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断金の交わり 第29回

by
松林伯炎
松林伯炎
周瑜「いや参りましたね」
孫策「また参ってんのか。何だよ今回は」
周瑜「正直いま参ってんのが、武将友好度」
孫策「武将友好度? あの、贈り物しまくって200貯まると絆武将もらえるやつ?」
周瑜「バージョンアップして、上限が解放されたのはご存知ですか」
孫策「おう、サイトで見たぞ。バージョンアップ前は友好度500が上限で、称号が"愛"だったな。それが今回から友好度1000で"命"がもらえるんだったかな」
周瑜「もう無理だって」
孫策「何だよ、何が言いたいんだ」
周瑜「今までの上限が500で、その更に倍ですよ。何戦やりゃいいんだって話ですよ」
孫策「まぁそうは言っても、もう称号"愛"をもらってるプレイヤーもそれなりにいるんだし、もっと上限を解放するタイミングだったんだろ」
周瑜「まぁ我々の主君も、あともう少しで長尾政景さんが友好度500に到達しそうなところです」
孫策「凄ェじゃん。この調子で、"命"がもらえるように頑張ればいいじゃんか」
周瑜「……それは血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ
孫策「懐かしいネタ引っ張って来たな。『ウルトラセブン』か。誰も分かんねェだろうよ」
周瑜「だって、もう価値がないじゃないですか。称号の"絆"って」
孫策「価値?」
周瑜「今までは"友好度200まで貯めて凄いね!"っていう称号でしたけど、上限が解放されたら、"まだ200しか貯まっていません"って称号と化すワケですよ」
孫策「いや、それは考え過ぎじゃ……」
周瑜「主君はね、1年かけてコツコツ贈り物をして、ようやく友好度500に到達しそうなところなんですよ。"友好度500まで貯めて凄いね!"だったのが、今回の上限解放で"まだ500しか貯まっていません"称号と化したワケです」
孫策「そんなことねェよww 友好度500でも充分凄いって思うだろ」
周瑜「でも称号"命"の方が凄いでしょ?」
孫策「それはまぁ確かにそうだけどよ」
周瑜「ほら。私、これが嫌なんですよ。序列が出来ちゃうでしょ」
孫策「それは確かにそうだけどよ、友好度1000まで貯めた人が凄いのは当然だろ。金も時間も、主君よりかけてんだから。主君は大量進軍したり、追加贈り物貯めるために12戦やったり、そういう努力はしてないんだろ? 友好度1000貯めた人ってのはそういう努力をしたんだから」
周瑜「金や時間をかけたプレイヤーは偉くて、そうじゃないプレイヤーは偉くないって言いたいんですか。金や時間をかけていないプレイヤーは、推し武将じゃないって言いたいんですか」
孫策「いやそこまでは言ってねェって。考え過ぎなんだよ。金や時間をかけたら、それ相応の報酬があるべきで、"命"ってのは、そういう称号だって言ってんの」
周瑜「……我々の努力は、努力に及ばないって言うんですか。大体、金をかけて贈り物をし続けると"友好度"が増えていくって。そして主君と武将が"絆"で結ばれるって……何か悲しくないですか」
孫策「それも考え過ぎだな。リアルの人間関係ならともかく」
周瑜「大量進軍をしまくって、絆カードを量産する。そこまでは目を瞑るとして、それがメルカリやトレードに出品される。そして買う人が現れる。何だか私は悲しいですよ、伯符さん」
孫策「仕方ねェだろ。そういうシステムなんだから。お前の意見はマイノリティーだろうよ」
周瑜「……血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ。では参りますかね。29回目の! 断金の交わり!!!
                                                                        
~孫策伯符相談員の一単語大戦反省会~
周瑜「さ! 今回はこのコーナーですよーー!!」
孫策「いやトーンがww さっきまであんなシリアスな話をしといて、急にそんな切り替え出来ねェってww」
周瑜「…じゃあシリアストーンでいきますか」
孫策「うわぁ! いきなり落ち着くな!」
周瑜「このコーナーは主君の対戦動画の反省会をするというコーナーですが、孫策伯符相談員が、たった一言、一単語のみで的確なアドバイスをしてくださるコーナーです。では、伯符相談員、よろしくお願いいたします」
孫策「また一単語か。はいはい。やればいいんでしょ」
周瑜「では早速動画の方に参りましょう。今回の主君は、鬼若子の変貌デッキですね。お相手は王淩ワラですね。ご覧ください」

