「160万石未満の書いた攻略記事は役に立たない」と、ぽへさんは言います。大戦組で攻略記事を書いてる私としては、当然、このような主張を認めることはできません。
よって、これから120万石の、この私、三宅前六品、自らが攻略記事を書くことにより、「攻略記事を書くのに階級は関係がない」ことを証明します。
あれ?そう言えば、以前、私の書いた士気計算の記事で、「攻略記事を書くのに階級は関係がない」ことを、ぽへさんに証明しませんでしたかね?
「浅差し」とは?
相手の城前の攻城エリアに入ると、こちら部隊は攻城状態になります。攻城エリアは、上下に幅があり、攻城エリア内であれば、どこにカードを置いていても攻城状態になります。
この攻城エリアの最も浅いところに部隊を置くことを「浅差し」と呼びます。
ランカークラスや準ランカークラスであっても、浅差しができてない方がいます。ぽへさんも浅差しができてません。
では、浅差しが難しいかというと、全然そんなことはなく、やり方を知っていれば、浅差しは誰でもできます。
※ 攻城エリアの奥に部隊を置くことを
「深差し」と呼びます。
攻城エリアの浅めのところに部隊を置く、通常の攻城に呼び名はありませんが、本攻略記事では、便宜上、「通常差し」と呼びます。
浅差しのメリット・デメリット
浅差しのメリット
・攻城が素早くできる。
・兵種アクションがすぐ出せる。
・騎兵の突撃を躊躇させることができる。
・浅差ししている部隊には、潜り乱戦ができない。
浅差しのデメリット
・浅差しに失敗して、攻城してないことがある。
・帰城する相手の部隊を逃しやすい。
・潜り乱戦をされると、槍が出て迎撃を受ける。
・斬撃、狙撃を受けると攻城がキャンセルされる。
・カードを動かすと攻城がキャンセルされる。
浅差しのメリットについて
・攻城が素早くできる。
浅差しは、攻城エリアの最も浅いところに武将を置くので、深いところで攻城するより、移動距離が短くなる分、素早く攻城することができます。
・兵種アクションがすぐ出せる。
攻城中は兵種アクションを出すことはできません。しかし、浅差しをしている場合は、部隊を後ろに下げると、攻城エリアから外れるので、兵種アクションを、すぐに出すことができます。
・騎兵の突撃を躊躇させることができる。
浅差し中に槍兵や剣豪を後ろに下げると、槍兵なら槍が出て、剣豪なら斬撃を出せるため、浅差しをしていると、相手は迎撃を恐れて、騎兵の突撃を躊躇させることができます。
・浅差しをしている部隊には、潜り乱戦ができない。
攻城エリアのさらに奥で、攻城している部隊に乱戦させることを潜り乱戦と呼びます。攻城エリアに入ると兵種アクションができなくなるため、潜り乱戦をしている部隊に突撃はできません。
浅差しをしている部隊に潜り乱戦を行おうとすると、潜ったときに乱戦が外れてしまうため、潜り乱戦をすることはできません。
そのため、浅差しをしている部隊に乱戦しているときの位置は、突撃が当たる位置になるので、騎兵マウントが取りやすいです。
浅差しのデメリットについて
・浅差しに失敗して攻城してないことがある。
浅差しを仕込んでいるつもりが、浅すぎて攻城になってない場合があります。浅差しを仕込んだ場合、部隊が攻城してるか、確認をしなければならないので、見るべきところが増えます。
・帰城する相手部隊を逃しやすい。
こちらが浅差しをしているとき、浅差ししている部隊と相手の城との間にスペースができるので、相手の部隊は乱戦から抜けやすくなります。
兵力が減って乱戦中の相手の部隊が帰城しようとしたとき、こちらが浅差しをしていると、相手部隊を撤退させれずに逃しやすいです。
・潜り乱戦をされると、槍が出て迎撃を受ける。
こちらが浅差しをしているときに、相手の槍兵が潜り乱戦をすると、乱戦が外れて槍が出るので、突撃しようとした騎兵が迎撃を受けてしまいます。
