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項羽入りデッキを考えよう2~項羽入り興隆の軌跡挫折編~

by
座高市
座高市
 ~前回のあらすじ~
 「Ver2.1.0環境で何とも話題が少ないから」という極めて個人の主観に基づく理由で項羽について考えてデッキを構築した座高市。
 五龍王入り5枚項羽を試していたが、遠距離から弱体貫通射撃を受けたり、膝に麻痺矢を受けたりして7戦2勝という惨憺たる結果で撤退してしまう。
 だが前回の投稿を書いているうちに新しいデッキが思いつき、項羽2を構築して既にゲームセンターに向かっていた……

 2回目です。御託を並べてもしょうがないので、まずは今回試したデッキからご覧いただきましょう。



 第二のアプローチは陣形、あるいは号令と組み合わせる事でした。
 知力、武力の上がる平知盛の「興隆の軌跡」で知力の低い項羽の弱点を気持ちバックアップしながら、騎馬マウントを仕掛けていこう! というコンセプト。他の号令候補も考えましたが、効果時間が一番長く低コスト、低枚数で得られる効果としてはコスパが良い点から知盛を選択しています。村松殿はいつもの妨害対策要員。



 今回のポイントは養由基の投入。
 前回生まれた「麻痺矢系デッキになすすべもなく破壊される」という弱点は、士気4のタイミングで養由基の計略「白猿の妙技」で武力を底上げ、実質巴御前&本田忠勝のような開幕乙戦法をかまして先にリードを取って破壊してしまえば良いという結論に至りました。
 また前の構築では解決出来ていなかった「戦器の幅が狭い」という弱点も、養由基が春秋戦国であるおかげで獣面呑頭鎧と毒匕寒月刃を選べるようにバージョンアップ。獣面鎧はともかく、毒匕寒月刃は乱戦速度を上げられるので決定力を上げられるのが良い感じでした。
 流派もアクション流派ではなく士気流派に変え、陣形の使用と抜山蓋世をテンポよく出来るように改善。アクション流派以外を初めて試したのもこのタイミングです。

 それでは、今回の戦績を見てみましょう。

~1日目~

〇源義経/山中鹿之助/尼子晴久/那須与一
 →項羽の攻城が開幕から通り、中盤戦では狙い通り興隆の軌跡からの毒匕寒月刃マウントで鹿之助の七難八苦の采配を粉砕。47cでのゲームセットとなった。
×薄姫/韓信/劉邦/白起
 →劉邦の号令で入る知力ダメージがとても厳しい。一応離れて槍撃を当てればマシではあるが、勝つことは出来なかった。
×呂姫/呂布奉先/牛若丸/宇喜田直家
 →宇喜田の対処が分かっておらず負け。後で調べたら村松殿をかけておけば妨害陣形を受けなくなると知ったので、完全に知識不足が響いた。
×夫差/ハオ/平時子/小早川隆景
 →伏兵踏みたくないな~と思って右端にまとめて置いたら相手も左端にまとめて布陣。互いに開幕乙で殴り合いをやるかと思いきや、こちらの知盛騎馬マウントに対して夫差の長槍が刺さってこちらの攻城が止まった隙に相手の攻城が通って死亡。
  万が一伏兵を踏んだ時用に戦器を和氏の璧に変えていたが、結局伏兵を踏まなかったので使う機会も無かった。普通に鎧で良かったパターンであるが、ここに関しては逆側に伏兵がいたら和氏の璧で良かったワケだから仕方ない負けに思う。
×韓信/夏姫/伍子胥/闔閭
 →伍子胥がため計略を使い始めたので(アレ倒せるんじゃね?)と思い抜山蓋世したらため時間が想像より短くて逃げられ、ここのミスが響いて後に士気差がついて敗北。以後無理に伍子胥を追うのはやめたし、そもそもわざわざ止める必要も無かった。
〇孫策伯符/北条義時/孫武/孫策
 →孫武から始まった最初の攻めを項羽で凌いだ後、カウンターで興隆の軌跡+毒匕寒月刃をかまして勝利。この時小覇王の快進撃を使われたが、項羽は城門ベタ張りでも余裕で生存していた。格が違う。

 1日目は結果6戦2勝という戦績に。
 それほど良くは無いけども想定していた勝ち筋を辿ればちゃんと勝てるし、負け試合も4敗中2敗は知識不足が原因で、1敗はしょうがない所もあり、1敗は相性が悪い所だったのでまあ自分の動きを改善すれば何とかなるだろうと思えました。
 よって同じ構築で2日目のプレイを決意。

