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リセットボタンを押すとき

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伏龍殿の覇者
伏龍殿の覇者

はじめに
僕はデッキを作るのが好きなプレイヤーなので、ある程度好きなカードは固定しますが1日毎にデッキ自体は変えることが多いです。
ですがこのプレイ方法、稀に問題が発生します。
それは自分の作ったデッキが思ったより弱いものが連続した時や、前のデッキと次のデッキで強いデッキ弱いデッキのアップダウンが大きく発生した時です。
そういう時には多くの場合スランプに陥るため、リセット手段を踏むことになります。
以下にはそういう時のリセットボタンの押し方を記載しますが、多くの場合で個人の見解を含みます。もしスランプに陥ってしまったら独自のリセットボタンを探して押してみましょう。

1.武力を盛ろう

こういうデッキがあるとします。恐らくは「そんなに弱くはない」と思います。しかし状態が悪い時は勝ち方がそんなに分かっていません。状態が悪い時は馬は刺さり、ローテは失敗し、株は下落、彼氏/彼女には逃げられるようにできています。

そのため自分の中でキーとなる武将(上記では幾松と桂)を残して、残りは武力に傾注するように武将を変換します。
英傑大戦では比較的高武力の武将も含めて、知力と特技でバランスを取っているため武力が高い武将は全て強化戦法で全く使えないという事はありません。またその時にできる限り1コストを入れるのは避けましょう。1コストを複数積んでいる時は大体自分の力を過信しています。


どうしても不満があれば、ニ色にしてでも高武力を維持すべきだと思います。
また、不調の時は騎馬のコストを2コスト以上にするとより楽になります。
今トレンドで言えば1~1.5コストなどの比較的低コストの馬を号令に入れて、攻城役のコストを上げる傾向にありますが、負ける原因になりやすいのはミスや守城の失敗等です。

1コストの馬を入れた場合に、調子のいい時は端攻めのカバーなどで問題なく守城やローテが回せますが、調子の悪い時は避けるべきです。酒飲んで大戦するときとかも避けるべきなのですが、酒飲んでる時はそんなことを考える余裕はないので諦めて次の日に反省するべきです。

2.戦略を考え直す

こうしてデッキが出来ました。
組んでみましたが、勝ち手段があまり見えないように思えます。
負けが込んでいる時には強そうなカードを置いてみたけどなんも考えていないって時が結構多いので、事前に勝ち手段・負けパターンを考えておきます。

このデッキの勝ち手段としては、幾松と桂の計略を組み合わせて、相手の騎馬隊や主力を止めている間に端投げをしたり、忍びを生かして荒らし(ぶつかり合い以外で相手の部隊を落として試合を遅延させる行動)を行い争覇を起こす等です。
実際に同じようなデッキを使ったことがあるのですが、その時は本当に何も考えないでプレイしたので1コス馬と1コス鉄砲の攻城を1回ずつ入れ合って終わった試合がありました。三国志大戦3じゃないんだぞ

勝ち手段が明確になったことで、負けのパターンも明確になりました。
勝ち手段から見て、このデッキでは落城させるような勝ちは難しい気がしますね。言うまでもない

ここで例として、中盤で兵力十分でないのに鎖子黄金甲(大典太光世)+宿業の采配のような大味な攻めを受けたとします。
通常勝ち手段が豊富な号令・陣形デッキではそのような場合、部隊を落とさない程度に同程度の号令か超絶強化を使用し、万全のカウンターで点数を取り返すのがベターです。
ですがこのデッキの場合にカウンターで取り返せる点数はたかが知れていることが分かりました。であればこちらは同等以上の士気(桂+幾松)やこちらも戦器を含めて出来るだけ点数が低くなるように防衛をするべきでしょう。
更に詰めていけば、そこで守れるパターンは(おおよそ)以下に限定されます。
・桂
・魏延
・幾松+幾松
・幾松&魏延
・上記+戦器
雰囲気で言えば下にいけばいくほど守れそうな気がしますが、いずれにせよ戦器は増援や刀の方が良いように思えます。それはこのデッキの戦術として端に槍を投げてしまっている場合が多く、実際には唯我独尊が(有効に)使えなかったり、再起で復活する武将が最も弱い1~2部隊に限定される可能性があるからです。

そういう風にシチュエーションを限定して戦器を選択してしまうのは逆に安直のように思えますが、ここまで決めたら逆に再起を選ぶ理由を探します。
選択肢として
・火計ではあまり桂は撤退しそうにありません⇒火計でも増援で良さそうです
・ワラ相手にしても桂を含めて全滅するような攻め方が良いとは思えません⇒ワラでも増援などが有効そうです
・騎馬単相手ではこちらのデッキは有効な戦法が限られます、投げながら幾松2回や、魏延でマウントが有効そうです。騎馬単相手では計略選択次第で全滅する可能性もありそうです。⇒再起を選択してもよさそうです、または連環や馬戦器の可能性もあります。
上記から、再起戦器は安定性が高く手なりで選んでしまいがちですが、このデッキでは再起を選択する相手はかなり限定されそうに思えます。

