１７９人目の絆武将は月に変わってお仕置きする？の話

月前の恋…というお題で詠んだ歌
「嘆けとて　月やは物を　思はする
かこち顔なる　わが涙かな」
訳）嘆き悲しめと月はわたしに物思いをさせるのだろうか。
いや、そうではあるまい。本当は恋の悩みの所為なのに、まるで月の仕業であるかのように流れるわたしの涙ではないか。

という百人一首でも有名な西行法師こと佐藤義清が１７９人目の絆武将です

今回のココショップ武将も1人くらい絆武将にしようと思って丁夫人、辛憲英、佐藤義清で迷ったのですが、実は詠歌計略の武将は全て絆武将にしているので佐藤義清もしておきたい！という理由で決定
まあ丁夫人とか辛憲英は誰が作るだろうしなぁ

すごく和の美な感じの絵の中に狂気が混ざってます
絆武将カードの見るべきポイントとしては、左上に通常カードでは見えなかった月がうっすらと見える点です

調べてみると確認できるだけでも月の歌を３９６首詠んでいるくらいに月が好きな人なので、佐藤義清のイラストに月がないのは画竜点睛を欠くというものです

こんな歌を詠んでるくらい月が好きです
「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」
訳）毎月、月を見る事は多いけど今夜の月こそが特別に綺麗に見える

当時は不吉とされた月蝕も、「そういう月ならばなおさら無理にでも見ようとするので変人みたいな評判が立たないといいのだが」みたいな内容の歌も詠んでます

あと佐藤義清の後ろのヤバい何かはカード裏説明でも触れられてますが、亡くなった友人を反魂の術で蘇らせようとした人造人間です
でも作り方を間違った失敗作だった為、高野山に捨てられてます

そんな佐藤義清の気になる計略台詞は

通常武将
「嘆けとて　月やは物を　思はする
かこち顔なる　わが涙かな」
絆武将
「あぁ…月よ、不完全であったものが完全になる」

かなり予想外の絆武将台詞でした
意味は分かるけど解釈が難しい
・単純に月の満ち欠けの話？
・月になぞらえて願いが叶う話？
・月を見て狼男になる話？
・人造人間を完成させる話とかセルが完全体になる話？
・月が現在より３倍遠い距離になって、満ち欠けせず永遠の満月となるラグランジュの五次方程式の話？
・背後の人造人間を使った人類補完計画で范レイとか紀レイが巨大化して黒い月とか出てくる旧劇場版の話？

何が完全になるのか分からないけど、とりあえず佐藤義清が「月好き月好き月好き西行さん」なのは間違いない

あと詠歌計略の絆武将台詞5人分まとめて聞ける動画も撮ってみました

動画にもらったコメント見るまで気付いてなかったんだけど、左下の武将の顔入り札みたいな表示が２列目に突入してます
詠歌計略８枚デッキがいずれ可能になっても表示出来ますね