皆様は、「イタリアン」をご存知でしょうか?
イタリアンとは、イタリアの料理を指す言葉です。
これを読んでいる皆様は、残念ながら、イタリアンなど食べたことがないと思います。
今日は、そんな皆様のため、食通の私が、イタリアンのレポートをしてみましょう。
本日、伺ったのは本場のイタリアンを食べられる店、
「サイゼリヤ」でございます。
「サイゼリヤ」の中に入ると、なかなかの賑わい。ここで、おどおどした態度でいると田舎者と思われてしまいます。ウエイターの指示に従い、席につきます。
席に座ると、QRコードを読み込み、スマホから注文するよう、ウエイターから説明があります。さすがはイタリアン、ハイテクです。
私が最初に注文したのは、以下の5品。
エスカルゴ
辛味チキン
ほうれん草のソテー
フォッカチャ
赤ワイン
見てください、この見事な布陣を。かの有名な諸葛亮孔明が敷いた石兵八陣に勝るとも劣りません。
それでは、個別に食レポをしていきます。
まずは「エスカルゴ」(かたつむり)と「赤ワイン」からです。皆様は、かたつむりと聞いて驚いたかもしれませんが、イタリアではポピュラーな食材です。
たこ焼きを作るときのような器にエスカルゴと、にんにくの効いたソースを入れ、オリーブオイルで煮るように焼いてます。
料理を食べるときには、味の薄いものから味の濃いものを食べるのがセオリーです。しかし、私ぐらいのイタリアン上級者にもなると、あえてセオリーを外し、初手からガツンと味の濃いエスカルゴから攻めます。
エスカルゴを頬張ると、オリーブオイルと、にんにくの良い香りがして、大変美味しゅうございます。臭みはまったくありません。
エスカルゴ(かたつむり)は陸上に適応した貝の仲間なので、食べると貝の味がします。
このように書くと、皆様はそこら辺のかたつむりを捕まえて食べようとすると思います。
しかし、エスカルゴ(かたつむり)は食用に飼育されたものでないと、臭みがあり、とても食べれたものではありませんので、ご注意ください。
私がイタリアンを食べるときは、味のスッキリとした白ワインから始めるのですが、エスカルゴの場合は、香りに負けないよう、味の濃い赤ワインがおすすめです。
サイゼリヤの赤ワインはプラムにも似たフルーティーな香りがして、味の濃いエスカルゴをスッキリと引き立たせてくれます。見事なマリアージュです。
あっ、すいません。つい難しい言葉を使ってしまいました。マリアージュとは料理とワインの調和を意味します。日常的に使っている言葉なので、無意識に出てしまいました。(汗)
「辛味チキン」です。辛味チキンと名付けられていますが、辛くはないです。
私は育ちが良いので、チキンを食べるときは、ナイフとフォークを使うのですが、今日は、これを読んでいる皆様に合わせて、手づかみで食べてみます。
うまい!皮はパリッと仕上げられ、中は熱々の揚げたて、肉汁が溢れてきます。
手が進み、あっという間に食べ終えてしまいました。さて、困るのは「辛味チキン」を食べた後に残る骨ですね。私の場合、以下のようにしてます。
このように、残った骨は皿の端に集めると綺麗に見えます。こういった部分で、私の育ちの良さが出てしまいますね。
「エスカルゴ」「辛味チキン」とくれば、野菜が欲しいところ。私がチョイスしたのは「ほうれん草のソテー」緑が映えます。私ぐらいのレベルになると、料理の彩りまで考えて注文します。
「ほうれん草のソテー」はオリーブオイルでソテーしており、良い香りがします。少し入っているベーコンの旨みが、ほうれん草に染みわたり、相乗効果で旨みが増してます。
「フォッカチャ」はイタリア語で、平たく焼いたパンのことを指します。外はパリッと焼き上がり、中はもちもちの食感です。
もちろん、そのまま食べても美味しいのですが、私の場合、「エスカルゴ」の残ったソースにフォッカチャを浸しながら食べます。
そして、私が「エスカルゴ」+「フォッカチャ」を食べた後は以下のようになります。
イタリアンで、ソースを残さず食べることは、シェフに対する最大限の敬意を表します。このエスカルゴの器を見たシェフは、感動に打ち震えていることでしょう。
おかわりは「白ワイン」です。マスカットのような、爽やかな香りがします。エスカルゴ、辛味チキンと味の濃い料理が続き、重くなった舌を、白ワインが洗い流してくれます。
締めのご飯は「ミラノ風ドリア」です。私は金持ちなので、半熟卵をのせてますが、皆様は無理せずに、通常の「ミラノ風ドリア」を注文した方がよいでしょう。
焦げたチーズが良い香りを醸し出してます。ややすると、くどくなりがちなドリアですが、半熟卵が味をまろやかにしてます。白ワインとの相性も良いですね。
デザートは「イタリアンプリン」です。普通のプリンより弾力が強いですが、舌でプリンを押しつぶすと、上品な甘みが口中に広がります。
イタリアンプリンと名付けているだけあり、食べるとイタリアの味がしますね。このプリンはイタリアから直送してるのでしょうか?
さて、デザートを食べ、一息ついたら、お会計です。
お値段は2050円です。むむ、さすがはイタリアン、なかなか良いお値段を取りますね。いや、イタリアンは楽しい時間込みの値段、野暮なことは言いますまい。
以上が、「イタリアン」の楽しみ方です。
この記事を読んでいる皆様に、イタリアンの敷居は高いかと思います。しかし、「上を知ること」は人生をより充実させるために、重要なことなのです。
皆様も、少し背伸びをして、「イタリアン」を楽しんでみてはいかがでしょうか? 新しい自分が見つかるかもしれませんよ。
それでは、皆様に素敵な「イタリアンライフ」があらんことを祈りつつ、筆を置こうと思います。
ちなみにですが、私は「サイゼリヤ」に車で来てます。えっ、飲酒運転ですって? ご安心ください。サイゼリヤの前には、ゲームセンターがあります。
そう、今日の私は、やる気勢。酔いが覚めるまで、ゲームセンターで「英傑大戦」をします。
イタリアンを食べたせいなのか、なんだか今日は、負ける気がしません。この勢いのまま、フリマに昇格することでしょう。
フリマ未満の皆様、いつか、あなた達もフリマに昇格し、私と同じ土俵で対戦できる日が来ることを楽しみに待っております。
ランカークラスの皆様、私が勝った場合、「ランカークラスの勝ち方」と題して、記事を作りますので、私に負けないよう、せいぜい頑張ってください。
「それでは皆様、フリマ帯でお会いしましょう!」
当日の戦績
おしまい