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局中法度のススメ

by
鯵塊
鯵塊
ER土方歳三の持つ計略「局中法度」
ロケテからいる武将なので一度は対戦したことがある方も多いと思います。
範囲外にいる味方の武将を斬って、そのコストに応じて武力が上昇する計略で、
2コスト以上から追加効果の速度上昇がつきます。

この記事ではそんな局中法度の運用方法について書いていきたいと思います。

1.土方デッキの変遷
局中法度の最大の強みは守りが超強いことです。
反面、攻城力がないというのが最大の弱みになっています。
攻城力がない理由は、2コスト以上を撤退させていること、
そして計略の性質上、号令の2連打ができないことです。
その弱点をどう補っていくかが、これまでの最大の課題となっていました。

土方デッキの歴史は2コスから速度上昇効果が付与されるようになった時から始まると言っても過言ではありません。
それまでは2.5コスを最低でも2枚入れねばならず、かなり尖った形になってしまっていました。

2コスを斬れば良いとなると、超便利な復活持ち槍の原田が噛み合いまくりで
活持ち2枚(原田と谷)を入れた形が流行しました。

その後、特技復活が下方されたことと攻城の知力依存が重くなった影響もあって、原田はあまり見なくなります。
そこで攻城力のなさを補うため、北条氏政入りの五色局中法度の形が出てきます。
端に投げる部隊は武力より知力、という時代が来ていたため、氏政はうってつけでした。
また、士気6である程度殴れば勝ち、という相手に対しては五色で攻める、二連打が必須の場合も五色、
という新しい立ち回りができるようになり、攻城力問題が少しは和らいだ印象です。

それから局中法度が下方される原因となったのが、玄の里見を入れた形です。
里見はスペックがかなり優秀で、しかも計略がめちゃくちゃに有能な上に2コスきっかりで
局中法度にはこれでもかというほどマッチしたカードでした。
土方が苦手なワラに対しても里見の計略で見れるのは大変大きかったと思います。
また、形にはよりますが、無理なく鉄砲2枚が入るため白兵も強く、
二色になってしまう以外はあまり隙のないデッキでした。

それまで上方のみだった局中法度に、ここで初めて下方が入ります。
そこからは「使いたい人が使う」というタイプのカードになった感じはありましたが、
決して弱いということはなく、パワーはまだまだ健在でした。

そして、徳川家茂というカードが追加されたことにより局中法度につきまとってきた「攻城が取れない」という問題が一気に解決します。
コストを圧迫しない、遠距離兵種、おまけに知力の上がる号令。
これを入れることにより、本当に編成の幅が広がりました。
高武力の槍が入り、ダメ計への耐性が上がり、弓鉄への抑止力になる原田も無理なく入ります。
騎馬も1.5コスを採用できるのでバランスも良いです。
全国大会でも大活躍した形ですね!


騎馬は自由枠ですが、槍が2枚とも低知力なため、
伏兵を踏みやすい知力の武将が良いと思います。


2.今、局中法度を使うなら
では、今の環境で局中法度を使うならどういう形が良いかというと
やはり家茂が入る形をお勧めします
先ほどのデッキそのままでも良いし、追加カードの徳川家光を入れると、
フルコンの火力が化け物じみたことになるので面白いと思います。
家光は守りで軽い士気で打ちやすいのも良いところ!

また、個人的には王平入りの形をお勧めしたいです。



このデッキのどこが強いかというと、
土方or家茂or王平の三択を押し付けられるところです。
土方で攻めると見せかけて王平の計略を使う。
そうすると盤面が異常なほどぐだったことになるので、攻城がわけもわからず通るとか
相手の部隊が落ちちゃうとか、いろんなことを起こしやすいです。
端っこで王平打って、残りの部隊は家茂うつなんてこともできます。
その辺の立ち回りは後ほど紹介します。


3.局中法度の戦い方
家茂がいない場合の局中法度の運用についてまず説明します。
一番大切なのは、局中法度は号令と思わない方が良いです。
わらわらバラバラとカードを下げたり上げたり、
横に動かしたりして、とにかく荒らしに徹するのが局中法度です。

基本的な考え方は
1:端に2コス以上を投げる
2:そこの相手をしてもらっている間にラインが上がる
3:部隊が落ちる前に計略を使う
4:相手の部隊を落として帰る


この繰り返しです。
どこかのタイミングで相手のラインが上がってきた時には、ガッツリ守りの態勢に入ります。
目覚め系の計略を入れている場合はそこで使うのがベターです。

なぜ局中法度を号令と思わない方がいいのかというと、
まとまって硬めの動きをすると、相手が警戒して部隊を落とさせてくれないからです。
うだうだぐだぐだと城にも貼り付かないで戦うことで、
相手の部隊を引きつけたり、その隙に争覇を取ったりします。
そして相手の部隊が取れる!という瞬間に、局中法度を使って絶対に取りにいきます。
攻城より部隊!
とにかく部隊をとることだけを考えましょう。
攻城は入ればラッキー、入らずとも争覇が取れてればOKです。
撤退している部隊の復活カウント14〜13くらいで引くと大体帰れます。
この時に相手の鉄砲が強かったり、絶対に土方を落とすという動きをされた場合に備えて
流派は城塞を選ぶのが良いです。
城塞2を打って部隊を回転させることで、こちらのラインが上がりやすく
ひいては相手のラインが上がりにくくなります。

