あるへのは悩んでいた。
それは三段突き沖田の上方が
思ったより機能していないことで、
ではない。
0.4カウントとはいえ、伸びたアドバンテージは間違いなくある。
一回分、余分に振れるからだ。
今回の上方は儲け物と思ってすらいる。
問題はマッチング環境だった。
どこを見ても、ワントップを絶対許さない構成なのである。
デッキには高コスト超絶強化キラーが
必ずと言っていいほど入っており、
素の戦闘では絶対負けないサイズと、
並の号令では受けきれない超絶号令。
これが今の環境の答えなのだ。
自分のプレイスタイルである
『沖田を投げて、乱戦しに集まってきたところを三段突き』
『左右に小粒を走らせて、城門前は沖田で全部処理』
が、誘惑系の妨害で全部完封されるのだ。
それにしても、上記のデッキたちはよく練られてる。
号令の苦手なワントップバランスをしっかり対策し、
かつ、2コスト×3、1.5コスト×2ぐらいの号令デッキを
正面から潰せるパワーがある。
兵種が槍に偏ってるが、
一回城門を通すだけで逆転ができるほどの決定力もある。
ほな、対策しますか。
対戦ゲームで万能な構成は存在しない。
必ずどこかに弱点がある。
高コスト槍を使用しているデッキの大きな弱点は、
やはり全体的な機動力の低さだ。
兵力満タンで城門前までお届けされるとキツいが、
その前に少々炙っておけば造作もない。

木曽くんで固まった槍を止め、
知力戦闘宝石を持たせた孔子で削っておけば、
少々炙るどころか、撃退やライン上げ阻止も可能だ。
副次的に、沖田より武力が低いので、
誘惑に引っかからないというメリットもある。
大体こういうデッキは、
槍の護衛や弓盛り対策に、神速騎馬が控えている。
当然こちらも、それを咎める。
追加当初から神速騎馬を食い荒らしている王桃なら、
コスト埋めと騎馬対策にピッタリだ。
しかも柵を持っている。
糜夫人、木曽義高と合わせれば、
真田丸戦法も可能だ。

城門に近づいた敵を、横の出城から射撃する。
必殺・真田丸。

端攻めは活持ちが良いのでは?
それは俺も思った。
だが誘惑持ちは大体武力2で、
城の接触ダメージを加味すると、武力3だと止められてしまう。
源さんはその先をゆく武力4。
「計略範囲無限だし自城守りながら撃つかー」
と日和った誘惑持ちを、一方的に討ち取る力がある。
対対ワントップデッキにはこれで行きますかねー
俺はこの環境、生き残ってみせる。