606

自転車の士(四国編)

by
上兄らるな
上兄らるな
大阪から自転車で各都道府県称号を取りに行く企画 第五回!の後編

前編では尾道まで走ったので後編ではしおなみ海道を渡り、四国の都道府県称号を取りに行きます。
・・・なんか、左の膝が痛い。
カメラ背負ってたせいか結構負担かけてたかも?

走行データ(3日目)
走行データ(4日目)
走行データ(5日目)
走行データ(6日目)


2023年
9月23日 5:30頃 尾道 向島行渡船のりば

本州と四国を繋ぐ道の中で、しおなみ海道が唯一の自転車走行可能な通りだとしても、尾道と向島間だけは渡し舟で渡る必要があります。

6:06の始発で向島へ渡り、走行スタート。
いつもならスローペースで進んでいく所だけど、今日は少し早めのペースで進んでいました。

なぜなら今日の宿は久万高原であり、チェックイン時間が19:00となっているから。
約150km、混みあいそうな街中の走行もあり、最後に長い峠もあり。
だいたいこれを13時間未満で走り抜けないといけない。

なので、しおなみ海道の撮影はほぼほぼ無し!
今日もリュックに入れたミラーレス一眼はダンベル状態


8:05頃 大三島 道の駅多々羅しまなみ公園 サイクリストの聖地

朝一なのでお店はなんも開いてない。
この先の伯方島の道の駅で、塩アイスクリームをかかげて
「は か た の 塩!」って
写真撮りたい欲求をかろうじて押さえ込み、先へ先へと進んでいきました。

10時過ぎ頃にしまなみ海道を越え四国愛媛県の今治へ到着。
今治にも英傑大戦稼働店舗はあるけど、今回は西側海沿いのルートへ向かったため、ゲーセンは寄らず、
道後温泉として有名な松山へ向かいます。

ここまで走って膝の痛みがずっと気になったので道中のドラッグストアでバンテリンジェルを購入。
宿に着いたら塗りたくってやる。

松山市街に入ると、交通量が爆上がり。車も歩行者も多すぎて全然進めなくなりました。
そりゃ休日の道後温泉だしなぁ、混むよなぁ。。。

12:35頃 GiGO松山


オンライントーナメントの日で、もしかしたら席あいてないかもって不安はあったけど、全台あいてたので愛媛の士を獲得!
先を急ぐことを気にするあまり、群雄伝をとっとと終わらせたく前田慶次を城門に置きっぱなしで撮影してしまったw

隣の松屋で牛丼を一気に食って、久万高原へ向けて再出発。
ここからが峠なんだ・・・。でもここを抜けたら今日はゴールなんだ。
膝の痛みなんか気にしてる場合でもなく、ただひたすらペダルを回し続ける。
約一時間ずっと上り坂を走り続けて、サイクルコンピュータが峠が終えたことを知らせるアラームを鳴らした時は
「勝った!三日目、完!​​」
と、息切れしながらつぶやいてました。

ここから少し下った先の宿が今日のゴール。
終わってみれば15:30頃と、チェックイン時間の3時間半ぐらい早めに着くことができました。

18:30頃 夕食

塩、塩、塩。
サイクリストだったから気を利かして、塩分多めにしてくれたのだろうか?
とても助かりました。(普段からこの量の塩分を接種し続けたら多分〇ぬ)

道中で買ったバンテリンも塗りたくって、次の日に備え就寝しました。


9月24日
「くっそ寒っ!」

5:00頃、宿を出てすぐレインウェアを着て防寒対策。
この時はまだそんな寒い時期じゃなかったけど、久万高原は山に囲まれ日が昇るの遅く、朝は冷え込むようだ。

真っ暗な道を「さむいぞー!」「くらいぞー!」「こわいぞー!」「誰か人はいないのかー!」
っと、適当なことを発しながら進んでいきました。
(※狂ったのではありません。当人真面目に熊対策のためにしゃべり続けてます。)

最初の20kmは緩い下りだけど、これから向かう道のり約30kmはずっと上りで、昨日上った峠の倍!
高知へ向かうにはどのルートを通っても峠越えが必須だけど、わりとキツイ所選んでます。

路面は良いとは言えない、対面から車が来たら避けないといけないほど細い所もあるし、
なにより昨日上った峠より斜度がキツイ。
カーブごとに「戦いはここから本番よぉ」と鵜殿のセリフを吐きながら自身を奮い立たせました。
(※疲労で狂い始めてます。でもまだ正常な範囲です。)

8:10頃 地芳峠

地芳峠で四国カルストの看板を確認!
あとちょっと!目的の場所へ向かって気力で進みます。

・・・が、考えが甘かった。ここからさらに斜度が跳ね上がった。
「戦いはここから本番よぉ」「たたかいはここからほんばんよぉ」「たたかいは・・・ここから・・・」「たた・・かいは・・・」
「無理っ!」

限界がきて途中で足をついて休憩してしまった。
よくよく考えたら、知力2の俺が鵜殿の計略で回復するわけがない。
休憩を2回することになったけど、周りの木々がなくなり視界が開けついに目的の地へ到着しました。

8:30頃 四国カルスト 姫鶴平



こ れ を 見 に 来 た !

