ふと上位プレイヤーって全然低枚数のデッキ使わないよね、というようなことを思い
4枚デッキって弱いんかな・・・という気がかりがあったので文をしたためています。
自分は今のところ5枚号令デッキを使っていて、号令なら4枚より5枚の方がたくさん武力増えるから強いねと思っています。
また、今日の全国大会でも4枚以下のデッキを使っている主君は一人もいませんでした。(前回、前々回も4枚以下のデッキは多くなかったと思います)
そのため、この記事を書き始めた時点ではうっすら「4枚弱いかも?」的なことを考えています。
さて、枚数による強弱を考えてみます。
低枚数であることの強みと弱みが分かれば、その逆の特性を持つ多枚数と比較して低枚数デッキの強さを考えられるのではないかと思います。
■1枚の対応力が高い
武力、計略、特技、攻城力などは、その持ち主たるカードのコストが上がるほど強力になります。
素の武力が高いから白兵に勝ちやすく、相乗効果で気合や鬼などでの耐久増も見込めます。
計略は低コストのものより効果が派手で、何とかしてくれる範囲はより広く、または局所的な効果はより鋭くなっています。
総じて1枚の対応力が高いということかと思います。
■操作がかんたん
手は2本しかないので、操作する枚数が少ないというのはデッキの扱いを楽にします。
手の忙しさもそうですが、単純に見るべき所が少なくて済む面もあり、脳に優しいのが低枚数。
鉄砲や剣豪も、見なければいけない枚数が少ないほど、クールタイムの把握やアクション操作への余裕も生まれます。
操作と判断に余裕ができるということは大きなアドバンテージとなりそうです。
■
低枚数による対応力の低さ
低枚数デッキは、ある場所を誰で守り、攻めるかの選択肢が少なくなりがちです。
よくあるケースとして両端攻めを防ごうとすると、少ない枚数のうち2枚を使うことになります。
こちらも城を取ろうとすると、残り2枚で攻城を取ることになります。
これはなかなか苦しそうに見えます。
また、デッキ内の計略の種類が少ないことも、低枚数による対応力の無さと言えます。
■号令による武力上昇の合計は減る
部隊数が増えるほど、号令などによる武力上昇値の合計が増えます。
ただ、実際には戦闘している部隊間で武力が勝っていることも重要なので、合計武力という考え方をするのはナンセンスなのかも。
■より精密な操作が求められる
操作がかんたん、とメリットを挙げましたが、これについては実はもう一つ考えないといけないことがあります。
低枚数は1枚が強いので乱戦やアクションをしたときの時間・回数あたりの効果もより高くなる、ということです。
これだけ聞けば良いことのように思えますが、このことは
「乱戦やアクションが満足にできなかった場合の損失は多枚数デッキよりも大きくなる」ということでもあります。
低枚数の利点である1枚の強さを発揮するためには、より精密なハンドスキルが求められるということです。
英傑大戦のデッキ構築においては、その枚数が少なくなるほど
「1枚の対応力が高い」が
「低枚数による対応力の低さ」
「操作がかんたん」になる反面
「より精密な操作が求められる」
「号令による武力上昇の合計は減る」
という特性の変化が起こっているようです。
デメリットの方が多く見えますが、
「操作がかんたん」と
「より精密な操作が求められる」に関しては、
使い手次第な面があり、純粋なデッキの強さには寄与していないと考えることができます。
「号令による武力上昇の合計は減る」は、最初は単純に不利と思っていたのですが、
合計武力で負けても、武力勝ちしている部隊数は低枚数の方が多いので、実際は五分くらいなのでは?と思い直しています。
さて、そうなると比べるべきは
1枚の対応力の高さと
低枚数による対応力の低さのどちらが、よりデッキの強さに影響しているのか?
ということです。
実は5枚~6枚向けのカードが強い環境になっているだけ(つまり偶然)という面もかなりあるとは思うのですが、
これだけ4枚デッキがトーナメントシーンで使われていないとなると、
1枚の対応力の高さのメリットは軽く、
低枚数による対応力の低さの方がデメリットとして重くのしかかっているのではないかと思います。
狙撃などは武将コストが高いほど威力にボーナスが付くようになっていますが、
それに近い仕組みで、高コストであることのボーナスが今より少し増えるといいのかもしれません。
あるいは、4枚以下専用の戦器を出すとか。
まぁ実際には私が感じているほど4枚以下が弱いということもないのかもしれません。(強いと言う人もいるし)
アゲアゲ毘沙門や前回のカード追加直後の韓信などは4枚でもしっかり流行って環境を荒らしてましたし。
ただ一つ感じるのは、ゲームの方針として使用難度の低いデッキが頭一つ抜けて強いという状況にはしたくないんだろうなぁということです。
自分も英傑初期に流行った端投げwith陳宮みたいなのは嫌ですし・・・ただ一方で、環境を真面目に考えたとき、
4枚以下のデッキが選択肢から消えてしまうのは寂しいなと思います。
こうやってキチンと考えてみると色々と見えてきそうですね。
個人的には、計略が4種類しか入れられないので、どうやっても勝てない相性のデッキができる。のが最上位帯では好まれないところなのかな?と思ってます。
一時は勝率7割超えていても証が下がったりしていたので、相性が出やすいデッキは使えないのだと思います。
とてもわかりやすい記事でした。
選択肢が多いとどの計略を打つか迷う場面が多いため、自分は基本四枚使ってます。
全国対戦は基本「自分がやりたいことをやりつつ、相手のやりたいことを予想してなるべくさせない」動きが重要かと思っているので枚数差があるとなかなか上手く立ち回れませんがいづれは自分も多数枚デッキ扱ってみたいものです。
枚数が多めのデッキを使っている君主の方でも「4枚デッキに負けない武力の武将がいる」という点ですね。
(天覇傑戦の修平主君のデッキがわかりやすいです)
4枚のデッキは対応力の問題もありますが、攻城が取れないと厳しい展開になります
逆に言うと、武力で押し切れれば対応力が低くても城ダメージで優位に立てますね
コメントありがとうございます!
>べしさん
相性が出やすい、はありますね。
トーナメントシーンだとどうしても・・・となってしまいそうです。
ハマった時の爽快感はありそうなんですけどね~
>hosizakinanayaさん
>自分がやりたいことをやりつつ、相手のやりたいことを予想してなるべくさせない
大事な考え方ですね。
広がる動きへの対策の他、
局地戦を制することで勝ちに繋がる試合の組み立ても求められるのかなぁという気がします。
>佐伯さん
>4枚デッキに負けない武力の武将がいる
確かに・・・低枚数の強みである局地戦の強さを多枚数でも獲得できてしまうというのは、
低枚数にとっては面白くない所です。
今回の大会では、豊久がまさにそういうポジションにいましたね。
以前、ワラデッキについての記事で盛り上がりました。
あざらし様の意見には概ね賛成です。四枚デッキは基本的かつ無難に強いですね。
高スペックゆえに倒しにくく攻城力が高い。
ところが上位に行くと六枚以上のワラデッキが増えますね。
ワラデッキは撃破されやすく難しいものの、使いこなせば強いですね。
四枚デッキは妨害やダメージ計略に弱いかも、すっぽりをくらいやすい。
ワラデッキは数が多いのであまりすっぽりをくらうことはないですね。
あとワラデッキはべし様の言う通り、多くの計略を仕込めますね。
龐統とか、かつて強かった時の夏侯月姫をくらうと、うわしまったコイツうめえと悶絶しますね。
上級者ワラには普段あまり見ない計略が仕込まれていて、わからん殺しをくらう事もありますね。