「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
という言葉があります。
肥前国第9代平戸藩主、
松浦清の言葉(随筆集『甲子夜話』の中の一節)だそうです。
負けてしまったとき、「相手のほうが上手かった」という短絡的な思考になっていないでしょうか?
大戦シリーズでも、負け試合を見返して「なぜ負けたのか」の分析を詰め、原因を探ると勝率アップに結び付きやすいように思います。
自分の思考整理のついでに、自分の考え方を順を追って書いていきます。
順番は「自分の力でどうにかできるかどうか」が基準で、①→②→③→④の順に考えています。
自分要因:
①試合プランが効果的でなかった
②操作ミスした
③自分のデッキが相手のデッキに対して対抗手段が無かった
相手要因:
④相手が上手くプラン通りに実行させてもらえなかった
最初のうちは「よくわからないけど負けた」となりがちなので、参考になれば。
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自分要因:
①試合プランが効果的でなかった
カウンターが強い相手に対して攻めすぎてカウンター負けした、
増援戦器を選ぶべきだったのに再起戦器を選んだ、
士気流派を選ばないと士気が回らない相手に対して部隊流派を選んだなど。
自分と相手の勝ち筋・負け筋を考え、試合プランに落とし込めないと負けやすい。
対策:
・マッチした時点で相手の戦術を想定し、それに対しての勝ち筋・負け筋を考える。
→考えた通りに実行し、安定して勝てればOK。効果が薄ければ原因を分析して改善する。
→相手が苦手なことが分からない場合、実際に使ってみると分かりやすい。
②操作ミスした
攻めるときに迎撃されたり、止められる攻城を通してしまうなど。
相性がいくら良くても単純なミスをしてしまうと、それが原因で負けてしまうことがある。
リスクリターンを常に考えること。
対策:
・操作するときは安牌を取る
→槍が出そうな時は突撃しない、守城ミスして部隊を落としそうならスルーするなど。
③自分のデッキが相手のデッキに対して対抗手段が無かった
マッスル構築の号令でダメ計にまとめ焼きされた、妨害がいない騎馬単で呂布に殲滅されたなど。
メイン計略に構築を寄せすぎていたり、サブ計略が機能してない、そもそもデッキパワーが低いとなりがち。
対策:
・開幕戦器から守り勝ちなど、正攻法で勝てないなら奇襲で勝てないか考える
→あらゆる方法を考えたうえで、どうしても勝ち筋が見えない場合はデッキを修正する。
→流行りのデッキを仮想敵として考えたとき、ほとんどに不利がつくならそもそも軸がまずい。
相手要因:
④相手が上手くプラン通りに実行させてもらえなかった
騎馬単相手でビタ止まりから槍を消されてぐちゃぐちゃにされたなど。
割とどうしようもないことが多い。相手を認め、素直に諦めよう。
対策:
・単純にスキルを上げる
・スキル差を誤魔化せるデッキを使う
何事も人のせいにするのは楽ですが、まずは「自分に非はなかったか?」を冷静に・客観的に考えることが大事です。
自分が全て悪いんだと思い詰めるのもそれはそれで良くないですが。ほどほどでいきましょう。
負けても「ああすれば勝ててたなぁ or こうすれば勝てそうだな、次は勝つ!」と楽しめれば中級者の仲間入りです。
自戒の念を込めて。
初めまして。
自分もこれらを考えるようにはしてたつもりですが、こうして見てみると、まだまだ考えてたつもりで考察不足なところがあるなと痛感しました。
ためになる記事ありがとうございます。
>ゲボタン さん
読んで頂きありがとうございます。
シリーズ経験者と未経験者の大きな違いは何か?と考えたときに、なぜ負けたかを正しく認識できるかどうかが大きいなと考えて書きました。(ランカー配信者の方も負けたときに〇〇がダメだったなぁーとすぐ分析してますし)
あと、プレイ数が少なくても上手い人は他の対人ゲームで身についてる感はありますね。