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源為朝のカードを見ながらぼんやり考える【ゆる考察】

by
鶏山チキン
鶏山チキン
こんにちは、鶏山です。

12月のカード追加以降も侍号令や四天王陣をメインに玄の単色デッキで遊んでます。
追加当初は義朝でキャッキャするつもりだったんですが、気づけば弟の為朝ではしゃいでます。
んん?前にもこんな事が?
あれれ?

すっ転んだ原因は彩華さんの配信でした。ちょろいぃ。
見るまでは『諏訪部さんボイスの3コス武力10弓で三国志大戦の夏侯淵の親戚みたいな見た目のおにーちゃん』という認識で、加えて戦国・三国時代以外は予備知識がほぼないので、調べるまで義朝の弟だという事すら知りませんでした。ごめんて。

あわてて縁でお迎えしました。かっこいいね。
玄の武将は基本的に白や黒を基調としたモノトーンの配色が多い中、なぜこんなにも緋と見まごうほどの配色に?
その他にも気になる所がチラホラありましたので、カードイラストを見ながら書き出しつつぼんやり考えてみたいと思います。

■髪の毛
為朝のカードを見た時、真っ先に目に入るのはここではないでしょうか。
朱色まじりの燃えるような赤髪。風に逆巻いて今まさに弓を放とうと弦を引く姿が立派なこと。風のない状態の髪型がめっちゃ気になるんですけれども👀

そして親族を見れば、
為義(黒)、義朝(銀)、義賢(銀)、頼賢(青)
なのでちょっと異端な気がします。ただ義平にはベージュに少し赤みがかった部分があったり。髪の毛の色による統一性は持たせてないんだなあと(藤原氏系はツートンのようですね👀 )

なんで赤いんだ〜〜〜!
為朝はちょっとおいといて、赤という色について調べてみましょう。
古くから赤は高貴な色とされ、また太陽や炎や血を思わせる事から生命の象徴でもあり、鮮烈さから目を引くために警戒色の役割を持ち、エネルギーを感じる色。

そんな赤は江戸時代、疱瘡(天然痘)などの病気をおそれた人びとが魔除け、厄除け、そして病にかかってしまった時は快癒を願って飾ったり贈ったとされる疱瘡絵にも使われていたそうです。
疱瘡絵は赤一色で刷られていて、絵柄には為朝が描かれていたものもあり(平安の頃疱瘡が蔓延していたけれど為朝はかかった事がなかった)、そういった意味合いから赤が目立つ部分に使われているのかな〜なんて。

そのあたりの為朝のご利益的な要素はカード裏テキストの「我が弓矢は、天災疫病をも討ち滅ぼす!」(これは絆の計略セリフかしら?)とお正月ボイス「生まれつき体は頑丈で、病知らずだ。んじゃあ、俺からは皆の無病息災を祈っておくか!」に反映されているな〜と思いますね。ニッコニコ。

■背景の惑星
これまた燃え盛る炎のような赤い惑星。太陽?それとも火星?
前にアップされた傑士列伝の源頼光の動画でも紹介されていましたが、源氏の血筋には星座をモチーフとして取り入れている武将が既にいるので、為朝もそうなのかも知れません。

義朝は星を散りばめた宇宙を思わせる背景に、ひときわ明るく輝く青い星が描かれています。もしかするとこの星は『源氏星』と呼ばれているリゲルなのかも。
調べている途中で知った事なんですが、星って青い方が温度が高くて赤い方が低いんですね。となると、イラストや声のトーンとは真逆の熱量にまた違った面白さを感じます。

義朝と為朝のカードイラストは個人的に色合い等が対称的で、見栄えがとてもよいなーと思っているので時々並べてにこにこしております。ふたりを入れたデッキ考えるか〜。

そしてイラストではないですが、為朝は計略台詞で自身を「源氏の軍星(いくさぼし)」と呼んでいます。軍星は北斗七星の事で軍神なのだそう。
源氏は軍神である八幡神を崇めており、また八幡神は弓矢の神さまでもあったのでそれにあやかって、自分が勝利をもたらす軍神だと宣言しているようにも思えます。
味方への鼓舞のようでもあるし、自分はそれだけの力があると自負していたようにも思えます。両方かもしれない。
味方の武力吸い取るけどなァ〜〜〜。

という風に考えると火星にはギリシャ神話の軍神・アレスの名前が付いているので軍神つながりで背景の星は火星のような気もしてきました(つよめの妄想)
義朝、義平、政清には同じくギリシャ神話の神、ヘルメスの持ち物であるカドゥケウスの杖が描かれているのもすごく気になってるんですよね…オーダーシートのチラ見せ、ありませんか?

