未実装春秋戦国武将のお話：蒯通

おひさしぶりでございます
やっと落ち着いた・・・

さて春秋戦国の武将もだいぶ増えてきましたが
未実装の曲者もまだまだいますので彼らのお話を少々

身も蓋もない言い方をしてしまいますと
「韓信に謀反をすすめた人」ということになります

項羽と劉邦の戦いも大詰めを迎えんとする頃
劉邦の出兵要請に応じようとする韓信を諫めたのがこの蒯通さんです
劉邦に味方するのではなく劉邦から独立し
項羽・劉邦・韓信で天下を三分してしまえという
これぞ「天下三分の計」

まあ謀反すすめてるのを劉邦からの使者に聞かれてしまい
彼は劉邦の報復を恐れて狂人のフリをしてどこかへ消えました

時は流れ
韓信は粛清され逃げた蒯通も劉邦の前に引っ立てられます
劉邦「余じきじきに尋問する」
蒯通「（狂人のフリ）」
劉邦「（尋問）」
蒯通「（完全論破）」
劉邦「狂ってねえじゃねえかコノヤロウ」
劉邦「でもまあ見事だったから許したる」

こうして蒯通の弁舌は彼自身の命を救いましたが
彼は救いたかったのは自分なんかより韓信だったんだ
と嘆いたといいます

さて　彼が提言した天下三分の計
もし成立していたらどうなったでしょう
項羽も劉邦もしぶしぶその場は認めざるをえなかったでしょうが
三斉王の韓信が治める地域は趙・斉・燕を中心とした地域
もう少ししたらこの時代最強最悪の災厄が南下してくるんですよね・・・

どのみち韓信は詰んでいたのかもしれません