こちらが深差しをしていた場合は、相手に潜り乱戦をされても乱戦が外れないので、槍は出ません。
こちらが通常差しをしていた場合は、潜られても乱戦が外れにくく、乱戦が外れても槍が届かないことが多いので、通常差しの潜り乱戦から迎撃を取られることは少ないです。
上手い人のプレイを観ていると、潜り乱戦をするとき、高度を維持するのに、カードを上下に動かす人がいますが、これは浅差し対策です。
潜り乱戦をするとき、相手が通常差しをしてきた場合は、カードを横に動かして、高度を維持すると比較的簡単です。しかし、相手が浅差しをしているときに潜り乱戦はできません。
そこで、相手が突撃をしてきたときだけ潜って突撃をかわし、槍兵の場合は槍を出して迎撃を取るため、上手い人は、上下にカードを動かしているのです。
・斬撃、狙撃を受けると攻城がキャンセルされる。
浅差しをしているときに、斬撃や狙撃を受けると攻城エリアから外れ、攻城がキャンセルされてしまいます。
潜り乱戦で、こちらの部隊の下から斬撃や狙撃をされたときに、攻城がキャンセルされるのは当然としても、横から斬撃や狙撃を受けても攻城がキャンセルされてしまいます。
・カードを動かすと攻城がキャンセルされる。
浅差しを仕込んでいるカードを動かすと、ゲーム内の武将が動いたときに、攻城がキャンセルされてしまう、仕様があります。
この仕様は、浅差し中に深差しに変えようとして、カードを奥に動かしたときであっても同じで、武将が動いたときに、攻城ゲージがキャンセルされてしまいます。
浅差しのやり方
まず、ミニマップを見ながら、カードを動かしてみてください。動かしたカードの行き先が緑のグリッドで、ミニマップ上に表示されます。
浅差しは、この緑のグリッドで位置合わせをします。
ミニマップの相手の城側をみると、下から、紫の細い線、何もないところ、城門横の三角の波目がある水色の太い線、最奥の太陽のような家紋が入った薄い紫の太い線があります。
最奥の太陽のような家紋が入った薄い紫の太い線は、相手側の城内を表してます。相手側の城内なので、当然こちらの部隊は入ることはできません。
城門横の三角の波目がある水色の太い線が、城内と攻城エリアの境目になり、守城側の部隊しか入ることができません。
この城門横の三角の波目がある水色の太い線のところに入った状態で乱戦すると、潜り乱戦になります。ミニマップを見ながら、部隊の位置を調整してください。
ただし、潜り乱戦になる位置にカードを置いても、部隊はその場に留まらず、城内に入ろうとするか、戦場に出ようとするので、カード操作で、高度を維持しなければなりません。
潜り乱戦中に、部隊が少し上に行くと突撃を受ける位置になり、部隊が少し下に行くと城内に入ってしまいます。やり方を知っていても潜り乱戦は難しいです。
そして、紫の細い線と潜り乱戦になる水色の太い線の間の、何もないところが、攻城エリアです。
浅差しをするには、攻城エリアの最も浅いところに部隊を置く必要があります。したがって、紫の細い線と何もないところの境目が緑のグリッドを合わせる位置になります。
しかし、実際に、紫の細い線と何もないところの境目に緑のグリッドを合わせたとしても、部隊は通常差しの位置まで動いてしまい浅差しにはなりません。
これは、カードの中心が、わずかにずれており、カードを真っ直ぐにして、盤面に置くと、緑のグリッドの位置より前にずれてしまう仕様があるからです。
この仕様を防ぐには、カードを斜めに傾けて、カードの角を浅く攻城エリアに掛ける必要があります。
まず、ミニマップ上の緑のグリッドの角が真上になるようにしてください。
それから、浅差しの位置になる、紫の細い線と何もないところの境目に緑のグリッドの角を合わせます。これで浅差しを仕込むことができます。