ここまで何だか当たり前のことを書いているような気もしますが、基本的にはこれを応用していけば流派や開幕の配置が決まってきます。
ここまで来たら基本的にはオートメーションで手を動かしていくだけです、プログラミング英傑大戦

3.流派を決めよう
流派は英傑大戦で追加されたまったく新しい英傑大戦の中核を為す概念です。
これについてはそこそこ大戦をやってきましたが、新しい考え方としてまだ分かっていないことが多くあります。ですが今までの大戦観から個人的に考えているのは
「流派が異なったら、それは選択した流派間で違うデッキになる」
ということです。

これはゲームの展開や、攻防のタイミングが流派間で全く異なってしまうからです。
簡単に流派のビッグターンを挙げると
・部隊
流派1:ダメージ妨害計略の彼我の数値の増減、攻城速度、強化計略の効果時間が増えます。意図しなくてもダメージ計略が入っている状態でこれを付ければ、それだけで相手を警戒させることができます。
★流派3:特に効果が大きく、単純にコストが1上がるといっても過言ではありません。流派に依存しないデッキであれば、これがもたらすバリューは非常に大きいものになります。

・士気
★流派3:流派の中でも最も価値が大きいと言って過言ではなく、士気流派を使うのであればこれを狙います。ですが受け手側は流派2(士気2アップ)による奇襲も頭には入れておくべきです。

・城塞
★流派2:守城の精度、カウンタの速度が大きく上がります。基本的にはこれを狙うべきですが、これを選択しなくてもよい場合も多くあります。これが城塞流派を非常に難しくさせており、流派1,3のセットを選択するケースも存在しますが、そうであれば(少なくとも1個前のバージョンは数値を見る限り)兵種流派の1を最速で選択するべきだったと考えます。

・兵種
流派1:余った流派分で使用しても総計で争覇1回分に到達することがあります。弱体化により主として戦略に組み込むのは多少難しくなったものの、各流派の1の中では価値が高く文字通り試合を決める流派ではあります。
★流派2、3:兵種流派の面白い所は、流派2,3はほとんど価値が同じでありデッキに合わせて選択することでどちらでもハイレベルな流派として使用できることです。
剣豪が多く流派2であれば無士気での防衛も可能になり、流派3は武力が変わっていないのにも関わらずアクションの威力が目に見えて上がるため、戦闘の数値化を困難にしうっかり部隊が落ちてしまうなどの現象が発生します。前バージョンでは同等の流派でかつ、流派三つ分で合わせて流派1も撃てるため流派2が比較的安牌な傾向にありましたが、今バージョンでは流派1の価値が下がったため自由度が増しました。
上記は基礎知識ですが、これで何が分かるかというと例えば序盤に攻めるべきか、後半に攻めるべきかは相手の流派によって変更しなければならない時があるという事です。

まず英傑大戦ではアクションや時間の経過の他に、城ゲージが減少した場合に流派が溜まる仕様があります。
つまり序盤に流派部隊や士気を攻めた場合、流派3に到達するスピードが上がるという事ですね。お互いに攻城し合って、城ゲージが均等に5割になったとします。ですがこちらの城塞流派の3まで点灯させられるのと、相手の士気流派3が点灯してしまうのでは価値が異なります。
逆に相手の流派が城塞や兵種の場合は、遅く攻めれば攻めるほど流派2により防衛の精度が上がってしまうため、同じ士気6の号令でも奪える城ダメージの量が減ってしまいます。

具体的な例にすると、
・信玄相手に序盤士気6で攻めたら、相手は無士気で防衛、城ゲージを4割取ったけれど士気流派3を点灯され、その後風林火山三回で逆転されてしまった。
・士気12まで貯めてからフルコンをしたら、兵種流派2と士気7の近藤勇の号令だけで守られてしまった。
・部隊流派1を点灯させて、号令の効果時間が長い状態で攻めたが、適度なダメージで防がれ相手だけ部隊流派3を点灯、こちらは流派を一つ分使ってしまっているためゲームの長い時間流派2を溜めるので精いっぱいだった。
等です。

現状あまりに有利になってしまうため序盤に強い流派は部隊の流派1程度しかありませんが、兵種・城塞は中盤以降防衛(戦闘)に強く、部隊/士気は後半に逆転する力を秘めています。
流派の選択の話に戻りますが、お互いに途中で選択する関係上基本的には自分の都合8:相手の都合2くらいで選ぶことで殆ど問題はありません。ですが上記を踏まえて、もし○○を選ばれたら…という想定は予めしておくべきです。

