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歴史話:古代中国の名前

by
王桃盗賊団
文士
文士
王桃盗賊団
どうも、王桃盗賊団の者です🍑



今回は久々に歴史話という事で、テーマは名前です🧐
三国志に詳しい方ならご存知の事かと思いますが、改めてお話ししていきましょう



大抵の場合、古代中国史に初めて触れた方が戸惑うのは名前の部分だと思います🤔

例えばこの人👇🏻の場合…

一般的に広く有名なのは曹操という名前ですが、三国志を読んでいると孟徳と呼ばれる事もあり、また少し時が経って曹丕・曹叡の治世の頃になると武帝と呼ばれたりもしていますね🤔
ひとつずつ解析していきましょう



まず「曹操」というのは(いみな)です🔍
姓とはそのまんま苗字みたいなモノで、諱とは現代日本で言うところの名のようなモノですね

ただし諱に関しては忌み名という言葉の響きからも分かるように、その人を呼ぶ際に用いるのは失礼であるとされました🥺
曹操の場合も、彼より歳上である袁紹ですら直接「おい曹操」と呼び掛けたりはしません❌
小馬鹿にするような呼び方をする時ですら「阿瞞」という幼名(元服=成人する前の名)で呼んでいるのが、皆さんの中でも印象にあるのではないでしょうか



幼名呼び以上に失礼であるとされる諱呼び…
しかし中国圏は比較的姓が少ないです💦

ならばどう呼べばいいのかと思われるかもしれませんが、そこで用いられるのが(あざな)です😎
曹操の場合は孟徳というのが字であり、三国時代当時の感覚としては曹孟徳と呼ぶのが一般的だったわけですね

まぁ、官職を得た後であれば官職名、または姓+官職名で呼んだ方が丁寧ではあります🥴
黄巾の乱の頃の曹操であれば済南相、赤壁の頃であれば曹丞相と呼ぶ感じです






そして…今回ここが最も重要なんですが、武帝という呼び方は諡号(しごう)になります🧐

諡号とは王などの高貴な人物が亡くなった後、その人の功績や人となりを評して追贈される名前です👼
武帝であればそのまんま「国の為に戦った帝」ですし、文帝(曹丕)であれば「詔を多く発して世を治めた帝」となります



となると、ですよ🙄
六極の煌剣が稼働してから登場した春秋戦国時代の一部人物はこの諡号で呼ばれているという事になるんですね

⬆この斉桓公という名前も勿論諡号です👌
という字には「目印・道標になる」という意味があり、葵丘の会盟を纏めて覇者となった彼を表すに最適な言葉と言えますね



しかし、じゃあ斉桓公の生前の姓名は何なのか?というと…
よく見て下さい、書いてますよ🔎

統一名称:姜小白とね😎

これ、なんと昭襄王/楚荘王/斉襄公/魯荘公/鄭荘公にも同様に書かれています✨
ここら辺の人物の名前がごっちゃになる、または独自の愛称で呼びたいという方は、この統一名称に書かれた本来の姓名を是非参考にしてみて下さい👍

ちなみに、管仲だけは珍しく姓+字表記(いわば諸葛孔明呂奉先みたいな呼び方)ですが、これは管仲という呼び方があまりにも有名すぎる為と思われます🤔
めちゃくちゃフレンドリーに呼びたい方は諱である夷吾さんとでも呼べばいいんじゃないでしょうか✌️






というわけで、古代中国の名前についてでした🙇‍♀️
今回は以上‼️
作成日時:2023/12/21 23:26
カテゴリ
雑談・雑感
コメント( 2 )
aruheno
aruheno
2023年12月22日 7時26分

勉強になるー!
統一名称は初期から気にしてて、「時代によって名前が変わった人は同一人物なので同じデッキに入れれないようにする」システムと思ってました。

王桃盗賊団
王桃盗賊団
文士
文士
王桃盗賊団
2023年12月22日 15時14分

>aruhenoさん
基本的にはそういうシステムですが、稀にこうした小ネタを仕込んでたりしますね😎

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