ついつい調べてしまった梵字の話

英傑寵臣の投稿の時に、「渡辺綱の数珠の梵字は面倒なので調べない」みたいな事を書いていたんですが、書いてしまったせいで少し興味が湧いて試しにスマホで検索してみたら１分くらいで答えが分かってしまったので投稿することにしました
気になる方は「梵字　干支」みたいな大雑把な検索でもすぐ見つかると思います
便利な世の中になったものである

まずはこちらからご覧下さい

英傑寵臣の渡辺綱

胸の数珠の梵字

まず日本の仏教系の話なのですが、十二支の干支ごとに守護神みたいなのが８種類決まってます
１２種類の干支があるのになんで８種類？となるのですが、方角です考えると分かりやすいです

北が子（ね）、北東は丑と寅、東は卯、南東は辰と巳、南は午、南西は未と申、西は酉、北西は戌と亥になります
※北東を艮（うしとら）の方角とか言うのはここから

この8方向にそれぞれ守護神が決まってます
そして、その守護神を表す梵字が数珠の梵字というわけです
８方向なのに数珠が７個なのは後で解説します

では向かって左の文字から順番に説明

読み方は「マン」
表すのは文殊菩薩
「三人寄れば文殊の知恵」のことわざの文殊の由来の菩薩で守護する干支は卯

読み方は「タラーク」
表すのは虚空蔵菩薩
守護する干支は丑と寅

読み方は「カーン」
表すのは不動明王
守護する干支は酉

読み方は「サク」
表すのは勢至菩薩
守護する干支は午

読み方は「バン」
表すのは大日如来
守護する干支は未と申

読み方は「アン」
表すのは普賢菩薩
守護する干支は辰と巳

読み方は「キリーク」
表すのは千手観音菩薩
守護する干支は子

読み方は「キリーク」
表すのは阿弥陀如来
守護する干支は戌と亥

ここでよく見ると、最後の２つはどっちも「キリーク」とかいう梵字じゃん！となります

同じ梵字でモノによっては何種類かの守護神を表すっぽくて、千手観音菩薩と阿弥陀如来は別人？ですが同じ梵字なんですね
このせいで渡辺綱の数珠の玉は8個ではなく７個というわけです

検索にかかった画像見ると、普通に梵字の数珠玉売ってる！