■目
為朝には『目の隅が切れ上がっていた』という記述があるんですが、そこを特筆するという事は相当に特徴的だったに違いないです。
保元物語にも『どんな疫病神であろうとも、威圧されて目をあわすことができそうもない』なんて書かれ方をしています。疫病神も裸足で逃げ出すレベル。

イラストでも目は切れ長で目尻がきりりとつり上がっており、とても鋭い目付きをしています。こわいね。
瞳の色は亜麻色。この色の瞳はヘーゼルアイと呼ばれ、太陽の光を吸うと金色に輝くらしいです。
琥珀(金)色の瞳は狼の目とも言われているそうで、為朝はなんとなく狼っぽいなとも思ったり(猛禽類感もあるけども)
クソデッカわんわん感を感じる🐕

■髭
矢でちょっと見えにくいんですが、髪の毛と同じほむら色のあごひげが確認出来ます。
英傑大戦界(三千世界)の武将たちは全盛期の姿で戦っている、描かれている、というウワサを耳にしまして。為朝がもっとも武威を示したのは保元の乱の時ではないかな〜と思うので、その頃の姿だとすると18歳なんですよね。

男子高校生…♡
それでお髭を生やしているとなるとちょっと背伸びをしている…?などと気が狂ったんですが、平安時代ともなるともう立派な大人なんですよね。
それと背丈に関してはじゅうぶん過ぎるほどあるんですよね。七尺(212cmくらい)あったそうです。
でっっっっっっっっっか。

現代でもそこまで長身の方を見かける機会はなかなかありませんので、当時は相当に稀有な存在だったのでは。

為朝の武力10と技巧3コストといういるだけで仕事をしてしまうスペックは生まれながらの体の強さを感じられていいなあと思います、フフ。
うーん、2m超えの高校生かあ(こらー)

■耳
とんがり耳。かわいい。

■爪
すごくとんがっている。
最初に見た時、鉤爪のような装備をしているんだと思ってました。この爪で弓を引くのはなかなかに大変…と野暮な事を考えましたが、耳のかたち同様、容貌魁偉の要素をふんだんに取り入れてるのかなあと。切ってもこの形に伸びてしまうんだ。
しらんけど。

お絵かきマンとしては長い爪の指って描くのが楽しいです。ニコニコ。

■刺青(痣?)
最後にこちら、左側の額から眉間を通って顔の右側にまで伸びている大きなムカデの模様。大戦の為朝のトレードマークとも言えるんじゃないでしょうか。
冒頭にも書きましたが、源為朝という人を存じ上げなかったので、ムカデに関するエピソードがあるか、戦国武将の前立てのようにムカデの性質にあやかったもの(獰猛、前にのみ進む)かと思いましたが、どうにも結びつく逸話などが見あたらなく…。

弓も背中から伸びる大きな節のいかつい装備も、おそらくムカデをモチーフとしたものではないでしょうか。なぜムカデ。

なぜムカデ。

ムカデ+弓使いといえば違う英傑を思い浮かべてしまうのですが…!
うおおん、おーしーえーてー!

それと、由来とは別なのですが、この刺青の位置がちょっと気にかかりまして。
為朝は保元の乱で鎌田政清と対峙した際に、政清の放った矢が左の頬をかすめて傷を負ったらしいのです。
左側にもあるんですよね、ムカデのしっぽ。
額から走っている方のムカデは、保元物語では敗れて逃げている最中に病にかかり湯治していて見つかった時(あれ?病にかかってるな!?)、『額に傷のある大男』がいると報告されているのでその傷なのかなと思われます。向こう傷ですね。
なので、もしかしたら傷のあったところにムカデを這わせているのかな〜と妄想してみたり。

そうだとしたらお腹の所に特大のムカデがいるハズなんですよね。為朝は腹を切って亡くなっているそうなので。
鎧に描かれているムカデがそれにあたるのかもしれません。ちょっとワクワク。
ねえねえ為朝くん、鎧脱いでみて。
え、だめ?
だめかァ〜〜〜!!!!!

これは色々なパーツを忘れないようにメモ代わりに描いてみたものですが、その後も順調に忘れ物を繰り返しているので役に立っていません。

他にもイラストやセリフについて妄想などを語りたくありますが、すっかり長くなってしまいましたので今回はこれにて😌
お付き合い下さりありがとうございました。

ところでシステムボイスの唯我独尊、かなり為朝寄りな音色で聞くほどにヒヒヒとなります。システムボイスの鑑賞動画を作りたくなる程度に好きです。ヒヒヒ。
ありがとうございますヒヒヒ!
更新日時:2023/04/02 21:06
(作成日時:2023/04/02 08:53)
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