622

教えて!大戦老師!【第一章:大戦シリーズの始まり】

by
凡ゲーマー
凡ゲーマー
「・・・・・・ん~・・・
ここら辺でいいのかな・・・なんか突然来てくれって手紙貰ったかと思えば、誰もいない戦場に
場所を指定されてて・・・本当にここで合ってるのかな・・・?
・・・待っていましたよ・・・無二さん。

「・・・誰?
「・・・・・・・・・(スッ
「・・・あれ?あなたは・・・確か諸葛亮さん?
「いえ、私は大戦老師・・・あなたのような前途ある若者に、この世界の歴史を伝える者です・・・
「(・・・どっからどう見ても諸葛亮さんなんだけど・・・)
「無二さん、あなたはこの世界の歴史・・・”大戦シリーズ”と呼ばれるこのゲームの歴史を知っていますか?
「(メタい・・・)いや、どういう感じなのかは知らない・・・
「そうですか。ならばこの私がお教えしましょう・・・遥かなる大戦シリーズの歴史を・・・
「(・・・なんだろう、この空間は・・・)

「今なおその人気を不動の者としている大戦シリーズですが・・・その始まりとなったのは2005年に稼働された
”三国志大戦”でした。

「三国志・・・老師さんが出てたシリーズでしょ?
「人違いです・・・それはともかく、このゲームは当時アーケードに出ていたカードゲームのそれとは大きく異なる操作方法を携え、”自分の目の前にある盤上でカードを動かし、実際に軍を操作する”という画期的な操作方法で
当時から大きく話題を呼びました。

「いわゆるリアルタイム操作ってやつだね。確かにそういうカードゲームは今までなかったかも。
「当時から歴史題材小説として人気の高かった”三国志演義”をモチーフとし、リアルタイム・ストラテジーと呼ばれるジャンルのゲームを確立させた歴史的なタイトルだと言われています・・・ですが、このゲームが出来上がる前、すでに雛型となるゲームが出ていたのです。
「何?
「”WCCF”・・・現在はそのシリーズに幕を下ろしてしまいましたが、カードを操作して選手を動かす
サッカーゲームが2002年に稼働しており、この操作性を元にしたのが、三国志大戦だったと言われています・・・

「そんな昔からそういうゲームがあったんだね。稼働からどれぐらい人気だったの?
「WCCFから流れて来たユーザーも多かったらしく、稼働から少しの間だけでかなり多くのユーザーを集めたと聞きます。何よりあの有名な三国志の武将達を、自分で操作できるという事がより多くのコアなユーザーを呼んだのでしょうね。
さらにただカードを操作するだけではない、計略という技を使った戦術や常に動く戦場での戦略・・・
非常に頭を使うゲームなので、そこもヘビーユーザーを生み出す一因となったのでしょう。

「ふーん・・・そう聞くとアーケードゲームに新しい風を吹かせた一因にもなったんだね。
そういえば、その頃ってやり方とかルールとかは違ってたの?

「いえ、現在とあまり変わりません。
基本的には100円でカードを1枚買い、”初心の章”と呼ばれるモードでまずは操作方法を学び、次にストーリーモードとなる
”群雄伝”でCPUを相手にクリアを目指し、慣れてきたら対人戦となる”全国対戦”で頂点を目指す・・・
すでにこの頃から大戦シリーズのシステムは完成しているのです。強いて言えばこの頃は1プレイにつき1枚しかカードを
買えなかったという所ですかね。軍を完成させるには根気が必要だった時代です。

「そうなんだ・・・
「後のアーケードカードシリーズの盛況ぶりを考えると、間違いなくカードゲームの歴史を変えた作品になったと言えるでしょう。
そして本稼働から1年後、三国志大戦は”2”となり、ここから”大戦シリーズ”の歴史は始まる事となります。

「2では何が変わったの?
「・・・それは次回に話しましょう。今回はここまでとします。
「え・・・もう終わり?というか次回もここで話すの?
「次回はもう少し違う場所で話しましょう。来る時が来れば、また手紙を送りますので・・・
「あ、やっぱりあの手紙あなたが送ったんだ・・・
「では、またお会いしましょう・・・・・・(スッ
「あ・・・どっか行っちゃった・・・
 ・・・・・でも面白かったな・・・

:突如現れた大戦老師から、このゲームの歴史を教えてもらう事になった無二・・・
 三国志大戦が2となり、新たに加わった事とは?そしてそもそも大戦老師とは何者なのか?
 歴史の旅はまだまだ始まったばかり・・・・

つづく
作成日時:2023/03/26 12:33
カテゴリ
ネタ
コメント( 2 )
楊狐
文士
文士
楊狐
2023年3月28日 13時39分

WCCFからの三国志大戦!
盤面上のものを変えるだけなので、それほど新しいことを始めたという感がしなかったという当時からの大戦シリーズディレクターさんの言葉からSEGAはゲーム屋というよりも、やはり技術屋集団なのだという感想を改めて持ちました。
それでも三国志大戦の登場後は各メーカーでの後発カードゲームも散見されたので影響力はかなりあったと思います。
新シリーズ楽しみに追いかけていきます🐘

凡ゲーマー
凡ゲーマー
凡ゲーマー
2023年3月29日 16時47分

>>> 楊狐さん
いつもコメントありがとうございます。
このゲームの歴史を知るとさらにゲームが面白くなる!と思って書いてみました。新シリーズも気長にお待ちください😄

楊狐
コメントするにはログインが必要です
シェア