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コラボについて思うこと

by
桜井華奈
桜井華奈
今回の『Fate/Grand Order Arcade』(以下、FGOAC)とのコラボは、事前にインタビュー記事などから予想していた方も多かったのではないでしょうか(私もその一人です)。
同じゲームセンターで稼働する作品同士のコラボということで、内容にも期待が高まっていたかと思います。
キャラクター選出や計略の性能といった詳細な評価は、作品に詳しい方々にお任せしたいと思います。

なので私は「今回のFGOACコラボは、EX区分ではなくPL区分だったな」という話を書いていきます。

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さて、英傑大戦のコラボは、大きく分けて二つの区分があります。

一つは『キングダム』や『逃げ上手の若君』に代表される「PLコラボ」、
もう一つは『CODE OF JOKER』や『CHUNITHM』のような「EXコラボ」です。
今回のFGOACコラボは、前者のPLコラボとして実装されました。

それぞれの特徴を、私の認識でまとめると以下のようになります。


▼PLコラボの特徴
  • 他社作品とのコラボ。
  • 原則として、1アカウントにつき1枚のみ排出されるため希少性が高い。
  • ゲーム環境に影響を与えるような、特徴的な計略やスペックを持つことが多い(という印象)。
▼EXコラボの特徴
  • セガの自社作品とのコラボが中心。
  • 後日、金剛石ショップなどで追加獲得が可能(獲得枚数に制限がない)。
  • 友好度を300まで上げることで「絆カード」を作成できる。
  • カードフレームや戦闘BGMといった、カスタマイズ要素が追加されることがある。

FGOACはセガが開発に携わっているため、
「これはもしや”自社コラボ”として、EXコラボになるのでは!?」と、公式生放送を少し浮き足立ちながら見ていましたが、PLコラボでした。
おそらく、権利関係があるのだろうと推測しますが、そのあたりの話は今回の趣旨ではないので割愛します。

上記のようにコラボ特徴を比較したとき、今回の決定に少しだけ寂しさを感じてしまったのも事実です。
発表前の願望を素直に打ち明けるなら、「FGO仕様のカードフレームやBGMが手に入るんだろうな」と、胸を膨らませていたからですね。

まあだとしてもコラボ自体にケチをつけたいわけではないのでその点は理解のほどをお願いしますね。

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ここからは、今回のFGOACコラボに限らず、PLコラボ全体に対して個人的に思うことを。

英傑大戦では、ER武将にのみ固有の計略演出が用意されています。
それ未満のレアリティのカードは、汎用の演出です。
この汎用演出自体は好みなので決して不満はないのですが、過去の三国志大戦や戦国大戦では、すべての武将に個別の3Dモデルが用意されていました。
もちろん、過去作のモデルと比較して英傑大戦の3Dモデルは一体一体のクオリティが非常に高く、キャラクターゲームとしての魅力を大きく引き上げていることも理解しています。

では、この点を「コラボカード」という視点で見るとどうでしょうか。
コラボカードはSR相当のレアリティであり、固有の計略演出は再生されません。
様々な事情で3Dモデルを用意するのが難しいのは想像に難くありませんが、結果として、ゲーム内での演出は他のSRカードと変わりません。
つまり、既存の武将との差別化要素は、主に「イラスト」「ボイス」「スペック(数値)」の3点に集約されると私は考えています。
特徴的な計略やスペックを持つ武将もいますが、それはあくまで数値上の違いであり、プレイ中の”演出”にまでは影響を及ぼしにくいのが現状です。

例えば、既存の武将と全く同じスペック・計略を持つコラボ武将がいたとします。
その場合、そのカードを使う理由は「そのキャラクターが好きだから」という一点に集約されます。
もちろんコラボなのでそれで正解なのですが、システム面で見れば、既存武将の「ガワ(見た目と声)」を差し替えたに過ぎないとも言えます。
PLコラボの場合、演出面での変化が少ないため、どうしても「1枚のイラストとセリフ」という限られた要素だけでコラボの満足度を担保せざるを得ないのです。

過去作の話になりますが、戦国大戦で『ゴルゴ13』とコラボした際は、射撃時に特殊な演出が入ったりして、ゲームの体験としてとても面白かったと記憶しています。

例外として、英傑大戦では『るろうに剣心』の比古清十郎が該当するかと思います。



一方で、EXコラボはどうでしょうか。
カード自体の扱いはPLコラボと大きく変わりませんが、私はEXコラボこそ、作品の魅力をゲーム体験に深く落とし込んでいるのではないかと感じています。


一般的に、コラボの主な目的は新規プレイヤーの獲得にあると言われます。
この点においては、話題性の高い作品が多いPLコラボの方が影響力は大きいかもしれません。
しかし、コラボにはもう一つ、「既存プレイヤーのモチベーションを高める」という重要な目的があるはずです。
その一つは、新たなカードの追加によるゲーム環境への刺激。そしてもう一つが、世界観の拡張です。

時折、「世界観を壊す」といった意見も見られますが、私はこの「世界観の拡張」こそが、コラボの醍醐味だと考えています。
壊しすぎなければ多少は自我を出しても良いといったニュアンスです。
そして、それを実現しているのが、EXコラボにおけるカードフレームとBGMの追加だと思っています。

PLコラボの魅力は主に「イラスト」と「ボイス」にあると書きました。EXコラボではそれに加えてカードフレームやBGMが手に入ることがあります。
特にBGMは、計略を発動している間だけでなく、試合中ずっとコラボ作品の楽曲が流れ続けます。
数秒間のセリフで得られる満足感も大きいですが、数分間にわたってコラボの世界観に浸れる体験は、より大きな価値があると思います。
カードフレームも同様です。
プレイ時にイラストが変わるわけではありませんが、手元を確認する際や、マッチングの待機時間など、ふとした瞬間に自分の好きな作品の世界観を感じることができます。

だからこそ、こう思うのです。
「ゲーム体験をより豊かにしてくれるのは、実はEXコラボの方ではないか?」と。

もちろん、話題の作品とコラボするPLコラボが嬉しいことに変わりはありません。
しかし、ゲームプレイそのものへの没入感を高めてくれるのは、カスタマイズ要素が充実しているEXコラボの方だと感じています。

いつかPLコラボでもカードフレームやBGMが追加され、システムボイスにもコラボキャラクターが実装され、作品の世界観をより深く楽しめる日が来ることを願っています。


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geminiに文章を校正してもらって修正したら凄い言いたいことを言ってくれたけど文章から個性が失われたような気もする。
まあ曲解されて伝わるよりも言いたいことが伝わるならばそれが正解だ。
作成日時:2026/03/16 02:39
カテゴリ
雑談・雑感
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