守りについては割と簡単です。
槍2枚斬っちゃって武力爆上げからの連凸と斬撃と鉄砲でどうにかしましょう!
そういう時にどうにかしてくれるカードが富山弥兵衛、通称モス。
または劉封。
とんでもない武力になるので一点は守れます。

戦器は再起がお勧めです。
相手がフルコンでこちらの武力を超えてきた時に、再起ならどうにかなることが多いです。
また、ライン高めでぶつかって相手のフルコンに対抗する際にも、再起を選んでおけば安心です。


次に、家茂入り局中法度の場合
基本的に攻めは家茂、守りは局中法度とよく言われますが、
家茂を一回うつだけだと攻城はほとんど取れないと考えた方が良いです。
2連打して初めて大量に城が取れる。
3連打で落城できる。
それくらいに考えていた方が良いかもしれません。

つまり、士気差が結構ないと城がたくさん取れる展開にはなりにくいです。
家茂で城を殴るというプランの場合は、
流派は士気を選んで1→2でいくと考えましょう。
相手の攻めを一回は無士気で我慢するということになります。
しかし相手もそれをわかっていますから、こちらの城を落としにきます。
その場合、相手の部隊編成(高コストの槍がいるか?)とか
士気(8以上あるか?)などを見て、無士気で城が落ちないかを考える必要があります。
家茂は柵を持っているので、これで相手の兵力をある程度削ったり時間を稼ぐことはできますが、
号令2連打に対しては流石にどうすることもできないので、
何で守るか先に考えておいた方が良いと思います。
局中法度をかっちり使うのか、家光などで誤魔化すのか。
個人的には号令一回目はローテでどうにかして、二回目使われたら守りの計略を使えれば最高だと思います。

守れたら攻めに転じて、家茂を連打しまくって落城を目指しましょう。
士気流派は2を使うのが本当にお勧めです。
計略3回使うつもりでやりましょう。


家茂型だと局中法度使わない?というとそんなことはないです。
武力がかなり上がる号令が入っている相手に対しては局中法度だけで試合を作ります。
さっき説明した、部隊を回転させる方法でやっていくのが一番良いです。
家茂だと突破されちゃう場面で、局中法度だとまずそうなりません。
また、部隊が先に落ちる&移動速度が上がる関係から、局中法度はカウンターをもらいにくいです。
士気を貯める系のデッキ相手だとこれは使えないのですが、
その都度高武力になるタイプのデッキ相手だととにかく完全なカウンターをもらわないというのは大きいです。

「この試合は家茂でいく」「局中法度でいく」
とマッチング画面で決めて、流派も戦器もそれに合わせて決めましょう。



4.トシトシと王平と
さて、ここからはちょっと個人的な話になります。

私は長く、前田利家を入れて局中法度をやっていました。
これはちゃんと理由があって、利家を端に投げて部隊を釣り、
局中法度とどっちを使うのか相手を迷わせるということをやっていました。
羽扇利家ももちろんやりましたし、逆に局中法度しか使わない試合も多数ありました。
なぜ利家じゃないといけないのかというと、羽扇利家というものの圧を対戦相手の方は皆知っているからです。
その圧があるからこそ利家に部隊が殺到して、土方がフリーになる。
ラインは楽に上がるし攻城まで入っちゃう、みたいな感じです。
で、武力9槍と乱戦していたお相手の部隊は結構弱っているのでローテも崩れやすくなっている。
それなりに噛み合った編成だったと思います。

ただ、とにかく2色であることの弱みが大きく響いてしまうので、
安定したデッキであるとは言い難いかもしれません。

そこで今回のバージョンで登場した王平です!
王平は1部隊掛けで車輪の兵力上昇・・・便利すぎます。
本人のスペックも良くて柵まで持っています。
2.5コスを端に投げ、相手がぐだったら局中法度か王平か増援からの家茂か。
なんなら家茂から王平を打っても強いです。
家茂デッキとして運用しても足を引っ張らないどころか攻城力のお化けみたいな感じなので、本当に優秀なパーツだと思います。

楯無を選んで一気に城を落とすゲームもよし、
スタンダードな局中法度ゲーもよし、
トリッキーな端っこ大車輪連打もよし。


5.局中法度をなぜ使うのか
最後に、局中法度に魅力について。
これはもう、爆発力に尽きます。
士気6で超絶強化が3枚!
速度上昇がついているので爽快感がすごいです。
乱戦も斬撃も突撃も潜り鉄砲もやりやすい!
あの中毒性は他では味わえない・・・かもしれない

ぜひ一度お試しください!!
更新日時:2023/11/17 06:32
(作成日時:2023/11/16 08:53)
コメント( 2 )
aspiretobird
aspiretobird
2023年11月20日 12時3分

めっちゃ局中法度が使いたくなる楽しい記事ですね

鯵塊
鯵塊
2023年11月20日 22時21分

aspiretobirdさん
ありがとうございます!!
少しでも局中法度さわるときにお役に立てれば(*´ω`*)

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