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超特別編 ドリフターズコラボキャラ解説②

by
凡ゲーマー
凡ゲーマー
投稿主です。
まさかの連日投稿、嫌に気合が入っております。

今回はドリフターズコラボの後半に登場するキャラクターの解説をしたいと思います。
例によって独自の解説となっておりますので、ご了承ください。


まずはこの人。


古代ローマの執政官であり、稀代の名将と讃えられた男ことスキピオ
正式な名はブプリウス・コルネリウス・スキピオと言い、紀元前200年時代に活躍した人物です。

BC211年にカルタゴとの戦で戦死した伯父の後を継ぎ司令官になると、卓越した操兵術を駆使して
ヒスパニアのカルタゴ本拠地を攻め落とし、一躍ローマで名将として名が知れ渡ります。

彼を象徴する大きな戦というのが、BC219年から発生した第二次ポエニ戦争
スキピオはBC204年にカルタゴと決着を付けるために本拠地・アフリカへ向かうと、その翌年に
カルタゴの同盟国ヌミディアを攻め取り、王を変えて精強なヌミディア騎兵を手にしました。
一方のカルタゴもイタリアにいたハンニバルを呼び戻しスキピオとの対決に当たらせるも、スキピオは
これまでのハンニバルの戦術を全て読み取っており、さらにこの年に発生していたザマの戦いという戦で
ハンニバルが使った包囲殲滅戦法を、ヌミディア騎兵を使って完全な状態で行い、ついにハンニバル軍を
打ち破りポエニ戦争をローマの勝利で終わらせました。

作品内ではハンニバルと共に異界に飛ばされており、最初はハンニバルの喧嘩相手として
北の王国・カルネアデスの軍を使い戦っていましたが、すっかりボケ老人と化したハンニバルをカルネアデスの
兵士らが彼を嘲笑うと激昂し、彼の偉大さを強調するなど彼の強さに対しては誰よりも認めています。
その後は後述のある勢力によってカルネアデスが落ちると十月機関によって脱出しますが、途中で
馬車から落馬。しばらく辺りを彷徨い,その途中で大東亜戦争の”デストロイヤー”こと菅野直と出会って
なし崩し的に彼の軍師となります。



続いてはこの人。


カルタゴの英雄ことハンニバル・バルカ。
現在のチュニジア国の辺りに都市国家を敷いていたカルタゴ国の将軍です。

別名「ローマ最大の敵」と呼ばれ、紀元前の時代ながら軍略にかけては現代でも通用する
戦術を数多く用い、当時最強と呼ばれていたローマ帝国の喉元まで刃を突き刺した人物と言われています。

彼を象徴する逸話としてはBC219年の第二次ポエニ戦争開始時、イベリア半島から5万ほどの兵を引き連れ
当時不可能と言われていたアルプスの極地越えを成し遂げ、イタリア半島へ進撃したという話と、
最も有名と言われるBC216年の「カンナエの戦い」において8万の兵力を携えてきたローマ軍に対し、
前述のヌミディア騎兵を率いて両翼から二重包囲を完成させ、52名の指揮官を討ち取り7万の兵を殺害・あるいは
捕虜としたという功績の話があります。控え目にいっておぞましい人ですね。

そのハンニバルも、晩年はイタリアで孤立し始めBC202年にスキピオと対峙しましたが、スキピオによって
ザマの戦いで使用した包囲殲滅戦法を逆に使われ敗北。自身はカルタゴへ戻りましたが、反ハンニバル勢力
によるクーデターに遭いローマからも追手がかかり、一人自害するという寂しい末路を迎えました。

作品においては老人の姿で長らくスキピオと軍を使った喧嘩をしていましたが、カルネアデス落城の徒で
スキピオが落馬事故で姿を消し、十月機関によって豊久たちの元に送られて来た頃には見る影もない
ボケ老人と化していました。しかしあまりの腑抜けぶりに嫌気が差した豊久が彼を斬ろうとした瞬間に
眼の色が変わり、瞬時に木の枝で豊久の死角を突いた所から戦略家としての本質は一切衰えていないようで、
たまにボケながら立案する作戦に関しては信長でさえ舌を巻くほどでした。



最後はこの人。


新選組副長にして新選組の”鬼”と呼ばれた剣士土方歳三。
英傑大戦ではもう何人目だよ、な鬼の副長です。

彼については史実は語るまでもないですが、彼は漂流者(ドリフターズ)ではありません。

戊辰戦争で鉄砲の雨に撃たれ、無念の内に死した土方は「E.a.s.y」という謎の女性に導かれ、
異界を滅ぼす英傑こと「廃棄物(エンズ)」として異界に飛ばされました。

廃棄物(エンズ)に選ばれた英傑は皆それぞれ非業の死を遂げた英傑であり、彼以外には火計に処された
オルレアンの聖女ジャンヌ・ダルクやその側近である狂気の元帥ジル・ド・レェ、さらにロシア革命によって
王族ごと皆殺しにされた悲運の皇女アナスタシア、その側近にして王族誅殺の原因を作った”怪僧”グレゴリー・ラスプーチンなどがいます。

それらを束ねるのが、全てが謎に包まれた黒衣の人物「黒王」であり、彼は異界に住む人の全てを滅ぼし尽くし、「人ならざる者による楽園」を創造せんと動いています。
基本的に廃棄物は彼の手下として行動し、各地に侵攻しているというわけです。

そして廃棄物の特徴として全員が何らかの能力を所持しており、土方は霧のようなものを出して自分の同僚である”新選組”の幻を呼び出す能力を持っています。

黒王の尖兵として各地に攻め入っていた彼はその途上で島津豊久と出会い、新選組、ひいては幕府を破壊し、
仲間を一人残らず抹殺した”薩摩藩”の先祖だと知ると復讐心と敵意を剥き出しにし、豊久と対峙しました。
それ以降は豊久へ異常なまでに執着し、オルテ帝国をめぐる戦いにおいてもう一度彼と戦う事になります。




以上、後半キャラクターの解説でした。

漂流者・廃棄物ともに魅力的なキャラクターばかりだと思いますので、もし叶うならばコラボ2期みたいな
感じでもやってほしいなー、と・・・駄目?はい。

この他にも解説したいキャラは多くいるのですが、今回はあくまでコラボキャラのみに止めておきます。
気になる方は是非ドリフターズを読んでみてください。現在ヒラコーさんの遅筆で連載がストップしていますが
決して飽きさせぬ連続となっております。


では、今回はこの辺りで、次の投稿は不定期ですが、更新は続けていければと思っております。
では ノシ

 
作成日時:2024/05/16 18:40
コメント( 2 )
楊狐
文士
文士
楊狐
5月17日 11時55分

漂流者(ドリフターズ)は行方不明者、廃棄物(エンズ)は処刑された者って考察がありましたな。
まだ手に入れていないので楽しみです!

凡ゲーマー
凡ゲーマー
5月17日 14時8分

>>> 楊狐さん
いつもコメントありがとうございます。
漂流者はそれで間違ってないと思いますが、廃棄物は人に裏切られ非業の死を遂げた英雄が該当すると思ってます 土方は処刑されたというよりも戦死ですし

楊狐
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