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歴史話:薩摩の初太刀は外せ

by
王桃盗賊団
文士
文士
王桃盗賊団
どうも、王桃盗賊団の者です🍑



今回は久しぶりの歴史話なんですが…
その前に皆さん、島津豊久は獲得しましたでしょうか?🧐

効果時間がかなり長い上に瞬間移動のおかげで機動力も確保されており、超絶槍としてはかなり使いやすいカードですね👍
さすがは薩摩隼人といったところでしょうか



しかしドリフターズを読んだ事がない方の中には勘違いされている方もいらっしゃるかもしれません…
豊久のこの剛槍&瞬間移動は一見すると東郷重位と同様の示現流のチェストのように思えますが、実は示現流ではないんです❌

上で話している通り、豊久の修めた武術は示現よりも古いタイ捨流という流派です💪
示現流開祖東郷重位も実は元々タイ捨流を学んでおり、いわばタイ捨流は示現流の元ネタとでも言うべき物なんですね

ちなみに重位が島津の兵法師範となったのは忠恒の下での事であり、その頃の豊久は佐土原城(宮崎県)城主として本家とはやや離れた土地で働いていた為、上の通り「学ぶヒマが無かった」ようです🥴






そんな感じで実は豊久とは関係がない示現流ですが、まぁしかし後の時代の西郷隆盛「チェストォ!」と叫んでいる事からも明らかな通り、薩摩といえばの印象が強いですよね😎
実際江戸幕末の頃、幕府軍と相対した薩摩藩の兵は門外不出の兵法である示現流によって戦闘力面での利を得ていたようです

今回のタイトル「薩摩の初太刀は外せ」というのも、幾度となく薩摩藩士と戦った近藤勇の言葉だったりします

厳密に言うと、局長の言葉が指していたのは示現流の傍流である薬丸自顕流に対してですが、しかしどちらも本質的な部分は同じです

その本質というのがまさしく二の太刀要らず、つまり初撃に全てを賭けて打ち込むという思想です💥
示現流や薬丸自顕流に共通して雲耀(雲間の稲妻の事)という言葉が用いられており、まさしく電光石火の一撃を叩き込んでさっさと勝負を決めよ、とされているわけですね⚡
この思想の影響で、薩摩藩士は躊躇いなく突っ込んできてぶった斬ってくるわけです



また示現流が実戦的な剣術であった証左として、独特の構え八相もあります⚔️

この剣を高く構えた姿勢、これ実は結構実戦的且つ合理的です🧐
というのも、もはやこの構えからは打ち下ろす以外に手はないわけですが、それ故にむしろ迷いなく打ち下ろす事ができて精神的な優位を得られるからです

英傑大戦においても、自分の戦略がしっかりと構築されている方が迷いなく部隊を動かす事ができますよね?✋
このゲームでは如何に自身のプランを押し付けられるかが勝敗の鍵となるので、脱初心者を目指す方はまず心に薩摩隼人を飼うといいでしょう🤪

ついでにこの八相の構えからの打ち下ろしは、隊列を組んで突撃した場合に隣の味方に剣が当たる心配がないという利点もあります✌️
英傑大戦では味方の槍や斬撃は当たりませんが現実ではそうもいかない為、この隠れた利点も結構重要だったりします






そんな示現流ですが実は普通に二の太刀もあり、思ったより脳筋ではないです🙄
というか実は示現流の体系は江戸幕末期の剣術の中でも割と複雑な部類です

本当に初撃のみに特化しているのは薬丸自顕流の方で、結構ここは混同されがちですね💦
そして冒頭お話ししたタイ捨流も混同される事が多く、本来の示現流にとって重要である精神性の部分は軽視されがちです

興味が湧いた方は是非動画などを見てみてください✨
ただし大体の動画で猿叫が凄まじい為、音量には注意しましょう⚠️



今回は以上‼️
更新日時:2024/05/25 20:31
(作成日時:2024/05/24 23:11)
カテゴリ
雑談・雑感
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