大戦組での初投稿になります。
ヘカ樋口の名前でプレイしている一大戦プレイヤーです。
初投稿になるので簡単に自己紹介させていただきます。
大戦シリーズ自体は戦国大戦からプレイを開始。
戦国時代が好きという理由で始めてちょこちょこプレイしていましたが、大好きな
『修羅の刻』の
陸奥辰巳が参戦した事、
小少将に出会い夢路キリコ先生の大ファンになった事で完全に大戦にハマっていきました。
戦国大戦では最終的に辰巳入りの「夜叉九郎デッキ」と夢路伊達夫妻を使った「竜閃覇デッキ」を使って遊んでいました。
その後、新三国志大戦は一応始めたのですが三国志自体に明るくないためあまりハマらず、英傑大戦が始まるまではゲーセン通いからも遠のいていました。
英傑大戦は大好きな新選組が出るという事で稼働当初からやる気があったのですが、最寄りのゲーセンには置かれず、プレイするのに車で1時間以上掛けて設置店舗に行くしかないという状況が長く続きスタートダッシュに完全に出遅れました。
だいぶ経ってからやっとホームのゲーセンにも置かれて、無事に緩いながらもしっかりめにプレイできる環境が整い、今に至ります。
稼働当初から
近藤勇を軸にした「
新選組デッキ」を擦り続け、英傑大戦では剣豪メインでプレイをしています。
ざっとこんな感じです。
下手くそで家庭があるため、ちまちまとプレイをしてきましたが、やっと先日百万石に至ることができました。
ここに辿り着くまでに新選組はもちろん、様々なデッキをビルドしては失敗するを繰り返してきましたが、その中で「これは!」という自分だけの、自分にぴったりハマるデッキが生まれました。
今回はその、自分の相棒デッキである「
操覇デッキ」というものがどのようにして生まれ、そしてどのような考えでいまの形に至ったのか、そもそもどういう戦い方をするデッキで百万石まで来たのかを書きたいなと思い、筆を取った次第であります。
ここまでがすでに長い。
まずこのデッキが出来上がる前に「
風間千景」との出会いがあります。
参戦時の英傑大戦生放送を見て「この人イケメンじゃん」と当時Xでポストしています。
その後友人との店内で使ってみて、面白いカードだし強いは強いんですが、弱点も多いカードだなぁと感じました。
まず守りに強くて攻めに弱い。
毒付与の性質上、相手が城に帰るのが困難な守りでは強みを発揮できる反面、城ローテされる攻めの場面では思ったよりもそのカードパワーを押し付けづらい。
また、斬撃に毒付与があるため、城に張り付くとせっかく士気を吐き出したのにそれに見合わない活躍しかできないので、必然的に効果中はあまり城を割りに行くことができません。しかし千景は3コスト。本来なら城を割りたい重いカードなんですがそれが叶わない上に、千景のコストが重いので必然、他のカードはコストが抑え気味になりやすく、結果攻城力があまり高くないデッキになりがちです。
4枚型とかならいいかもしれないけど、「それ千景じゃなくてもっと使いやすい計略で同コストのカード使えばよくない?」という結論に至るので、千景を選ぶ必然性が薄いという印象です。
だから「身内戦で使うのは楽しいけど、いざ全国に出すのは躊躇うカード」というのが正直な感想でした。
でも頭のどこか片隅で「千景活躍させられないかなぁ」と常に思っていました。
そして運命が訪れます。
第2弾の途中追加カードにそれはいました。
「
高尾太夫」。操覇の舞いとの出会いです。
花魁が戦場で舞い、英傑たちを鼓舞するというデザインに一目惚れし、バージョンアップ当日にすぐに刷りました。
操覇の舞いは「
自分の覇気の溜まる量が増え、相手の覇気が全く溜まらなくなる」という、傾国の舞いの亜種のような効果です。戦闘面には全くプラスにならないので、上手く争覇だけでの城の割合に持ち込んで城差をつけて勝てるかというカードです。
相手に攻め立てられても覇道が全く進まなくなるため、相手に城を直接触れられない限りは城ゲージが減ることはないという状況を作り出すことができ、また逆にこちらも城に触れられずともうろつくだけで争覇を取れる可能性が増えます。
つまり千景の弱点である「
3コストが城に貼り付けずうろつくしかないので相手がスルーしやすい」というのを争覇を取りやすい強みに変えることができるというわけです。
ずっと使いたいと思ってた千景と、当時新バージョンで一目惚れした高尾太夫。この2つでシナジーが発生するのでは?というのがこのデッキの出発点でした。
上記のデッキで始めた操覇デッキ。
なんと最初の十数戦はめちゃくちゃ勝率が良く、「千景と高尾太夫は相性が良い」という認識を完全に自分の中に深く刻み、結果としてどれだけ負けが混んでも諦めず使い続けるというこだわりが生まれました。
これが悪かったと言えば、いまはそんな事ないと言えるのですが、まぁこの後の悲惨な時期を考えると後悔が無くもない…か?
