推し二人を入れてデッキが……組みたい！

こんばんは、こんにちは、おはようございます。
綾鷹を飲んでゲームセンターに生息している主君、壁のシミです。紫音の方を知っている人も壁のシミから知っている人も、ﾄﾞｳｿﾞﾖﾛｼｸ。

そんな前置きは置いておいて。

＞＞正三位初昇格しました＜＜




やったぜ。

で、そのデッキがこれ。



……なんですけど、多分出会った人100人中98人に「ああ……カード登録ミスったんやろなア……」と思われていると思うので、「そうじゃねえんだ！！！」という主張をしていきたいと思って、昇格タイミングで筆を執りました。
どういう風にろくろを回してデッキがこうなってしまったのか？　ということ、そしてこれが本当にガチデッキのつもりで組んでいることをお伝えできれば幸いです。

＊＊＊

曹仁と周瑜を同じデッキに入れたい。

私の英傑大戦はここから始まっています。
思えば前作・三国志大戦において、様々なライバルたちを差し置いて、一騎討ち相互特殊を持たされていた曹仁と周瑜。演義では最早噛ませ犬同士の地味な争いにしか思われぬ「江陵の戦い」をドラマチックに信念をもってぶつかり合う男たちの話として書いてくれたSEGA神。
そんな天上の神による二人の関係性は今作でも健在で、周瑜は計略を曹仁に使うことで、また、曹仁は周瑜が相手にいる際の開幕で、特殊台詞が発生するようになっています。曹仁、周瑜共に、敵への特殊台詞として現在見つかっているのはこれだけ、という認識です。

こんなに曹仁と周瑜、ひいては江陵の戦いにフォーカスしてくれるゲームが、今まであったでしょうか。
あったらこっそり教えてください！！！！！！！！
じゃなくて、とにかく、ここまで江陵の戦いという地味で知名度のない戦いを推してくれるSEGA神には感謝してもしきれません。

そんな神への感謝の心が八割、二人がかっこよすぎるという心が二十割、使いたいデッキもないからこの二人擦ってテンション上げるかという気持ちが二割くらいで、とにかくこの二人を入れたデッキを組もう、となりました。
ここが前提です。

＊＊＊

周瑜を号令に入れてくれない曹仁を脇に置いたとして、もしかしたら周瑜だけで攻めることができる猛者もいるのかもしれませんが……、筆者は特に攻めにおいては周瑜だけでは大概どうにもなりません。なので、とりあえず号令陣形が欲しくなりました。
しかしもちろん皆さまお分かりの通り、曹仁と周瑜を入れた時点で二色です。
緋限定。
蒼限定。
全て、使えません。
それから当然ながら、幕末限定号令も除外されます。当然と言いつつ、緋はこれがめちゃくちゃ多いんで、とにかく使える号令がどかどか消えます。泣きそう。

そういうわけで、候補は自然と限られてきます。以下に、「武力上昇のある全体強化で、二人にかかる計略」の、全候補を書き出してみましょう。

・柴田勝家
・武市半平太
・丹羽長秀
・兪河
・吉田東洋
・乾退助
・竹中半兵衛
・松野千冬
・場地圭介
・毛利敬親
・吉川元春
・高杉晋助
・鶴見中尉
・三ツ谷隆

完！！！！！
グレーになっている武将は、曹仁＆周瑜と相性が悪く実質使えない（内訳：剣豪号令、鉄砲号令×2、2コスト以下号令）ものです。
そろそろお気づきになったかもしれませんが、緋のバリエーションが物凄く、ない。
後方指揮をメイン号令として扱えるほど私は号令の扱いに熟達していませんし、高杉晋助も漫然と打って攻守に使えるという計略ではありません。となると吉川元春か三ツ谷隆しか残りません。

しかし私はそれでも、最初のうちは曹仁の計略も活かそうという気持ちがありました。
それで組んだデッキが、こちらです。



まあなんとか、なりそうな、気がしますよね。
実際なんとかなりました。割と強かった。ただ、孫権が流行った際に、あまりに吉川が孫権に何もできないため、デッキは解散の憂き目を見ます。
そうなると残るは三ツ谷くらいなのですが、自他ともに認める弓歩かせ主君としては、彼を扱うのは本当に難しいしやりたくありませんでした。ここで一度、もうどうしようもなくなってしまいます。