左側の武将のグリッドの位置が浅差しを合わせる位置です。右側の武将の位置が浅差しを仕込めている状態です。
いきなり実戦で浅差しをするのは無謀なので、まずは群雄伝で練習してみてください。浅差しは、やり方を知っていれば難しくないので、数回の練習でできるようになると思います。
練習中に浅差しが成功しているか知りたいときは、浅差しを仕込んでから、その部隊を前に出して、深差しに変えてみてください。攻城ゲージがキャンセルされたら浅差しは成功してます。
浅差しができていると、ミニマップ上の部隊の前に紫の細い線がわずかに見える位置になります。ミニマップを見て浅差しが仕込めているかの判断ができるようにしてください。
このように浅差しを仕込むのは難しくなく、やる気になれば、英傑大戦を始めたばかりの初心者の方でもできます。
しかし、実戦だと複数のカードを操作することになります。浅差しを仕込むとき、他のカードに触れると、触ったカードの緑のグリッドが表示されてしまいます。
また、浅差しを仕込もうとすると、微妙な位置調整が必要になり、他のカードに意識を向けられなくなるので、実戦での浅差しは意外と難しいです。
そこで、浅差しを仕込むときの操作負担を減らすため、計略、法具使用時のカットインを利用します。
計略、法具を使用すると、カットインが入り、ムービーが流れます。ムービー開けから通常画面に戻るとき、ゲーム内の時間は止まっていますが、緑のグリッドは動かすことができます。
なので、ムービー中にカードを傾けて攻城エリアの浅差しの位置にカードを置いておき、ムービーあけの時間が止まっている間に微調整をすると、少ない負担で浅差しを仕込むことができます。
部隊が撤退したときのカットイン中にも緑のグリッドは動かせますが、ミニマップにカットインが重なることがあるのと、カットインあけの時間停止が短いため、やや難しいです。
英傑呼応の演出中に緑のグリッドを動かせるので、浅差しを仕込むことはできますが、演出開けに時間停止はないです。
流派選択中は、緑のグリッドを動かすことができず、演出開けの時間停止もないので、浅差しを仕込むことはできません。
浅差しの仕込み直し
浅差しを仕込んでいるつもりが、浅すぎて攻城エリアに入ってない場合があります。また、通常差しから浅差しに変えたい場合もあると思います。
この場合、浅差しをしようと少しだけカードを動かしても、ゲーム内の部隊は動きません。ある程度カードを動かさないと機械が読み取らないようになってるからです。
少しずつカードを前に動かすことを繰り返して、ゲーム内の部隊が動くところまでカードを動かしたときには、攻城エリアの深いところまで、部隊が動いてしまいます。
また、浅差しを仕込み直す場合、ミニマップ上に浅差しに変えたい部隊がいるため、緑のグリッドが部隊に重なって見えません。
では、浅差しの仕込み直しをどうやってするのか、というと、カードを横にずらすと緑のグリッドが見えるようになります。
緑のグリッドの角がギリギリ見える位置で合わせ直すと、部隊を大きく動かさずに浅差しの仕込み直しができます。
浅差しの役立つ場面
端攻城
最もポピュラーな浅差しを仕込む場面です。相手がこちらに攻めてくるとき、すれ違うように端から槍兵を攻城に行かせます。
出城するまでのタイムラグ中にミニマップを見ながら、浅差しの位置合わせができるので、比較的簡単に浅差しを仕込むことができます。
槍兵が攻城、騎兵が守城する場面
槍兵が攻城中で、騎兵が攻城を止める場面で、槍兵の方が騎兵より武力が高い場合、騎兵側は突撃をして槍兵を撤退させたいところですが、浅差しを仕込んでいると、騎兵側は突撃をすることができません。