この話し方で伝わるとは思いますが、結果としてこの後ボロ負けする大スランプが起こります。
その結果、デッキをコロコロ変えては上手くいかず負けまくります。
まぁ〜、本当にデッキが迷走を続けて、紫式部入りのワラ型や許攸型、鬼童丸を入れた鬼単with高尾太夫、果ては緋混色の三ツ谷型や蒼混色の時政型、玄混色の直家採用型と混沌を極めていきます。
大体いつもデッキ変えてすぐは3連勝くらいして「いけるぞこれ!」と勘違いしてから
10連敗かますみたいな事を、結構誇張抜きに
半年くらい続けます。
上記の迷走内容で伝わるかもしれませんが、途中から完全に「高尾太夫で舞い、千景で守って勝つ」という狙いから外れて、全体号令とかで普通に武力勝負に出るというおかしな方向に進んでいました。
操覇デッキと名乗りながら全く操覇を舞わず、1/7無特技の高尾太夫を戦闘に駆り出すという、迷走極まる感じでした。そのことに気づいたのが2024年2月でした。
バカ?
「ちゃんと操覇と向き合おう。初心に戻ろう」となって、ほぼ最初に使ってたのと同じ形へ戻して再スタートを切りました。
この時点で
千景と高尾太夫の勝率は3割を切っていました。
そこで向き合った当時のデッキがこちら。
簡単に言うと玉藻OUT 勝山IN。
千景の操作に最大限リソースを割こうという、まさに「高尾太夫で舞って千景で戦闘はどうにかする」というデッキに戻りました。
このデッキで少し勝てるようになり、大きく負け越すことが減って勝ち負けがトントンくらいになりました。
ただ減らした勝率を戻すほど勝ち越すことはなかなかできませんでした。
で、そんなトントン生活から大きな転換期を迎えることになる第3弾の途中のカード追加。
ここで
張良と
呂嬃と出会います。
元々川原正敏先生の漫画きっかけで張良は好きな武将だったので、「使ってみたいなぁ」という気持ちはあったのですが計略が春秋戦国向けだったので採用には二の足を踏んでいました。しかし、気分で刷ったら使いたい気持ちが我慢できなくなり、「まぁモノは試しだ」と操覇に張良を刺して使ってみたところ「
こいつが操覇の足りないピースを埋める運命のカードだったんだ!」と気付くことになります。
呂嬃は言わずもがな、1コス柵持ち、しかも欲しい槍だったのがデカいですね。
そうして出来たのが現在の操覇デッキです。
風間千景
このデッキの戦力の全て。冗談ではなく。
千景一枚であらゆる号令や陣形、超絶強化と戦わなければいけないので試合中盤で間違えて落とすと悲惨だし、渾身タイミング逃すだけでも致命的。準渾身でも体感でかなり差があるので絶対に士気を漏らすことができません。
身体に士気6のタイミングを刻むことから始めたと言っても過言ではない。
渾身のタイミングは難しいですが、上手く決めれば毒ダメージでほぼどんな武力の相手も斬撃2回で倒せます。
陣形や超絶強化みたいな「こいつ一枚落とせば相手は瓦解する」という相手には滅法強く、固まってくる号令も一網打尽にできるパワーがあります。
また足も速くなるので相手を逃さないという事以外にも、渾身の為に早めに自陣近くで打っても相手に辿り着くのが容易になったり、効果終了間際での城への生還、相手鉄砲隊からの射撃避け等、速度上昇の恩恵は大きいです。
あと、
顔と声帯が良いのでリアル士気が上がります(樋口は男です)。
高尾太夫
このデッキの肝。
無特技の1/7なので戦闘面では全く期待できません。同期の舞姫の静御前が自前で柵持ってるのなんなん…。
