866

歴史話:狐伝説色々

by
王桃盗賊団
文士
文士
王桃盗賊団
どうも、王桃盗賊団の者です🍑



さて、今回は久々に歴史話といきましょう✨
テーマとなるのはこの方の関連です👇🏻

羽●狐@京さんが遂にカード化した…?(違)

…はい、絵本三国妖婦伝においては九尾の、玉藻前草子においては双尾の狐であったとされる玉藻前、通称タマさんです🦊






彼女に関しては皆さんも、おおまかな伝承はご存知ではないかと思います😎
鳥羽上皇の寵愛を受けたものの彼に病をもたらし、晴明の6代目に当たる安倍泰成によって正体を看過されると三浦義明上総広常らによって討伐された、というモノです

その後彼女の体は殺生石へと変化して周囲に毒をばら撒いていたものの、南北朝時代に玄翁和尚という人物がこれを叩き割った事で事件は収束しました🔨
この故事から、カナヅチの事をゲンノウと呼ぶようになったと、まぁそういう流れです

今年3月頃には那須の殺生石が割れた事で色々と話題にもなりましたね👍
個人的には「コロナ禍を殺生石の毒だと勘違いした玄翁和尚の御霊がもう1回割りに来た」という説が好きです🤗
ついでに英傑の毒陣形も割りに来てくれませんかね






んで、このタマさんのようなの伝説というのは世界中に色々とあります🤔

中国の妲己褒姒、インド(天竺)の華陽夫人などはタマさんと同一個体とされています👌
日本だけでも、晴明の母が葛葉という妖狐であったとする伝承、池田恒興の息子・長吉に仕えたという桂蔵坊狐の伝説、千利休の孫・宗旦に化けて茶会に現れたという宗旦狐の話などがあります🍵
そして何より、宇迦之御魂神を主祭神とする稲荷神社では狐が神使として扱われていますね⛩️



元々狐という動物自体が様々な環境に適応でき、砂漠から北極まで幅広く分布している事から、人間の文化にも色々と取り入れられたのでしょう👍
西洋ですら狐関係の伝説は多く見られており、現代人が思う以上に身近な存在だった事が分かります

人を化かしたり悪さをしたりといった伝承が多いのは、古くは子供が狐に襲われる事例が頻発していた事に由来していると思われます🤔
また、ご存知の通り野生の狐はエキノコックスが寄生している可能性が高く、肝障害などの病に罹患する危険がある事から、タマさんのようなのイメージにも繋がっていると思われます

伝承や文化の裏側を調べてみると、色々な発見があって面白いですね😎






というわけで、今日はタマさん…もとい狐の伝承に関するお話でした🙇‍♀️

歴史話をする度に言っている気もしますが、皆さんも英傑大戦で興味を持った歴史上の人物などいましたら、是非調べてみてください✨

今回は以上‼️
更新日時:2022/12/31 15:24
(作成日時:2022/12/30 00:23)
カテゴリ
雑談・雑感
コメント( 0 )
コメントするにはログインが必要です
シェア