738

周瑜を! 城に! 入れてみた! 説明!

by
壁のシミ
壁のシミ
仕上がっているとき、一番できなくなる。
そう、白兵ですね。

仕上がっているときに英傑大戦をやらなければいいというのは理想論にすぎません。英傑大戦は基本的に金がかかるので大抵のヘビープレイヤーは社会人ですし、多くのプレイが仕事終わりの延長戦として行われます。人々は既に、上司、モンスタークレーマー、顧客の無茶ぶり、〆切への焦燥、そういったもろもろの出来事により疲弊した後なのです。

そんな時、一番問題になるのが開幕です。とにかく何も動かない。
伏兵は踏まれないし、踏まれないうちに残りの奴らが撤退するし、伏兵が出てきた頃には城を取られているか残りの武将が疲弊していて各個撃破の憂き目にあうのがオチ。

特に私のデッキは開幕の伏兵が二枚もおり、コストも合計4コスト。(画像参照)



彼らが出てこなければ残りの5コストは窮地に立たされ、取り返しのつかない事態にまで発展することが非常に多く、一方でコストが低すぎて白兵してる場合ではないので相手を伏兵位置まで誘導するのも一苦労で、とにかく開幕配置がかみ合わなければ終わり! というのが、非常に心にも戦績にも悪い仕様となっておりました。

そこで、思いついたのです。

武力8の遠距離兵種が最初からいてくれたら、それはもしかして、知力11の伏兵に賭けるより安定するのではないか。


そうだ、周瑜を城に入れてみよう。

***

※※※ まずこの投稿についての注意点です。 ※※※

・伏兵の城内待機を全てのデッキにおいて推奨する投稿ではありません。あくまで『当該四枚デッキの兵種バランスや伏兵事情において』可能性を感じるという話であり、その他のデッキにおいて試して負けても私は一切の責任を取れません。
・また、このデッキにおいても単純に『私の伏兵配置や開幕読みが下手だから』伏兵城内待機の方が安定している可能性もあり、似たデッキで似たことをやって勝率が悪くなったとしても責任は取れません。
・あくまで可能性の話です。さらに言えば勝つためというよりはコンディションの悪い時の開幕で『致命傷を背負わない』ための話です。


***

さて、結論からお伝えしていきます。
周瑜の城内配置。そんなのありえないでしょう、絶対阿呆ほど負けるでしょう! という思いを一旦捨てて、7/31の途中(思いついたとき)から、相当伏兵が必要にならない限りは城内配置を続けてみた結果。

戦績は28勝17敗でした。

正直言ってここまで勝つとは思っていなかったというのが本音です。周瑜の伏兵を捨てたにも関わらず、いつも開幕城を取られている相手を無傷で追い返せたり、逆に城を取れたりした試合も多く、また、開幕の伏兵配置のかみ合わせがあまり勝敗に関わらなくなったので大変心穏やかでもありました。

まず全体として、上手くいった要因を挙げてみたいと思います。
(逆に言えばこれに当てはまらなければ周瑜は伏兵を維持したほうがいいと考えています)

〇もう一人知力11の伏兵がいた
相手の開幕の動きを制限できるのは伏兵の魅力ですが、これは半兵衛一人でも十分にこなしてくれる役割ですので、その点は困ることがありませんでした。

〇相手の兵力を削れたので残った知力11の伏兵が活きた場面が多かった
武力8弓が最初からいる、7.5コスト出た状態で開幕の白兵ができることで、兵力を削った相手に半兵衛の伏兵を当てるということができたため、知力の高い相手でも半兵衛で一枚持っていく動きが実現可能になりました。伏兵が一枚になるとはいえ、その一枚が非常に活きてくれている、というのは感じました。

〇各個撃破されない
周瑜が出てきていない場合の開幕は、3コスト槍と2コスト馬しかいません。鉄砲や弓を食らいまくった柴田が下がったあたりでようやく周瑜が出てきて突撃食らい放題になって各個撃破されてしまうというのがありがちな開幕の失敗パターンでしたので、最初から柴田と周瑜が連携して動けるというのは単純に白兵のアドバンテージでした。

以上の理由により、伏兵を捨てても開幕が安定したものと思われます。
あと効果はあんまり実感してはいないのですが、最初から弓を撃っているので、相手より流派の溜まりが早いことが多いな……とは思いました。そんなに流派フル活用するデッキを使っているわけではないので、ここはおまけですが。

まあ、そんな感じで、知力11の伏兵を二枚抱え、なおかつ周瑜しか遠距離兵種のいない四枚デッキにおいては、想像以上に選択肢としては「有」であることが、判明したわけです。

***

さて、実を言うと周瑜城内スタートは最初、物は試しだったので、どんな相手でも完全固定してやっていました。そういう中で、「この相手は伏兵あったほうが安定したなあ」という試合も、ないわけではありませんでした。そして、それはおおよそ相手の枚数に依存するように思われました。

これもとりあえず結論から言うと、周瑜を城内配置したほうがいいと思ったのは、相手のデッキが四枚と五枚(の一部)の時です。
割と結果論から逆算した話になりますが、一応の論理も付けましたので下に併記します。

【相手のデッキが三枚】
勿論相手の知力にもよりますが、殆どの場合、三枚ともコストが高いのでどこに衝突してもダメージのアドがデカいです。伏兵として置いておくのが良いでしょう。半兵衛と同じ場所に片寄せして、正解ならなんでもいいから当てる、逆から来たらステルス攻城に行く、というのがよさそうに思います。