＊＊＊

その後は曹仁を入れるのを諦めて、一時期関平と竹中半兵衛を入れた両端攻めデッキをやっていました。こちらです。



実際、最初に金プレを踏んだのはこのデッキだったりします。これは前作・三国志大戦で使っていたデッキを疑似的に再現したもので、勝率はかなり高く出すことができました。
ただ、一方で、前作の使用デッキは特殊すぎて再現しきれてはいないため、使えば使うほど理想のデッキパワーとの差に苦しむこととなり、また推しの曹仁を入れられていないのでいまいちモチベーションも上がってこない。さて、どうしよう、となりました。

そこで気付いたのです。

「この半兵衛ってやつ、攻守に強いな」

半兵衛を入れたら、曹仁と周瑜というシナジーのない二人を入れても、上手くやってくれるのでは？　と考えました。
特に一枚掛けに惹かれました。というのも、筆者は前作でも防護効果のある計略におんぶにだっこだったので、半兵衛の防護効果が本当に好きだったのです。
そこで、残り3コストに何かを入れて、周瑜と曹仁のスペックの良さを生かした、四枚型半兵衛デッキを組もうと思い立ちました。

ところがです。

緋の3コストは、なんと、三枚しかいません。

・曹操（スターター）
・高杉晋作
・山県昌景

スターターの指揮を持つ曹操以外の二人は、あろうことか、緋限定号令なのです。

入りません。流石に入りません。何をどうしたって半兵衛周瑜曹仁のラインナップに晋作か山県を加えることはできません。無理です。5コストしか対象に取らない士気7号令は流石に許容範囲外です。かといってスターター曹操の「指揮」を使いこなすこともまたできそうにありません。
ということは、です。
もうここまで来たら自明ですが。

半兵衛を入れるなら、曹仁の計略を捨てるしかありません。

＊＊＊

曹仁の計略を虚無の単体強化だと誤認識できるのであれば、最後の選択肢が現れます。
そう、柴田勝家です。
高コスト槍大好き、高武力号令大好きな筆者にとっては、もう憧れのカードでありました。ちなみにほかにも（勢力限定のある織田信長を除外するとして）岡田以蔵、坂本龍馬という選択肢がありましたが、兵種熟練度や計略の好みを考えたら柴田一択でした。
こうして、デッキに柴田勝家が滑り込みました。

はい、では、おさらいです。

周瑜と曹仁を入れます。
攻守に万能な半兵衛を仕込みます。
残りの3コスト枠に、使いやすい兵種で攻めに強い計略持ちの柴田を仕込みます。

こうなります！！！！！



もうこのデッキは完全に論理的に導かれた、SEGA神プレゼンツ・江陵の戦いデッキなわけです。
曹仁と周瑜を同一デッキに入れることがそもそも間違っているというのは置いておいてください。こちとらこいつらでテンションを上げているんだ。これがないとそもそもゲーセン行かなくなっちゃうんだ。

まあ完成したデッキを傍から見ると、どう控えめに言っても
朱然でいい
んですけど、それはこの際投げ捨てましょう。投げ捨てちゃいました。てへぺろ。

そういうわけで完全に手に馴染むこのデッキで、冒頭述べた通り、正三位への初昇格を果たしました。これは吉川でも、関平半兵衛でも、たどりつけなかった場所だと思っています。何より何度も失敗してもこのゲームをやりたくさせてくれたのは、最高にかっこいい曹仁と周瑜、そして最高に使いやすい半兵衛一枚掛けと、最高に攻めでハッスルできる柴田勝家の存在あってこそです。
この初昇格、自分史上最高品到達の実績をもって、『このデッキは壁のシミにとってのガチデッキである』ということを、強く主張させていただきたい次第です。

＊＊＊

さて、二割くらいの人が納得してくれたでしょうか。してくれ。しろ。
もし壁のシミと全国で出会って、曹仁以外全部蒼のデッキを使っていたら、ああ、そういえば大戦組に阿呆な言い訳を書いていたな……と思い出し、生暖かい目で見守っていただければ幸いです。
そして、カード間違いだと思わず、全力で戦ってください。こちらも全力で貴方の城を叩き割ります。

そう、うちの最強の二人……柴田と半兵衛がな！！！！！！
曹仁と周瑜ならあっちでいがみ合っているよ

あとこのデッキは今のガチデッキですけど、どうもサンド半兵衛流行ってるらしいので、もし次のばーうｐで半兵衛一枚掛けが使い物にならないほど下方されたらその時は別のことやり始めると思います。そうなったらほんと、すごく温かい目で見守ってほしいなって思います。ええ。

ではでは、なにはともあれ、全国でお会いしましょう！

ﾉｼ