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歴史話:義貞の双剣

by
王桃盗賊団
文士
文士
王桃盗賊団
どうも、王桃盗賊団の者です🍑



明日は遊楽遊戯の開催日でございます✨
今回のルールは時代統一となるワケですが、英傑大戦には特殊含め7つの時代が存在しますね🤔
皆さんはどの時代で出撃するか、決まりましたでしょうか?

その7つの時代の中で最もカード枚数が少ないのは、以前お話しした通り、最新追加された中世です🧐
この中世は、最新追加だけあってチンギス/板額御前/赤松円心/新田義貞など多くの人気カードを抱えた時代でもあります👍
しかしそこら辺を使えない、ないしは使おうとするとデッキが歪になりがちな今回のルールにおいて、中世はさすがに不遇となる可能性が高いですね💦
編成スキルが試されそうです






ところで、私は中世の人物だと新田義貞頭悪くて結構好きです✌️

英傑大戦でも脳筋スペックな義貞ですが、彼のイラストをよく見るとやたら太い刀を掲げているのが分かりますね⚔️
義貞は太平記において双剣使いとして描かれており、しかも日本の二刀流にしては珍しく両手とも太刀を持つという、これまた脳筋な戦い方を披露しています🤪



そんな義貞の双剣、実は皆さんも見た事あると思います👀
というのも、この2振りの剣はそれぞれ英傑大戦に登場しているんですね

1振り目は、戦器となった鬼丸国綱です🍵

おそらくイラスト内の刀はこちらかと思われます✋
元は北条家の家宝で、時政が悪夢に魘されていた折にその原因であった火鉢の銀細工を斬って安寧をもたらしたとされる縁起物ですね👍
後に義貞らの挙兵によって高時が自刃に至ると、その現場から義貞がこれを回収したとされています



もう1つは鬼切安綱と言い、またの名を髭切と言います💪

このが所持している髭切、まさにこれです☝

戦器にもなっていますね👍
こちらは本来頼光の所有物(綱に貸与した物)であり、清和源氏の流れから頼朝へ、その後鎌倉幕府の宝物となって北条へ、そして高時の自刃により義貞へ…という経緯で伝わったそうです

鬼丸国綱鬼切安綱、混同しやすい名前ですがちゃんと別物である事を認識しましょう😎






しかしそんな義貞も斯波高経に敗れ、死亡します☠️

双剣は共に高経によって回収されたのですが、ここで一悶着が発生しました🤔
鬼丸・鬼切は元来源氏の宝物なのだから源氏嫡流たる足利氏が持つべきだと尊氏が主張、高経に対し引き渡しを要求したのです

しかし斯波家もまた足利分家であり、更に高経と尊氏は同い年でした⚖️
家格の上では自身と尊氏が同格であると思っていた高経は、この引き渡し要求を拒否したのです❌
 < よこせ
 < やだ
これがわだかまりとなったのか、後に観応の擾乱が起きて尊氏派と直義派が争うようになると、高経は直義派に属して尊氏と戦っています💥
結果高経は敗北し降伏するわけですが、この時に鬼丸国綱の方は尊氏に献上されました



こうして鬼丸国綱は足利将軍家に伝わりましたが、その後義昭から信長秀吉家康へと所有権が渡り、本阿弥家に預けられた後、明治維新により天皇家の御物という扱いになってゆきます🙄
一方、残った鬼切安綱の方は斯波氏の後裔である最上氏に渡り、やがて北野天満宮に奉納されました⛩️
義貞が握った双剣は現在、こうして離れ離れとなったわけですね

こうした歴史的物品の変遷を辿るのもなかなか面白く、また意外な人物が繋がったりするので、皆さんも気になるアイテムがあったら是非調べてみてください😎






というわけで、義貞の双剣についてのお話でした🙇‍♀️
明日の遊楽遊戯にてお会いしましょう✋

今回は以上‼️
更新日時:2024/12/01 23:45
(作成日時:2024/12/01 23:43)
カテゴリ
雑談・雑感
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