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英傑大戦専用のオリジナルデッキケース2作目を作る 3

by
ettol
ettol
はい、どうもettolです。
だいぶお久しぶりのpart3です。


ちなみに前回の投稿はこちら

というか、part2までの話を既に全員忘れていることと思いますのでこれまでの概要
・オリジナルデッキケースを作るぞ!
・コンセプトが決定したぞ!アクリルを使った綺麗な奴だ!
・レーザー加工機で試作品を作ったぞ!たのしー!
・もっと完成度を高めるため、俺たちの戦いはこれからだー

という感じです。

前回2月の投稿からも継続してちょくちょく試作を続けておりました

今回はとりあえず完成の目途が立ちそう?というところまで来れたので投稿します。


○最大の難関
この7か月、何に躓いていたかというと、接着方法に手こずっておりました。
アクリルの接着はホームセンターでアクリサンデーの「アクリル樹脂用接着剤」が販売されており
当初はそれを使って接着していました。

試作段階ではこれで十分接着出来ていたのですが

どうにも、接着面の見栄えが悪い、という課題が残り続けておりました。



接着面がガビガビになってるのが分かると思います。





youtubeやwebなど、色々検索してみると、アクリルの接着って結構難しいみたいですね
プロは接着剤を独自に調合して、湿度や気温にも気を使いながらやっていく事が求められるようでして・・・
素人が適当にやると、接着剤が溢れてアクリルが白化してしまったり、接着面に気泡がはいってしまったり、十分な強度がでなかったり

正直素人にはお手上げだったんですが、それでも経験を積み重ねて、手順を最適化していけばなんとかなるんじゃないかと試行錯誤を続けておりました。


が、ダメ

本当にダメ


どれだけ工夫しても写真のとおり、接着面が均一にならず掠れた模様となり、気泡も沢山発生してしまいます。

まぁ、これは今作成しているデッキケースが特殊な形状をしていることも一因としてありそうですね。





○接着方法の探求

ということで、アクリサンデーの接着剤以外の可能性について試作を続けてみました。

まずはUVレジン、これでも接着が出来るとのことでした
最近では100均でUVレジンとUVライトを購入する事が出来るということで、手軽に入手できました。
(ちなみにUVライトは本来付け爪を硬化させる目的の製品らしい)




たしかに、綺麗に接着出来ました。
が、非常に接着力が弱い。
少しだけ力をこめるだけで、パキッっとパーツが分かれてしまい、これでは使い物になりませんでした。


つづいて、アクリル接着剤で気泡が出来にくいと評価されている、キレークレという製品も購入してみました。
(この100mlの瓶一つで1万3000円という・・・。購入するとき手が震えました。)






たしかに、キレークレはアクリサンデーよりも接着面が綺麗になったと思います。
ただ、それでも気泡などが見受けられ、満足のいく成果は得られませんでした。

あぁ、無念


キレークレにしろ、アクリサンデーにしろ、接着剤を流し込んだ後は、ある程度圧着させるのが望ましいということで
ホームセンターで部材を見繕って写真のような器具を作ってみたり

一定の効果はありましたが、完全に問題を解決してくれるまでには至らなかったですね




で、その他にもホームセンターで販売されている接着剤は様々な種類を試してみました。
が、どれも十分な結果を残してはくれませんでした。

うーん、これは多少接着面が汚くなったとしても妥協するしかないかもなぁ、と諦めかけていた9月中旬
出した結論は「接着しない」というものでした。


主要な部分だけは接着し、大きな辺は接着を省略する。そうするとそもそも接着していない部分は綺麗で見栄えが良くなります。

赤:接着する部分
青:接着しない部分
(これまでの試作では全部接着していた)


そもそも、アクリサンデーの接着剤は見栄えが悪いものの、接着力については申し分無く強力でした。
なら、目が付きにくい部分を接着し、目に入りやすい部分は接着しない

なんという結論か、、、という感じですが、強度的には問題なさそうでしたので、この方法を第一案として試作を続けていこうと思います。




○デッキケースの設計修正

以前写真にのせたデッキケーズの図面をさらに改良していきました。

まずは、正面から見える部分にはなるべく接着面を見せない構造として、見栄えが良くなるよう工夫しました。

また、初期試作品を友人に見せたところ、窪みにも2種類の段差を付けた方が扱いやすいという意見を頂きましたので、写真のとおり、工夫してみました。





その他、ここでは書ききれないほど細かい、こまかーい修正を沢山加え、今の設計図にたどり着きました。


おそらく後1回ぐらい修正を施せば完成形になるんじゃないかなと。




○今後について

ひとまず、図面を完成させて、再度試作を作ると同時に
綺麗に制作するための手順を確立させていければなと

これが出来、満足の行くデッキケースが制作できるようになったら
いくつかBOOTHとかで出品してみるのもいいかもですね。


でわでわ、なんとか今年中には完成させたいですねぇ

 
更新日時:2025/09/21 04:08
(作成日時:2025/09/21 04:03)
カテゴリ
雑談・雑感
コメント( 2 )
ぺぺれけ
ぺぺれけ
9月22日 12時7分

素晴らしい工夫ですね(  ̄▽ ̄)
工作は何歳になってもワクワクします。

ettol
ettol
9月24日 22時58分

>ぺぺれけ
ありがとうございます。
素人なりにあれこれ試行錯誤するのは楽しいですね!

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