私は配信で毎回流派分からんと言っています。そんなやつが書いてる記事が参考になるのかは分かりませんが、決めていないともっと分からなくなるのでしょうがないから読者も考えてください。

4.スタートを切る
ここまででゲーム全体の流れが想像できるようになってきました。
そうすると開幕の配置は
・自分がどれだけ城ゲージを奪えるか
・自分はどれだけ城ゲージを奪われてはいけないか
・自分/相手の流派は何か
によって基本的には決めるべきです。

どんな相手にも有効な完璧な配置というものは存在しません。完璧な文章というものが存在しないようにね。

例えば五色の采配デッキでは

両脇に槍を配置して開幕に伏兵の処理や、攻城を狙うことが多いと思います。
ですが、このデッキは

・自分がどれだけ城ゲージを奪えるか
⇒コンスタントにダメージを奪えますが、落城を目的にするデッキではないように思えます。また相手の号令が「三本の矢」や「風林火山」など強力な号令や、「暗殺剣」「三段突き」など超絶強化の場合でもそれを上回って大きく攻城できるデッキではありません。
ここではおおよそ5割の城ダメージを与えられるとします。

・自分はどれだけ城ゲージを奪われてはいけないか
⇒上記から6割の城ダメージを受けたら負ける確率が大きく上がりそうです。

・自分/相手の流派は何か
⇒自分の流派ですが、まず消去法で大逆転する必要はないので士気は無さそうです。
防衛力は欲しいですが、相手が余程騎馬単などでない限りは兵種流派より城塞流派の方が良さそうに思えます。
部隊流派でも良さそうに思えますが、水攻めがかなり有効でない限り部隊流派を選んだ場合には流派3からスタートすることになりそうです。ですが流派3まで待つのはやや逆転を狙う傾向にある気がします。相手の流派が士気で、ゲーム自体がスローになる時には相手の士気流派3に合わせて部隊流派3を使うのが有効そうですが、他の流派の相手にはやや悠長になるため、相手の流派の速度と合わせられそうなら部隊、そうでなければ城塞ミラーになったりするのが安全そうですね。

やや遠回りしましたが、まとめると
・相手が士気なら序盤から強くいく必要は無さそうだし、弓などで流派も貯められたくない
・相手が開幕に強そうならクロスカウンターを狙って両端等をすると、後半に打点が足りなくなる可能性があるので、相手の流派との嚙み合わせが重要
・打点が同程度のミラーや、天下布武などを相手にするときは両端攻めにかなり強めに出ていってもよさそう
という所でしょうか
まぁでも実際配置なんて無限に相手によって変わるしな…という気持ちもあります。そしてデッキ強度が高ければ高いほど配置で強く置けます。相手の編成に合わせて配置をしている時は大体デッキが弱い可能性があります。

5.まとめ
1~4を考えたら実際にプレイしますが、プレイすると様々な問題が発生すると思います。
自分が考えていた結果とあまりにも違う場合には想定を上方/下方修正していきましょう。また攻めづらい場合は槍、守り辛い場合は剣豪を比較的同コスト帯で簡単に置換可能です。

勿論腕が追い付いておらず、理想の結果が出ない場合もあります。その場合は想像と違ったのか?ミスプレイが多かったのか?を考え直しましょう
ミスプレイが多いデッキの場合には、デッキ強度が低い場合が多いです。調子に乗って下げた武力を上げ直しましょう。出来るなら1コストの武将は全て抜きます。キー武将を変えたら?と言われた場合にはうるせぇ俺はこのカードが使いたいんじゃいという強い気持ちで殴り返しましょう。殴らないでください。
単純にデッキ強度が十分で、ミスプレイが多かった場合は伸びしろです。次に同じことをしないだけで勝てるようになる可能性もあります。

基本的には英傑大戦では想像通りに動いた場合、試合には負けないようになっています。
もし本当に一回もミスをせずに負けたのならそれはデッキのせいですが、おおよそ考慮が不足しているか、想定が誤っている場合が多いです。
そういう時には詳しそうな人に聞いてみましょう。その時にLINEやってる?と言われたら即座にブロックします。

これが自分のリセットボタンの説明書になります。もしスランプに陥ったら自分なりのリセットボタンを探して一番勝てていたころと同じ勝率が出るように頑張りましょう。頑張ります、はい。
 
作成日時:2022/10/31 17:34
コメント( 1 )
ミミコ姉さん
ミミコ姉さん
2022年10月31日 18時24分

参考になります

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