基本的にはこのカードが舞って、他のカードで攻め上がりつつ千景で守って勝つのがこのデッキの基本の動きです。
が、実際はそう上手くいきません。
舞姫の弱点である弓はもちろん、貫通射撃も苦手。開幕で柵を壊されたら基本的には舞わず、端攻めしたり相手の鉄砲阻止したりと仕事を切り替えます。
あと、舞姫という非常に分かりやすい相手の攻撃目標になるアイコンでもあるので、相手の動きが分かりやすくなるというのも千景と相性が良いです。千景の弱点の一つである「バラけられるとしんどい」を解消する場面は少なくないです。
相手が無視してくれるならそれはそれでありがたくて、相手が思ってるより争覇の取り合いで一方だけ無力にするというのは強力で、千景が上手く機能すれば相手は城が割れなかったなんてことも珍しくありません。
基本開幕から舞わせますけど、場合によっては終盤の城の取り合いで「あと一回覇道が進めば争覇取れて城ゲージ逆転できる!」って場面では戦場の真ん中で舞う事もあります。
これ、思惑通り事が進むと気持ち良くなれます。
舞った時と舞わなかった時では結構試合運びが変わるので、臨機応変に対応を。
張良
前述した通り、高尾太夫と千景だけでは足りなかった部分を埋めてくれたカード。それはなんと言っても「
攻城力」です。
2コス槍 無特技 7/11のスペックは伊達ではなく、戦闘面でも平均並みの武力を備えながらもこの高知力。コストを見て直感で考えるよりも攻城力が高いです。
千景を入れる事で直接的な城を割る力が低くなりがちだった操覇デッキはとりあえず高尾太夫を舞わせなければ最終的に割り負ける事が多かったのですが、こいつの登場で攻城力が大幅アップ!
高尾太夫を舞わせているのと反対から張良を走らせる事で相手に2択を迫らせる事もできます。
その場合、ほとんどの相手が即効性のない高尾太夫を放置して張良に端攻めを止めに来るのがほとんどですが、そうなると相手の城に張良を張り付かせて城際に千景を立たせて蓋をする事ができます。
これで相手が城ローテを上手に行って張良が城を割れなかったとしても、高尾太夫の舞いで争覇を数回入れる事ができ、あとは千景で守り切れば勝ちです。
高尾太夫と同じく囮の役割が大きいカードです。
それと、うちのデッキでは基本的にスペックによる採用ですが、計略も相手の構成次第ではかなり有用です。
ちょうど張良参戦時は韓信が暴れていましたが、しっかりこの計略が解答になってくれました。
千景や高尾太夫が春秋戦国ではないのでフルに恩恵を受けることは叶いませんが、それでも十分効果が発揮される相手はいるのでバカにできません。
呂嬃
柵持ち1コス槍。
この時点で舞姫デッキからしたら喉から手が出るくらい欲しかったスペック。スペックだけで採用になる性能です。
そこに反計まで持ってるわけですから1コス以上の仕事をしてくれてるのは言うまでもないです。
千景の渾身の関係で、本当に反計すると士気計算崩れる事の方が多いので実際に打つかは微妙ではあるのですが、相手からしたら反計があるというだけで動きの抑止力になるので入れ得なのは間違いない。
フィー・ラプンツェル
サブ戦闘要員、兼時代特殊戦器使用のために採用。
千景がメインで戦闘を張りますが、ラプで取れる場面も多いので縁の下の力持ち。
知力が低いので基本城に張り付く事はなく、千景と一緒に城際を歩き回って覇道を進めるのに一躍買っています。
士気4なのもありがたく、操覇を舞わないと決めた場合はこのカードで士気調整をして千景渾身3回を目指します。