【相手のデッキが四枚】
四枚だと大抵、伏兵を踏むためのカードが入っています。二枚伏兵にしておくと残りコストが低い関係上相手に自由に動かれ、伏兵踏み役に上手く踏まれてしまうのがオチです。周瑜は城内待機の方が安定しやすいと思います。序盤から弓を高コストに当てておけると、半兵衛の伏兵も活かせて片寄せ対応もしやすいです。

【相手のデッキが五枚】
一番悩む相手です。正直言って相手の知力と兵種次第です。相手の遠距離兵種が強いならさっきも言った通り柴田がすぐ削られて各個撃破の憂き目に遭いやすいので、城内スタートの方が安定すると思います。多分。柴田と曹仁だけでも割かし自由に動けそうな兵種なら伏兵当てに行ってもよいと思います。

【相手のデッキが六枚以上】
ワラデッキ相手だと踏まれないことの方が難しいので適当なところに置いておいても大丈夫そうです。伏兵と踏みあえば儲けものです。そもそも面で攻められると枚数不足で攻城を食らうこともあるので、1コストでもいいから伏兵をさっさと踏ませて撤退させることで数の不利を減らすのが最優先かなと思います。

と、まあ、脳内でつけた論理はこんな感じでした。
なんとなく四枚デッキ相手は伏兵が必要そうな気がしていたんですけども、周瑜城内待機を始めて一番楽になったのは四枚デッキ相手でした。それがわかったのは大きな収穫だったなと思います。

***

というわけで今回の投稿は周瑜の城内待機の可能性についてでした。
『周瑜以外に遠距離兵種がいない』『ほかに知力11の伏兵がいる』という、かなり特殊な環境下においては、周瑜城内スタートには無限の可能性を感じます。やったぜ。


(三回目くらいの昇格。基本的に周瑜を城内待機にして戦ってフリマに上がり直せた)


まあこっから大連敗するかもしれないのでアレですけどね!!!
そしたらこの記事は適当に失笑してくれよな!!!

***

こっからは深夜のノリでグダグダ書く余談になるんですけど、
柴田がめっちゃ強くなりましたね。

ていうかもともと最強カードだったのに効果時間伸ばしてしまっていいのか? 大丈夫か? 後でめっちゃ下方されたりしない? 壁のシミは訝しんだ。

さっき、周瑜城内待機で結構戦績が良かったって言いましたけど、うちのデッキ、天敵が軒並み下方食らった上に柴田と半兵衛が上方貰ったので単純にそのせいじゃねえのって言われるとぐうの音も出ないです。
体感として開幕がとても楽になったのでちゃんと効果はあったと信じたいですけど(笑)

柴田半兵衛は、コスト比武力の切なさと、無限の可能性を兼ね備えたデッキです。
私が長く続いている大戦シリーズでフリマに辿りつけたデッキは、タイガーショットを除くと柴田半兵衛だけなので、どれほどのパワーカードかはお判りいただけると思います。
この上方を機に、是非柴田半兵衛に手を出す人が増えたら嬉しいなって……そんな夢も見ています。

というわけで過去の柴田半兵衛記事置いときますね♡(ダイレクトマーケティング)

HSS<半兵衛柴田ソリューション>のススメ | 英傑大戦のコミュニティ|大戦組| (taisengumi.jp)
もしかしたら柴田の環境が良いのかもしれないという話 | 英傑大戦のコミュニティ|大戦組| (taisengumi.jp)

***

そんなこんなでそろそろお別れのお時間となりました。
皆さま、熱中症に気を付けて、良い大戦ライフをお過ごしください。

あと、私とマッチングした際には、一枚だけ変な赤いカードが見えても、周瑜が城内からスタートしてても、一切ミスではなく全部本気で勝つためにやっていることですので、全力で戦っていただければ幸いです。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

綾鷹もいいけど麦茶飲めよ!!!!!(自戒
更新日時:2023/08/14 00:25
(作成日時:2023/08/13 23:42)
コメント( 3 )
aruheno
aruheno
2023年8月14日 2時50分

記事めっちゃ面白かったです。
伏兵って兵種アクションしないし、接触するとダメージ与えるだけなので、流派を損した気分になるんですよね。
まさか自城スタートしたとは、相手も思うまい。

さいとう
さいとう
2023年8月14日 5時27分

ビシバシチャンプ!ビシバシチャンプじゃないか!
…すいません、何か変なところで興奮してしまいました。

伏兵はよく使うのですが、城内待機は考えたことがなかったです。確かに4枚相手に高コスト伏兵が踏まれず、開幕大量リード取られたことちょいちょいありますね。
今度高コスト伏兵使うときは参考にさせていただきます。

壁のシミ
壁のシミ
2023年8月14日 22時20分

>aruhenoさん
面白いと言っていただけて何よりです!
伏兵は相手からすれば非常にプレッシャーになると思うので、できるだけ当てていきたいですが、流派の問題等もあるので高コスト伏兵には早めに出てきてほしいところもありますよね。
まあ、自城スタートなんて本当はやらないに越したことはないのですがw

>さいとうさん
ビシバシチャンプの語感は癖になります()
本当は配置を上手くおいて速攻で踏ませるのが間違いなく一番なのですが、疲れて判断力が落ちているとそうもいかなかったりするので、城内待機は保険のようなものだとお考え下さい。実際にやるかはともかく考え方の参考になれば幸いです。

コメントするにはログインが必要です
シェア