最近ようやく気付いたんだよね。
タイガーショット、実装されてないって。
***
前作にあったカード、2.5コス槍のタイガーショットが好きだ。というと英傑大戦からやってる人には何がなんだかわからないだろうから計略の詳細を書くと、「5cくらい溜めたあとに武力+10に加えて強制前進し、敵城に触ることができたら敵城に直接24%のダメージを与える超絶強化・兼・計略攻城」である。これに士気4で撃てる強化計略を持つ2コスト槍を加え、士気6から両端攻めするデッキが大好きだった。名を「守護神タイガーショット」という。
あ、ちなみに使用者は私含め二人でした。
いやもう一人いたの奇跡だからね。褒めて。これが、全力の布教の成果です。
詳細が知りたい人は前作の大戦組に当たる桃園に死ぬほど記事を書いているので、読んでみてくれ。最低限、前提として「タイガーショット」と「鉄壁の守護神」の性能は知っていただく必要はあるけど……。
https://3594t-touen.jp/posts/32054
https://3594t-touen.jp/posts/118057
https://3594t-touen.jp/posts/160234
閑話休題。英傑大戦では当然、こんな
意味不明な謎の計略は実装されていないので、今までは推しを入れたデッキを使ってモチベを保ってきた。けれど、だいぶそれも煮詰まってしまい、ちょうど旅人に到達したのもあって、探すことにした。ジェネリック守護神タイガーショットデッキを。
さて、結論から言おう。
あった。
ジェネリック守護神タイガーショットは……アマゾンの奥地に存在した!! どんどんぱふぱふ!!
百聞は一見に如かず。
これがジェネリック守護神タイガーショットだ!!!
タイガーショット:晏嬰
タイガーショットに求められるものはなんだろう? 色々あるが、一番は「先打ち可能であり、相手に対応を強いる」ところである。そういう視点で考えたとき、意外にも白羽の矢が立ったのは、晏嬰だった。
自城際で打ち、ラインを上げるほど武力の上がる計略。効果時間もタイガーショットと同等で、仕様上殴り合いにも持ち込みやすい。理屈は上手く言えないのだが、こいつはタイガーショットだ。どう見ても、タイガーショットなのである。私の魂がそう言ってる(フィーリング)。
彼がタイガーショットである理由はなんなのか? それは永遠の謎だ。計略内容を読んで、タイガーショットに似てる!と思う人はいるまい。私も思ってない。これは結局、「私がタイガーショットに何を求めていたのか」という根源的な問いだ。いつか解ける日がきたら、それをもとに新たなタイガーショットが見つかるのかもしれない。……何言ってんでしょうね?
鉄壁の守護神:高順
タイガーショットが晏嬰だとして、守護神タイガーショットはタイガーショットと鉄壁の守護神という計略による両端攻めを行うデッキだ。当然守護神役もほしい。
最初、私はこれを、両端槍のどちらかだと考えてパーツを模索していた。しかし、それは誤りだったのだ。考えてみれば「晏嬰がタイガーショット」なんだから、晏嬰の効果で両端を殴る槍は、二人合わせてタイガーショットでしかない。
一方で、三点目の攻城力を他の武将に求めようものならデッキの機動力が死んでしまうという当たり前の問題もある。これ以上高コストの槍や剣豪を盛る余地はない。
その矛盾を一挙に解決するのが、そう! 陥陣営だ。
普段は機動力抜群の2.5コス騎馬! その正体は! 相手が両端の槍に夢中になっている間に城門に突っ込んで城を破壊する男!