周瑜「さ、伯符さん、一単語をお願いします!」
孫策「白兵
\👏ぱちぱち👏ぱちぱち👏ぱちぱち👏ぱちぱち👏ぱちぱち👏ぱちぱち👏ぱちぱち👏/
周瑜「白兵が大事だって言いたいワケですね」
孫策「そうだな、特に……」
周瑜「立ち回りや計略のチョイスに問題があるとは思わないワケですね」
孫策「そ、そうだな。だから動画を見てて気になったのは……」
周瑜「伏兵や防柵のないデッキだから開幕が強くないデッキだぞ、と。だからこそ開幕の騎馬の動き方と弓の位置取りがおかしかったんじゃないか、と。そう言いたいんですよね、伯符さん」
孫策「おう、そうだな。だって……」
周瑜「88Cの攻城は絶対に防げましたもんね、伯符さん」
孫策「……お前、エスパーか!?www」
周瑜「違います違います。アーニャ、エスパー違う」
孫策「アーニャだったのかよwww」
周瑜「まぁあと気になったのは70C以降のライン上げですよね。吉田東洋さんが谷の射撃・比企の突撃・魯粛の弓を全部受けて、兵力50%になる。そのうえ、復活した王淩の出城に気付けず、迎撃を食らった。ここは痛いミスです」
孫策「部隊がワチャワチャし過ぎて、出城の煙に気付けなかったな。煙に気付けなくとも……」
周瑜「ちゃんと突撃をするべきところにしていれば、迎撃されることもなかったはずなので、ちゃんと白兵を意識しようねってことが言いたいんですよね、伯符さん」
孫策「もうお前独りでやれ!!www」
                                                                         
~エンディング~
周瑜「主君からメッセージ届いていますね。読みましょう。"今までは4枚デッキや部隊流派に甘えて、白兵を疎かにしていた自覚があるので、白兵の強化と、足並み揃えるのを意識するべく、しばらくは城塞流派をデフォルトで使う鬼若子デッキを使うつもりです。勿論、流行りデッキ次第で"、とのことですね」
孫策「まぁ盲目的に強いデッキやこだわり続けるより、成長を考えてデッキを使うのはいいことかもな」
周瑜「いつになったら我々が使われる時が来るんでしょうね…www」
孫策「相変わらず友好度1だから、寵臣にすらいないしな、俺たちwww」
周瑜「えっと……
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…ということで、今回はここまでになります。ここまでご覧頂きましてありがとうございました」
孫策「また次回お会いしましょう」
周瑜「次回はフリートークを行います」
孫策「お相手は孫策伯符と」
周瑜「周瑜公瑾がしゃべっていましたとさ」
孫策・周瑜「それではまた~~!!」




~~~断金の交わりッ!!~~~
作成日時:2024/01/22 18:44
コメント( 2 )
楊狐
文士
文士
楊狐
1月23日 14時36分

自分はゲームの回数=トロフィーという価値観に気づくのに大分時間がかかりました。
三国志大戦というか桃園やSNSに初めて触れたときに、例えば「これまで食べてきたパンの枚数を自慢する人はいないだろ?」と思っていたので、回数への言動には軽いカルチャーショックを受けた覚えがあります。
それまで「ゲーム」というジャンルを外側から見ていたので「自分の方が回数やっている!」という報告とかも当初は意味不明に感じていました。だから「回数をやっている自分の方がこのゲームに対して、あなたよりも好きの度合いが高いのだ!」という考え方も。
「?」だったんですが……。
ゲームに触れていくうちに回数が可視化されて、ゲーマーさんが数字にこだわる意味がやっとここ数年でわかってきた感じです。
トロフィーの話をしているのなら、自分もトロフィー見せるべきなのかなと。話している相手の話題に乗っていく方向へシフトしました。
やっとゲームというジャンルになじんできたのだと思います。
ゲームに関していまだにわからない言葉(特にゲーマーさんが使う言葉)もあるので……。表面上はわかったふりとかしています(笑)

松林伯炎
松林伯炎
松林伯炎
1月24日 12時46分

楊狐さんコメントありがとうございます。
なるほど、ご意見拝見いたしました。
人によってゲームの経験値は様々なので、それだけ価値観も人それぞれ異なるとは思いますから、相互理解とリスペクトが大切なんでしょうね。
好きだという気持ちに、優劣や序列をつける必要はないと思いますし、好きも過ぎれば中毒や依存という見方もできるので、何にせよ、程よい距離感が大事ですね。

楊狐
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