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日本神話【古事記、日本書紀】分かりやすく解説に挑戦【1】

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完全超悪
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恐らく、大戦プレイヤーの殆どは戦後生まれで間違いないと思いますが、戦前は歴史を 国史・東洋史・西洋史 として学んでいました。よくよく考えてみれば、【日本史】なんて自分の国のことを学ぶのは変ではないでしょうか? 戦後、GHQによって【国史】【日本史】に書き換えられ、それまでの【国史】で学んでいた事も占領軍の都合の良いように改竄されています。2度と、歯向かわない様に牙を抜かれたワケです。【国史】で学んだ事で、世界でどの国でも自国の成り立ちを学びます。どんなに荒唐無稽でもです。以前に投稿した内容に日本は世界最古の国と書きましたが、それを知る人少なく、知る者が減り続けているのは学校では学ばなくなったからです。【国史】で学ぶ内容に日本神話が有ります。なお、日本最古の歴史書でもある古事記日本書紀が完成したのは 720年頃に当時の天皇【天武天皇-てんむてんのう-】です。今で言う、【飛鳥時代】にあたります。(神話・伝承・歌謡)を研究して、正しいことを後世に伝えるよう命じ、これをもって編さん事業が始まったと伝わります。

※いつもより長くなるので2つに分けます※


―古事記、日本書紀の内容―

日本という国は紀元前660年(建国から2680年)から存在します。

・日本がまだ出来る前の世界、高い空の上に
高天原(-たかまのはら-)という神々が生まれ住むところがありました。初めの7柱(神様の単位は人ではなく柱と呼びます。)は独神でしたが、すぐに姿を消してしまいます。その後に男女で対になる十柱(とはしら)が成ります。ある時に高天原にいる天神(あまつかみ)は下界に国を創ろうと話し合います。その結果、
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)という男神(おがみ)と、伊邪那美命(いざなみのみこと)という女神(めがみ)国を創るよう命じ、神器 天沼矛【あまのぬぼこ】 を授けます。二柱は下界を見渡せる天浮橋(あめのうきはし)から、天沼矛を下界の海中に刺し、海水を掻き回してから矛をの切っ先から雫が積み重なることで島になり、淤能碁呂島(おのごろじま)が出来上がり、二柱は島に降り立つと、天の御柱(あめのみはしら)という非常に大きな柱を建てました。そこから要約し、二柱から様々な島々をうみます。

淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、佐渡島、最後に本州を生みます。これらを【大八島国-おおやしまぐに-】と呼ぶようになります。日本の国土(大八島国)が出来ると、二柱は様々な神々を生みます。それは多岐にわたります。土の神、風の神、霧の神、川の神、木の神、山の神、泡の神など枚挙にいとまがないほど様々です。最後に伊邪那美火の神 迦具土(かぐづち)を産んだ際に、大やけどを負って死んでしまいます。

伊邪那岐
伊邪那美の死を深く悲しみ、死者の国の黄泉の国まで行き、亡くなった伊邪那美を連れ戻そうとします。伊邪那美黄泉の国の神に相談するから待っていて欲しい、その間、私の姿を見ないで下さい。と言い残します。それから待てど暮らせど返事はなく、伊邪那岐はしびれを切らし伊邪那美を探し、その姿を見てしまいます。その姿は、全身に大量の蛆がたかり、八柱の雷神が成っています。姿を見られた事で伊邪那美は怒り狂い追いかけます、伊邪那岐は大変に恐れて逃げます。色々あったものの、なんとか帰還した伊邪那岐は『私は穢れた国へ行った、禊をして身体を洗い清める』と身に着けていたものを脱ぐたびに新しい神々が成っていきます。そこから、左目を洗った時に天照大御神(-あまてらすおおみかみ-)、右目を洗うと月読命(-つくよみのみこと-)、鼻を洗うと須佐之男命(-すさのおのみこと)が成りました。伊邪那岐はこの三柱に役割を与えます。天照大御神には首飾りを渡し、高天原の統治を、月読命には夜之食国の統治、須佐之男命には海原の統治を任せます。


―続く―
更新日時:2024/03/20 23:29
(作成日時:2024/03/20 21:14)
カテゴリ
雑談・雑感
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