歴史話：偽物と呼ばれた皇帝

どうも、王桃盗賊団の者です🍑



ここ数日程真面目な話が多かったので、今回はゆるりとした歴史話です🤗
テーマはこの人ですね👇🏻

はい、偽皇帝袁術です🐒

袁術といえば三国志の序盤に反董卓連合の一員として登場するも、後に袁紹/劉表/曹操/劉備/呂布ら錚々たるメンバーと対立、更に部下であった孫策にも離反され、本拠地の寿春を追い出された後は失意の内に没した人物です🙄
最期には蜜水を求めるものの「蜜水なんかねぇよ、うるせぇよ(意訳)」と言われて吐血した描写も有名ですね






そんな、まぁやられ役な印象が強い袁術ですが、実は三国時代において非常に重要な事を成し遂げている人物でもあります🧐
それは、偽とはいえ皇帝を自称したという点です

袁術が皇帝を自称して仲という国を建てたのは西暦197年の事で、これは献帝の身柄が曹操によって保護された事に対抗して宣言したモノです👑
しかしこの時の曹操は漢王朝の司空という立場であり、まだ魏という国の主になったわけではありません

そう、袁術は魏呉蜀の三国よりも前の段階で、最も早く後漢王朝とは別で皇帝を称した人物なんです🙄
確かに当時既に後漢王朝は形骸化していましたが、それでもこの行動は当時において衝撃的だった事でしょう



後にも王と名乗る人物はそこそこ出てきます🤔
遼東王公孫度とその子孫である燕王淵くん、異民族では烏桓の蹋頓、匈奴の於夫羅、鮮卑の軻比能、高句麗の憂位居、そして倭の卑弥呼などが独立勢力として三国との関わりを有しています

しかし王を超える皇帝を自称したのは曹丕/劉備/孫権と後の司馬炎、そしてこの袁術しかいません🤯
にも関わらず三国と並び称されていないのは、一代限りで滅亡した事や三国と同時期ではなかった事が原因でしょうね🥺
皇帝を自称するに当たって正統たる理由付けがないという意味では孫権とも大して変わりないはずですが、まぁ時期が悪かったとしか言えませんね






ところで、袁術の部下といえば紀霊がいますね

まぁ最も有名なのは間違いなく紀霊だと思いますが、他にも袁術軍の有名な武将はそれなりにいます💪
三国志大戦に登場しているカードで言うと⬇この辺りが該当しますね

なんか癖強なカードしかいねぇな？🤪
しかし雷薄や劉勲など面白い逸話持ちの人物もいるので、いずれ英傑大戦にも出てきてくれるといいですね






というわけで漢魏呉蜀晋に次ぐ第6の国・仲の皇帝である袁術のお話でした🙇‍♀️

失敗した理由が大体全て「時期が悪かった」で片付けられてしまう偽帝ですが、彼もまた時代に名を残した英傑である事は間違いないですね✌️
是非覚えてあげましょう

今回は以上‼️