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歴史話:歴史用語について

by
王桃盗賊団
文士
文士
王桃盗賊団
どうも、王桃盗賊団の者です🍑



今回は英傑大戦に登場している人物を例に挙げつつ、あまり一般的ではない歴史用語についてお話ししてみようと思います✋
歴史系の物語などを読んでいて「これどういう意味だろう?」と感じた単語などあると思いますので、何か他にもありましたら是非コメント欄に書いていってくださいませ

ではどうぞ👇🏻






①:嫡子と庶子と世子

これは人物の系譜を辿ろうとすると必ず登場してくる単語ではないでしょうか🤔

簡単に言うと嫡子とは正室との間に生まれた最年長の男子を指し、庶子とは正室以外との間に生まれた男子の総称です💡
そして世子とは世継ぎ、即ち父の位を継ぐ男子の事を指しますが、多くの場合は嫡子=世子となっています👌

例えば徳川家康を例に挙げてみましょう

家康の正室は、かつての彼と同じく今川家の家臣であった関口親永の娘・築山殿です👍
家康と彼女との間に生まれたのが松平信康であり、彼が嫡子且つ世子でしたが、信康は築山殿共々武田勝頼との内通を疑われて信長に自刃を命じられてしまいました☠️

家康と築山殿の間に他の男子はいません❌
家康の次男である結城秀康は側室・お万の方との間の子ですが、秀康は秀吉の下に養子に出されていました🤔
結果的に側室・お愛の方との間の子である秀忠が実質的な世子となり、後に将軍職を継ぎました

まとめると…
✔️:当初の嫡子は信康
✔️:秀忠は庶子だったが世子になった
という関係になります👍






②:皇位の継承と禅譲

次に皇位についてのお話です👑
皇位は継承するパターンと禅譲するパターンがあり、中国史・日本史においてこの2つはハッキリと区別されているので覚えておきましょう😎

継承とは、そのまま前任者の血縁者が皇位を引き継ぐ事です👍
日本の天皇家は一家系で延々と継承され続けている世界史上最長最古の系譜だったりします

一方で禅譲とは、血縁者以外が皇位を継ぐ事を指します🤔
三国志において最も有名なのは献帝から曹丕への禅譲でしょう

一般的に禅譲が発生すると前王朝の滅亡・次王朝の成立という形になる事が多く、政治体系や国名すらも変化したりします(漢→魏など)

この継承・禅譲については、歴史上度々トラブルを起こしています🥴
例えば、前皇帝が皇位を禅譲する意志を示しながら後継者を決める前に崩御した事で、後に後継者を自称する者達が乱立し国が分裂する事態を招いてしまったマケドニア🇲🇰などが有名でしょうか






③:正史三国志と三国志演義

この2つに関してはご存知の方も多いとは思いますが、三国志の人物の出典元は大きく分けて3種類あります🤔
「え?上の2種類じゃないの?」と思われるかもしれませんが、まぁ聞いてください👂

まず正史三国志とは、三国時代の直後である西晋の時代に編纂された書物です🖊
の役人である陳寿が編纂したモノですのでややに寄った表現がされているものの、やはり近い時代に書かれただけあって史実的な信憑性は高いとされています👌
皆さんの知る多くの武将はこの正史からの出典です

次に三国志演義とは、三国時代から1000年以上後のの時代に書かれた説話集です🤔
現代に平安時代の話を書くようなモノなので、ぶっちゃけ演義は最も有名な三国志の二次創作というイメージでいいかと思います🥴
ここが出典の最も有名な人物は貂蝉でしょう


最後3つ目がその他です🙄
雑な言い方ですが、三国志演義にすら登場しない、その他の書物でのみ言及がある人物が一定数存在する…と覚えておくといいでしょう🤓

⬆この4人は全員出典が異なっており…
✔️:諸葛果は明の時代の歴代神仙通鑑
✔️:我らがお頭・王桃は明の時代の花関索伝
✔️:花鬘は清の時代の京劇・龍鳳巾
✔️:関銀屏1986年に出版された小説三国外伝
…がそれぞれ元となっています

これだけ出典元が違っているという点を把握しておかないと、整合性が取れずに歴史を曲解してしまう原因となりますので注意しましょう⚠️







というわけで今回は、歴史用語についてお話ししてみました🙇‍♀️

他の方に人物紹介する際に色々と説明がややこしいので、一度まとめてみた次第です🥴
今後もこうした用語については時々まとめてみようかと思います

今回は以上‼️
作成日時:2022/11/24 00:17
カテゴリ
雑談・雑感
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