計略を打った場合の火力も結構痛快なので、千景の士気管理を上手く回せないと思った場合はラプ3回か2回からの千景渾身2回が視野に入ります。
このデッキの計略使用の理想は千景3回と、高尾太夫、ラプ、張良の誰か一回です。
この士気計算で大体うまく千景の渾身3回を狙います。
始動で調整する事が多いので4(5)→6→6→6が基本の士気管理になります。
戦器:日ノ本一の陣羽織 城城速or斬×3
基本的な戦器はこれ一択で考えてます。
相手のデッキによっては茶器が選択肢に入りますが、対新田などのこちらが全滅することを想定する場合などの若干後ろ向きな採用になるのであまり選びません。
英魂は城城速がメインで、これを基本的に張良に持たせて端攻めさせます。
戦闘を重視した方が良い相手には斬撃範囲上げて千景で叩くという選択肢もありますが滅多にないです。活きる場面は多いですが、それよりも張良の攻城力を高めて視線を集中させた方が千景の斬撃を当てやすいです。
先にも述べた通り、千景は速度アップがあるので体力ミリでも帰還できる事が多いので、戦器を打つタイミングはもっぱら「
城に張り付いた張良の体力が落ちた時」になります。張良が長く居座る事で争覇の期待値を上げ、相手の攻めの時間を長く潰す事ができます。その間相手は張良一枚の張り付きに長い長い城ローテを繰り返すのでそれなりにフラストレーションが高まって、意外な判断ミスや操作ミスを誘えるので、自分で言うのもなんですがいやらしい戦い方です。
まさしく蓋をする戦い方が千景の領分なので、そのカードパワーを押し付けていきましょう。
流派:城塞
渾身入りのデッキだと
士気流派選ばないのか?って話になりがちなんですけど、上記したように自分の中では士気の使うプランが完全に出来上がってるのでむしろプランが崩れる士気流派は使いづらいんですよね。
士気上昇速度上がるのも渾身打てるタイミングを狭めてしまうのが悪手なように思います。個人的には士気6以上7未満である時間を長くすることで戦場で打つ位置の調整をしたいと思ってるのでやはり渾身とは意外と合わないなって感じてます。
城塞流派を選んでるのは何より城割り力にどうしても難が出るこのデッキにとっては流派3で終盤の逆転が狙える点が大きいです。
あとは流派2の城内強化のおかげで端投げする張良と呂嬃の回転率を上げつつ千景での守りを強化できるのもありがたいです。
千景が技巧を持ってるので2→3を結構無理なく毎回打てています。
戦闘面はお茶を濁すのが基本なので部隊流派や兵種流派で戦闘面を多少補填するよりも、お茶を濁して均衡してる城ゲージの差を広げることのできる城塞流派でほぼ一択ですね。
だいぶ長くなってしまいましたが、この他人から見たら何考えてるんだ?ってデッキで無事に百万石まで歩いてきました。もちろんこれからも使っていきます。
千景と高尾太夫ももうすぐ勝率4割に戻れそうです。
千景と高尾太夫の強さを少しでも布教できたら幸いです。
あと、これは怖い話なんですが、これ書き始めたのは
去年からで、昇格したら記事上げれるようずっと準備してたんですね←
次回、があるかは分かりませんが
「操覇と共に歩んだ『不良デッキ』って何?」を公開するとかしないとか…乞うご期待!
はじめまして。
昇格おめでとうございます。
こだわりのデッキを使い続けているの良いですね~。
べしさん>
初めまして、コメントありがとうございます!
こだわりが悪い意味でも強い方なので、頑固に変えずに来ましたけど結果がそれに伴うようになってきてよかったです!