守護神タイガーショットはタイガーショットを囮にして守護神を通すデッキなんだけど、晏嬰陥陣営は両端の槍を囮にして高順を通すデッキなのだ。
勇護戦法:曹爽
さて、守護神タイガーショットの忘れちゃいけない三人目といえば、どんな状況でも一定以上城を守り抜いてくれる最強計略、勇護戦法である。
なお、英傑大戦しかやっていない人向けに言うと1.5コスト馬の武蔵坊弁慶(全盛期)である。……馬鹿でしょ? 過去作にはそんな計略が存在したんです。
当然そんなやつ英傑大戦に実装されていたら困る。強すぎる。……と長らく思っていたのだが、実は存在していた。それこそ、豆ウマ〜いこと、曹爽である。
とんでもない量の真っ白兵力回復に加え、武力+3も兼ね備えるその防衛力、時間稼ぎ力は本当に本物。騙されたと思って使ってみてください。号令の一つや二つ、……は言いすぎだけど、0.5号令くらいは士気3でなかったことにしますよ。
その他:槍二枚
「晏嬰を槍二枚にかける」=「タイガーショット」なので、正直な話、残った槍パーツはなんでもいい。ここはもう、完全なグッドスタッフであり、個々の主君の個性が出るところだろう。
とはいえ王平は中々外しにくい。そつのないスペック、騎馬超絶をメタれる上に汎用性もそこそこの計略。総合的に見て王平を外せる理由は中々見つからない。
最後の一枚、2コスト槍はかなり個性の出るところであろう。私は開幕伏兵の強さと計略の汎用性、城殴りの速さを鑑みて、山本勘助を選んでいるが、晏嬰と相性の良いゼツエイを使えるようにするためにレムやラムを選ぶ選択肢もある。潔く傾奇ポイントを盛るなら龐涓あたりがほどよく使いやすい。裏の手としての王平2枚がけを信頼できるなら于禁とかもまあまあ有り。
***
さて、このデッキはどう見ても守護神タイガーショットである。しかし、戦術・戦略に関しては守護神タイガーより幅が広い。この幅の広さが逆に足かせとなっており、何をしたらいいのかよくわからん試合が多くある。
正直な話、
この記事を書いているのも皆様からお知恵をいただきたいからである。様々な戦術・戦略が考えられるが、どれがどのデッキに対して有効なのか、一人で考え尽くすには限度がある。そこで皆様の協力をお願いしたいのだ。
こういうニッチなデッキはね!!! 一人でも使用者が増えることで、集合知が溜まっていって完成に至るんです!!!! どうかよろしくお願いいたします!!!
とはいえ、このメンバーを見ただけではどのような戦術の幅があるのかわからない、という人もいらっしゃると思う。そこで、私が考え付いたかぎりの計略パターンを挙げておきたい。ちなみに当然だけど流派は士気固定です。なんせデフォで最大士気6なので……。
1:晏嬰→再起→晏嬰
攻め続けることで相手の反撃を封じる、攻撃は最大の防御パターン。隙あらば晏嬰二度掛けやおかわりの高順を狙っていき、攻め続けて相手のカウンターに対しては曹爽で時間を稼ぎ、時間切れによる勝利を狙う。
2:晏嬰→楯無→高順
一番守護神タイガーに似た戦法、晏嬰からの増援からのおかわり高順。再起を構える場合と違って攻めるのが一回きりになるので、カウンターの攻城力が低い相手に狙っていく感じ。どうしても落城しないと負ける場合もダメもとで使う。相手が欲を出して殴り合いに持ち込んでくれたら意外な勝利が取れる。
3:晏嬰→再起→何か(王平、山本勘助、曹爽)
一度だけ攻めたらあとはずっと守りに徹するパターン。正直これ使いどころが見つからない。守り向けのコンボが一切ないので相手に士気を溜められたら間違いなく負ける。うまくやればバラワラ相手に使えたりするのかなあ?
4:晏嬰→晏嬰→蜻蛉切
対騎馬単最終兵器。曹爽で耐えて耐えて晏嬰二度掛けからの蜻蛉切で押し込む。ダメ押しの王平一枚掛けまで構えられたら完璧。とはいえ、相手が再起だと正直キツい。
5:晏嬰→晏嬰→再起
士気10以上溜めてフルコンをぶち込み、再起で守る型。正直これ弱い。士気15まで耐えて三度掛けする派生パターンもあるけれど、成功したことはない。そもそも晏嬰って、重複させたところで中盤でぶつかり合うとせいぜい+4~+6くらいが関の山なので、士気を溜めるよりはラインを上げられるタイミングを見計らった方が強いんだよね。
……以上でおおよそ全てである。今のところ弱いと思っているパターンも多いが、ニッチな特定の相手には刺さるかもしれないのでひとまず記載している。これらのパターンと相手のデッキとの対応を試してくれる有志を募集中だ。
どうか!!! 私の命を助けると思って!!!
あ、今のところ明確に分かっているのは、四枚龐煖には1パターンが刺さります。固まらないで殴り続けたら相手が困ってくれるよ! 以上! 残りは臨機応変に!!!
***
さて、いかがだっただろうか。
このデッキが概念的守護神タイガーショットであることは疑いようがない。
この世で最も守護神タイガーショットを使った私という人間が100戦使って確信しているのだから、これが唯一の真実である。だが、その戦術戦略は多岐にわたり、いまだに把握しきれていない。どうか、これを読んだ人の1%くらいがこのデッキを試し、知見を溜めてコメントに書き込んでくれることを祈っている。
ハンドスキル一切不要、白兵完全拒否、ただただ敵城際と自城際で殴り合うことがコンセプト、ローテさえ上手ければなんとかなる──そんな謎ジャンル、守護神タイガーショット、もとい晏嬰高順曹爽デッキをどうぞよろしくお願いいたします。
タイガーショット懐かしいですね~。
次の大型で似たようなのが追加されてもおかしくなさそうですね。
どうでしょうね~。そのまんまの計略が来てくれたらそっち使うかもしれませんw