古くからの大戦勢の方はよく話題に挙がる全盛期の関羽とか全盛期の島津家を知っていて、英傑大戦で再登場した彼らのカードパワーが後続のカードたちに抜かれていくことを嘆いているのでしょうか。しかし元CoJ勢の自分からすると、もっと思う所のあるカードがあるわけです。
全盛期の魔天ルシファーというか、CoJ時代の魔天ルシファーはそりゃもうすごかった。
英傑大戦で言えば城ゲージが75%くらい残っているにも関わらず、ルシファーを出してから攻撃すれば突然武力が20くらい上がって守城されても攻城が通っちゃうような効果を持ってたんですからね。
何ならうっかり盤面を更地で返したら突然死もあり得るようなハチャメチャなカードで、自分が紫単というデッキを通してカードゲームが好きになるきっかけを作ったカードと言えます。当時の紫デッキの脇を固めるカードもそれぞれ強力で、それらのケアをしながらちらつくルシファーをケアし続けなければならないというのは結構なストレスを相手に押し付けていたと思います。自分は楽しかったんですけど。
それに比べて英傑大戦のルシファーは随分大人しいもんだと思います。旗陣形みたいに環境を壊すことはありませんでしたが、逆に言えばそこまで輝く機会も無く、一定の使用層がいる感じのカードに留まっている印象です。
第5弾で追加された二コラ・フラメルは多枚数の紫デッキにおける防衛手段として有効で、多枚数ルシファーにおける守城担当としての仕事を充分果たせるカードと言えます。
そして何進は、紫において貴重なそこまでデメリットなく使える全体強化で士気4という軽さがありがたい。ただでさえルシファーは士気9も使ってしまうので、攻めにルシファーを使おうと思ったら相応に軽い計略で初手の攻めをこなさないといけない。その点、何進はルシファーにとってのナイスサブカードになれる可能性を秘めていると思います。
そこまで考えて何でこんなことを書いているのかと言えば、
普通に新田義貞に破壊されてしまったからです。
元々CoJの紫も紫ゲージという固有のゲージを使って何かするデザインだったんだから、色はヘンだけど琥で同じこと出来なかったかな~とか思ってしまいます。その上魔天ルシファーで士気9使って勝つって中々難しいんですよね。同じく渾身で士気9使うなら今だと足利尊氏の方が分かりやすく強いじゃないか、という感が強いです。何度も復活されたら商売あがったりなのは何となく分かるけども、ルシファーは1回制限があるから2回使うプランも取れないのもつらい。
全盛期を知ってる者からすると正直「お前もうちょっと強かっただろ……」と思ってしまう所です。まあ他のカードもぼちぼち試しながらやっていきます。
今の俺にとっての魔天ルシファーは大掾維茂だよ。
琥デッキが嫌われる原因というのは、やはり相手できるデッキがある程度限られるのがあるでしょう。中盤で一気に勝負をかけることが出来るならこの動画のようにワンチャンスで落としきることも狙えますが、そういうことが出来ないデッキの場合はかなり勝ちづらくなってしまうのは苦しいところだと思います。
対面が多枚数の場合素のスペックで上回っているので、無理に号令を使わないで柵を割りに行くことが出来たり、相手が出てくる前にあわてて計略を使わなくても良かったりするのもメリット。