乱戦で攻城を止める場合、槍兵の方が武力が高いので、騎兵の兵力の方が先になくなります。兵力回復のため、騎兵を帰城させなければならなくなるので、浅差しを仕込んでおけば攻城が入ります。
残り時間がわずかで攻城する必要があるとき
試合最終盤で残り時間がわずかで、こちらの城ゲージがわずかに負けている場面で、相手部隊が半壊して帰城したとき、全部隊を浅差しにしておけば、素早く攻城状態になるので、攻城が入る可能性が上がります。
浅差し迎撃のコツ
浅差し迎撃をするためには、槍兵を攻城エリアから抜かなければなりませんが、英傑大戦は、カード操作をしても画面の武将が動き出すまでに若干のタイムラグがあります。
また、浅差しが少し深めの位置になっていることもあるので、槍撃を当てるぐらいの気持ちで、少し早めに槍兵を攻城エリアから抜くと迎撃が取りやすいです。
浅差し迎撃のコツは状況判断をしないことです。
「攻城が入りそうなら、そのままカードを動かさず、攻城が入りそうにないなら、浅差し迎撃を狙う」なんてことを考えてると、迷いが出ます。
相手の騎兵が浅差しをしている部隊に近づいてくる前に、槍を出すか、槍を出さないかを決めておき、抜くと決めたら、攻城ゲージを見ずに槍兵を抜いた方が迎撃を取りやすいです。
まとめ 「浅差しはするべきか?」
いらない、いらない。浅差しは、どう考えてもメリットよりデメリットの方が大きいです。浅差しを仕込むぐらいなら、攻城ギリギリまで、槍を振った方が絶対強いです。
特に、浅差し中に部隊が動くと攻城がキャンセルされる仕様が痛く、剣豪や狙撃持ちの鉄砲隊がいるときに浅差しをしてしまうと、基本的に攻城が入りません。
また、浅差しをしていると帰城されやすくなるので、相手の兵力が減ったとき、撤退させるために深差しに変えて、攻城をキャンセルしたにもかかわらず、相手部隊に帰城されてしまうことがあります。
通常差しをしていれば、相手部隊を撤退させれたうえ、攻城も取れてた、となりかねません。浅差しは状況判断が必要になるため、面倒です。
なお、私の場合だと浅差しを仕込んでいても、操作量が足らず槍兵を攻城エリアから抜けない、浅差しをしている部隊を見てない、ということが、ままあります。
また、浅差し迎撃は、される方が100%悪いです。浅差しだろうが、通常差しであろうが、深差しでない限り、乱戦してない攻城中の槍兵には、突撃をしないのが基本です。
上手い人のプレイを見ると、攻城している槍兵に突撃するときには、浅差し、通常差しにかかわらず、必ず乱戦させてから突撃するようにしてることが分かります。
浅差し、通常差しをしている槍兵に、部隊を乱戦させずに騎兵で突撃をすることは、全て、ぶっ放し突撃なのですよ。よって、浅差しは必要ありません。
ただし、対戦相手が「見てから突撃」をしてくるようになったときは、浅差しが必要になります。
格ゲーには「ヒット確認」という技術があります。
攻撃が当たったのを確認してから、派生技を入れ込み、攻撃が当たってないのを確認した場合は、派生技を入れ込まずに止めるのが「ヒット確認」です。
英傑大戦でも同じように、通常差しをしている槍兵が動かない場合は、そのまま突撃して、迎撃のために槍兵が動いたのを確認した場合は、見てから突撃を止めることができます。
この技術を「見てから突撃」と呼びます。
(命名 三宅前六品)
通常差しの深さ次第にはなりますが、「見てから突撃」は格ゲーの「ヒット確認」より、ずっと簡単です。
なお、ぽへさんぐらいの深さの通常差しだと、「見てから突撃」ができます。というより、ぽへさんは気がついていませんが、実際に「見てから突撃」されてます。
また、ぽへさんは、攻城時のカード操作が雑なので、通常差しどころか深差しになっているときがあります。もう少し丁寧なカード操作を心がけた方が良いと思います。
「さて、120万石が書いた攻略記事は、
参考になったでしょうか?」
おしまい