早速ミラーレス一眼を取り出し、写真を撮りまくる俺。
今回の旅にミラーレス一眼を持ってきて、わざわざきついルートを選んだ理由はすべて四国カルストで写真を撮りたかったため!
ここに来れて、ほんと良かった(感無量

1時間半ほど観光してました。
いっぱい写真撮ったけど、流石に英傑大戦と関係なさすぎるので割愛。

また来るぜ。でも次は普通に車でな。(誰か乗せてってー)

10時過ぎに再スタート。
ここからは下り(と思いきやまだちょっと激坂が残ってて一瞬絶望した)だけど、下りも急すぎて怖い。
ブレーキかけまくってゆっくり下りて行きました。

下り終えた後、R439号線を南にくだり、個人で管理しているといわれる白龍湖でも観光してました。

11:45頃 吉村虎太郎邸


写真の坂を上って奥にある家がヤッチャルニキ邸。
ただし、これからまだまだ走るし、暑いし、寄ってる余裕が心に無かった。
入口だけでご容赦を。

まだまだ続く山間を進んで、13:40頃に須崎市、ついに太平洋沿いに出た!
道の駅 かわうその里 すさきにて、鍋焼きラーメンを食べてから、r23号線沿いに桂浜方面へ。

んで桂浜付近、ルート作成した後に出発前に気付いたことがある。
「桂浜って行き止まりじゃ?」

正確には行き止まりじゃないけど、浦戸湾を渡るための浦戸橋をGoogleストリートビューで確認してみたら、
片側一車線、細い、歩道細すぎ、車の交通量激多い(特に休日)、風の影響モロに受けて下手したら倒れる。
「渡ってられるかこんなもん!」

どうしたものかと思ってググってみたら、浦戸湾を渡るための渡し舟が30分に一度来ているらしい。しかも無料。
地域の人々はこれを利用して、浦戸湾を渡っているらしいので、今回はこれを利用することにしました。

15:45頃 梶ヶ浦渡船場

ここから対岸の種崎渡船場へ。
渡し舟に乗ってる最中に渡るのを断念した浦戸橋を見上げてみた。
交通量は確認できなかったけど、そもそもこの渡船場にくるまでにも結構な交通量だったし、渡らなくて正解だったでしょう。

16:50頃 アミパラ高知店


高知の士を獲得!
この日は付近のホテルで宿泊、つけ麺屋もゲーセン近くにあったので風呂上りに堪能してました。

なかなか大変な日だったけど、一番大変な日はなんとかクリアできたし、今回は膝が痛いだけでなんとかなりそう。


9月25日
6:15頃、早めに出る必要はないだろうということで、いつもよりはゆっくりスタート。
R32号線沿いに北上していく。

この日は一つ軽めの峠を越えたらあとは下りばかりの緩いコース。
疲労も貯まってきてるのでちょうどいい感じかと。

・・・と思ってた。峠はまぁ予想通りだった。
問題は超えたあとで路面がボコボコで尻にダメージを与え続ける。
下りと思ってたらただのアップダウンの連続で少しずつ下ってるだけ。
とまぁ、じわじわと疲労の貯まった身体を痛めつけるコースでした。

峠を越えたあたりから吉野川沿いを走ることに。
この川が今日のゴールの徳島までずっと続いているのか。

9:15頃 大歩危峡

ここで観光遊覧船に乗って観光がてら写真をいっぱい撮ってた。
やはり四国の川は綺麗だなぁ。
ここ数年、何度か四国へは来てますけど、やはり川は見ておくべきです。(オススメ

三好市に着いたら、今度は東へ。
ただひたすらまっすぐ道なりに進んでいくだけ。
正直この道、同じ感じで飽きてきた(オイ

走ってて気付いたことは、徳島はいままで走ってきた都道府県の中で最も交通マナーが良い気がする。
歩行者も車もちゃんとしてる!大阪や福岡とは大違いだ。
おかげでストレスなく走ることができました。

16:00頃 アミューズメントパフェパレパレ田宮店


ゲーセン広くてどこに英傑大戦あるのか探し回ったけど、徳島の士を獲得!

あとは徳島駅周辺のホテルまで走って、休みました。


9月26日

最終日!今日は香川に行くだけ!だいたい80kmでおしまい!

余裕をもって6:00スタート。
今日も峠はあるけど200m程度の丘みたいなもん。
なんだったら、しおなみ海道のほうがキツいって意見もあるようだ。
・・・
「んなわけあるかい!」
上ってる最中に思い出して半ギレの状態で登ってました。
道は狭いけど車が滅多に来ないし路面も悪くないから、まぁ上りやすくはあったけど。。。

峠を越え再び瀬戸内に出た。
香川の県境あたりからだんだん車が多くなり走りにくくなってきました。
走りやすそうなルートを選んだつもりだったけど、細くて交通量の多い道を選んでしまったようだ。
市街ではなかなか進めず苦労しました。

10:10頃 GiGO高松


四国最後の称号、香川の士を獲得!
相変わらず膝は痛いけど、それ以外は特に問題なくここまでやってこれました。

あとは高松駅から輪行で帰るだけだけど、輪行前にはいつも風呂に入ってから帰っているので、
銭湯施設に寄って昼ごはんも堪能してから高松駅へ向かいました。

12:35頃 高松駅

ゴール!
今回の旅もこれにて終了となります。

北九州編と滋賀編では途中リタイヤとなりゴール出来なかった分、今回はちゃんと完走できて安堵しました。
無理のない走行スケジュールを組んだこと、お尻の痛み対策として色々と対処したことなど、
失敗から学んだことをちゃんとは実行に移せた結果です。(膝を痛めたのは予想外だけど)

次は九州か福井か決めかねてはいますが、ちゃんと休んでから行こうと思います。

今後の予定として、10月は仕事が忙しいので無理です。。。
去年は12月まで走れましたが最近は一気に寒くなったため今年はもうこの旅で終わりとして、春までは自宅待機かもしれません。
来月になるか、来年の春になるかはわかりませんが、これからも各地へ赴いて称号を取る予定ですのでよろしくお願いします。
作成日時:2023/10/12 07:47
カテゴリ
雑談・雑感
コメント( 0 )
コメントするにはログインが必要です
シェア