信長に命じられ、
戦いを挑むのは天才軍師・諸葛亮孔明だった。

単行本背表紙より抜粋




作品紹介


1巻の表紙を飾るのはこの二人、織田信長VS諸葛亮孔明
コミックスの帯にもありますが「終末のワルキューレ」戦略バトル版とあるように構図も含めて既視感があるのは、同じゼノンコミックス系列の歴史群像劇漫画だからだと思います。
この作品に限らずゼノンは同じ系統の漫画がいくつかありますが、歴史オールスター、あるいはアッセンブルものという趣向をこらしたものが好きな方が編集部におられるのかなと思いました。

ジャンルとしては昔からある空想戦記もの。ifの歴史、あるいは世界を描いた物語を進化させた最新版がこうした歴史上の偉人、英傑を集めたものなのかなと思います。
こうした作品は漫画に限らず、他にもゲームなどに見られます。
……というか英傑大戦ですね(笑)

漫画のタイトルは大戦シリーズを意識しているのかな?
1文字違うだけで英傑大戦になりますし「大戦」の文字も入っている。
タイトルの由来が気になりますな。

ストーリーは異世界転移した主人公視点で語られる英雄たちの物語という感じです。
もう少しだけ具体的にさわりの1巻を説明しますと。

突然、異世界へと召喚された主人公の尾田信長妹の市子
そこへ現れるこの異世界の住人であるならず者たち…。
連れ去られる市子。そんな妹を助け出そうと勇気をもってあがき立ち向かう尾田。
その行動、姿に感動し加勢する誠の剣士近藤勇(?!)
彼は意識を失う中、異能の力を使い戦う近藤勇の雄姿を垣間見るのだった。

そして、再び意識を取り戻した彼の前には織田信長が…。
こうして出会うふたりの尾田織田
このふたりのおだのぶながを中心に物語は始まります。

異世界で織田信長というと自分はドリフターズ(※)が浮かんできます。
漂流者という意味の言葉で異世界へと召喚される条件っぽいのがありましたが、こちらは何か異世界へ召喚される条件みたいなのがあるのかな?
そう思って世界地図に描かれている英雄たちの名前を見ると、なんとなくだけど共通項があるような、ないような。
その英雄たち全員の戦いの記録をすべて記憶している英雄マニアな主人公……尾田くんは織田軍の軍師見習いという形で織田信長の配下となります。
初陣は表紙にもあるとおり諸葛亮孔明との戦いとなります。
さらに孔明の配下に五虎将がいるのですが…。
異世界五虎将というか混成英雄メンバーでした。
気になった方はぜひ、本書を手に取ってみてください。


※ドリフターズは時が来たら紹介しようと思います。
今は待て!




感想

上記でも少し触れましたが、こうしたオールスター、アッセンブルものは昔から作品としてはいくつか存在したものの、ここ近年では一つのジャンルとして確立された気がします。
特に歴史上の偉人、英傑に触れた作品の漫画が増えてきているかな?
もしかしたら大戦シリーズも少なからず影響を与えているのだとしたら……。
結構、嬉しかったりします。

何にせよ、いつの時代でもこうした古今東西名の知れた人物たちが集い、何かに興じるというのは非常にテンションが上がります。
しかもそれが自分の知識として知っている人物だったりするとより楽しさが増すのではないでしょうか。
「歴史」という学問は誰でも一度は学んでいるとは思うので、そう考えるとかなり拓けたジャンルという見方も出来ます。
そこを拾い上げてうまく作品へと昇華されたのだと思います。
なので英傑大戦もまだまだ歴史カードゲームとしての鉱脈が眠っている気がしました。

なお、今回の投稿は以前、三国志大戦のコミュニティ桃園に投稿した文章に加筆、修正をしております。
今後も過去に桃園で紹介した作品はリニューアルな感じで紹介していこうかと思います。
……手抜きじゃないよ(笑)



それではまた新・漫画の話でお会いしましょう。

再見




©SEGA
©坂ノ市クバル
©裕本恭
©ゼノンコミックス(コアミックス)
作成日時:2023/09/19 17:57
コメント( 2 )
Chaos
Chaos
2023年9月19日 18時29分

楊狐さんの投稿にコメントするの久しぶり…!
あらすじだけ読むと???になりますw(妹は市子って親はどんだけ信長好きなんだ…w)
他の巻も聞いたことある方々が表紙に載ってますな。
果たして英傑大戦にヨーロッパ勢は来るのだろうか…?

楊狐
楊狐
文士
文士
楊狐
2023年9月19日 22時4分

Chaosさんコメントありがとうございます。
こうしてコメントをいただくのも久しぶりですな!
親の視点は気づかなかった…。やはり着眼点が違いますな。
なんとなく名前のお約束な感じで自分は受け入れてしまっていた(笑)
名前は何かの伏線だとは思いたいです。
古今東西の偉人、英雄が集まっているので巻を追うごとに主人公たち以外の人物にもスポットが当たっていく感じです。
主に軍師系のもとに武将、戦士系の英雄が集まっている感じかな? 例外もありそうですが。
ちなみに最新刊は項羽VS真田幸村です🐘
個人的にヨーロッパを含む西洋勢力の追加は最初からほしかったかなと思っています。
「英傑大戦」を名乗る以上、東洋含めて西洋を入れた5勢力ぐらいの色分けでスタートだと思っていたので、過去シリーズの総集編ぽい感じのスタートはちょっと戸惑いました。
10月の大会終了後の発表待ちですが、新しい西洋の風が吹くのを期待しておこうと思います。

Chaos
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