~2日目~

×常盤午前/悼倡后/李牧/賈偃/呂姫
 →項羽が呂姫に乱戦された状態から計略を使われたら、抜山蓋世しても逃げるのは厳しいし効果時間差はあるしで撤退。そのまま守り切れずにリードを奪われ、次は遠間から抜山蓋世したら悼倡后から毒を付与された上で呂姫の計略をやられて負け。この時、「ひょっとして呂姫の方が強い……?」と疑いを抱き始める。
×渡辺綱/薄井貞光/山中鹿之助/武蔵坊弁慶
 →抜山蓋世で返そうとしたら山中鹿之助からの碓井コンボをかまされ、兵種アクションも出せなくなって圧殺される。毒匕寒月刃も使ったがどうしようもなかった。
×伍子胥/竹中半兵衛/水心/王齮
 →今日は伍子胥を深追いしない!! と決め、竹中半兵衛も平知盛で伏兵処理成功。出だしは決して悪くなかったが、いざ項羽でマウントに入ろうとすると伍子胥&王齮のスタッツに今孔明の采配でリジェネを加えられた途端に項羽+平知盛では攻城を通しきれなくなってしまった。そのままカウンターされて負け。
×孫尚香/井伊直政/龐統/姜維/魏豹
 →孫尚香の麻痺矢と龐統の連環にボコボコにされて負け。一応村松殿でガードはしていたのに、麻痺矢まで入ってたらどうしようもないよ。

 4戦4敗。
 
ちなみに残り2戦は心が折れてしまったので呂姫入りの執念の挙兵デッキを使って普通に1勝1敗でした。この戦績が余計に厳しく、これやっぱり呂姫入りのデッキを使った方が強いんじゃないか? という疑問を抱かざるを得なくなってしまいました。
 でもさすがに孫尚香は相性が悪いだけだし、他にちょうど良い構築も無いしで、その翌日、ちょうど呂姫入りデッキで3連勝を決めて気持ちよくなったタイミングでもう一度だけ項羽にチャレンジする事を決意します。

~3日目~

×山中鹿之助/古志十郎/薄井貞光/公孫淵/趙括
 →一昨日とは違い、山中鹿之助と碓井貞光のコンボが一般化してからは明確に項羽が勝ちづらくなった印象を受けた。一応鹿之助を倒して城マウントまでは行けたが、守りで鹿之助の計略に加えて古志十郎の守勢の奮激を重ねられて止まってしまい敗北。
×尉繚/孫武/北条義時/周泰
 →とりあえず用意していた養由基開幕乙をやってみるが城ゲージ半分しか削れず。案の定麻痺矢と連環でハメられて敗北後無言で項羽をカードケースにしまう

 さも当たり前のように1日1回麻痺矢に当たるので、3日目にして心が折れてしまいました。実は最初の1日目で勝った試合は動画に残してはいましたが、さすがにこの項羽構築で10連敗していてはマグレ勝ちだったのではないかと思わざるを得ません。
 そして項羽デッキにおける弱点に気付きます。

弱み④:意外とアクション流派3が無いと殲滅力に欠ける

 士気流派を使っている間は自分が素人なだけでは? と思っていたんですけども、槍撃ダメージが上がるなら乱戦をかませばよいと考えている相手に対して通常の槍の長さではあまりにも心もとないです。
 コメントで頂いた「新三国志大戦時代の槍呂布」も確認しましたが、アレを見ると確かに槍が異様に伸びるし、槍撃ダメージもおかしなDPSを叩きだしているので間違いなく強いなと思います。対して項羽は武力と移動速度と槍撃ダメージが上がるが槍の長さは伸びないし、移動速度上昇もタカが知れているのでに乱戦されやすいし、乱戦されたら厳しい。槍撃を当てるには多少近づく必要がある都合から、相手が組み付いてくると効果を発揮出来ないまま5秒の計略時間が終わりがちです。
 あとアクション流派3でつく「複数の敵部隊に槍撃が当たるようになる」効果が項羽にとってはとても効果的です。1体しか槍撃が当たらないと、結局効率が悪く感じました。
 だから虞姫や宍戸隆家、アクション流派3で長槍効果や複数の敵部隊にダメージが当たる効果を付与する必要があったんですね。



 とはいえこうして文章にまとめてみると、色々改善出来そうな点は見つかるもんです。
・アクション流派を選ぶか、宍戸隆家を入れてアクション強化を挟むこと
・麻痺矢に対処出来ないので村松殿は抜く
 (火計や妨害にはノーガードになるが、現状麻痺矢で落としている試合の方が多すぎるため妨害には別の対処を検討する。火計が増えたら村松殿を戻す)
・知力が低く計略ゴリ押しが通るかは相手次第であるため、無理に攻めなくても良いようなプランも組むこと
 (平知盛一発で城を破壊しようとしない。1日目の平知盛×毒匕寒月刃での成功例を引きずらない)
・養由基+項羽は巴御前本田忠勝ではない

 この辺を改善した項羽デッキ3、現在お試し中です。
 また次回をお待ちください。
作成日時:2024/04/21 15:56
カテゴリ
緋軍デッキ
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