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項羽入りデッキを考えよう~弱みと強みを自作項羽バラを見ながら検討する~

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座高市
座高市
 新バージョン開始から2日。項羽ユーザーが思いの外見当たらなかったので、自分で項羽を色々試してみる事としました。
 もし英傑大戦がTCGよろしく拡張パックで出てきたら絶対にパッケージにどでかく出てくるのが項羽だと思うのに、中々使っている人を見受けられない。それどころか魏豹が強いだの、蕭何が強いだのと謎のカードが話題になっている。まあカードゲーマーはそういう誰も使っていなさそうな強カードを見つけて使っている瞬間が一番楽しいという気持ちは分かるけども、やっぱりデカい、重い、レア度が高いカードを使いたいという欲求には素直に従うべきだと思う訳です。
 とはいえ見るからに項羽には問題がある事も確か。まずはその弱みを列挙していきましょう。


弱み①:コストの高い槍兵である

 一番はここ。ただでさえ足が遅い槍兵というだけで鉄砲や弓の格好の的になり、剣豪の斬撃範囲からは逃げられず、一回乱戦に入ると騎馬にも良いように突撃されてゲームセット。いくら気合があったとて、結局城に辿り着けない事がある、というのは否定できません。
 特に麻痺矢とかやられるとこの世の終わりです。

弱み②:知力が低く、攻城を通しづらい

 もう誰が見ても分かると思いますが、高コスト槍に求められる役割として「攻城で大ダメージを通す」という所があるのにそれがやりづらいのは大問題。
 過去に一線級で使われていた3.5コスト以上の高コスト槍ではハオやSR前田慶次がいますが、ハオは知力が8と高いので項燕などの適切なバックアップがあれば比較的攻城を取れる見込みがあります。SR前田慶次は計略によってわざわざ城付近まで行かなくても城ダメージを取りに行けて計略もシンプルに強力、スペックも気合持ちでスタッツが良いので高コスト槍特有の鈍足が足を引っ張りづらいです。
 よって強い高コスト槍とはある程度城ダメージを取れる見込みがある事が条件になってくるでしょう。ちなみに3コストの槍までコストを下げると新弾では山中鹿之助が注目を集めていますし、既存カードでも白起や関羽雲長のような単体強化組は活躍の実績があります。高杉晋作や袁紹のような決まれば勝ちに繋がりやすい号令持ち、ロマン枠でも太原雪斎のようなもっと攻城力特化のカードや、バンみたいな独自の動きが出来るカードだってあります。そんな中でわざわざ3.5コスト以上の槍を選ばないといけない場面も少ないのは否めません。
 あと知力が1なので妨害やダメージ計略も平気でぶっ刺さるし、伏兵は頑張って他のカードで踏まないとめちゃくちゃ不利になります。

弱み③:ERであり、新弾内でも他に刷りたい対抗馬がやたら多い

 そういう訳で高コスト槍を使うなら3コストで良いじゃんと言われるし、ただでさえ新弾には文鴦、廉頗、伍子胥、英布、山中鹿之助と3コスト槍の候補が激増。3.5コストにも介子推という持久力に優れていそうな槍がいる中で、この項羽はERです。
 いくら新バージョン初日まで縁を貯めて待っていたと言っても、ここまでの問題点をよく理解している人であればいきなり縁を800使って項羽を刷るような奴はいません。同じくERでも面白い動きが出来そうでイラストがかわいい山本八重や呂雉を刷りたいとか、無難に強そうな呂姫や孫武、稼働当日になって性能が出てきた韓信などを見ると、「とりあえず項羽は当たってから考えようかな……」と思うのが普通じゃないですか。
 僕は縁を800使って項羽を刷りました。


 ……そんなわけで項羽を刷ってしまったのだから、以上の問題点をクリアした(と思っていた)デッキを組みました。



 ダメージ計略や妨害対策に村松殿を入れ、槍自体のリーチの短さは宍戸で補う。相手の単体超絶強化は千代女で見て、ヤバそうな計略には荀彧で反計する。これでアクション流派を選べばアクション攻城で中距離からちまちま削る事も可能になるので、先述した「強い高コスト槍」の姿にすべく回りのカードで頑張っていくような形になりました。
 本当は荀彧の枠を虞姫にすれば春秋戦国の戦器も使えるようになる上に長槍で相手に触りやすくなるし、同じく低コストでも魏媼を入れれば瞬地によって機動力の面もいくらか改善出来るでしょう。でも出来ませんでした。何故なら1800ほど用意していた縁は呂姫と項羽を刷るために消滅してしまったからです。
 実際の動きは以下の動画をどうぞ。



 動画を見て頂くと、割とミスがあってもそれを帳消しに出来る事もあるのはお分かりいただけると思います。
 ここらへんで、項羽の強みをまとめてみましょう。

強み①:コストの高い槍兵である

 さっきと書いてる事が一緒じゃねえかと思うかもしれませんがマジの話で、コスト最高の槍であるおかげで攻城が通るだけで多少ミスっても捲れます。そして計略と合わせて呼応の取り合いでは有利を取りやすいです。
 性質が似たカードとして呂布がいますが、呂布の場合うっかりリードを大きく取られると知力1であるから中々攻城が通らない上に通ってもあんまり城ダメージが出なくて結局リードを捲れないまま負けました、みたいな事があります。
 もちろん歴戦の呂布ワラ使いはそんな大リードは取られないし、取られても上手い事攻城を取って逆転したり出来ます。しかし呂布ワラの素養が無い人間には槍をきれいに回避しつつ、妨害やダメ計など不利な事をやられた時にしのぎ切って逆転するのは至難の業。でも項羽ならうっかり一発攻城が通ればそれで形勢が変わるし、三発通せばもう勝ちは目前です。

強み②:計略をちゃんと使えば劣勢を捲れる

 計略は5秒しか無いとも言えるし、5秒もあるとも言えます。
 槍ダメージ、武力共に充分高くなるし、足が遅いおかげで槍に刺さらないので事故も少なく、比較的安定して盤面を返せるのは強みでしょう。なお英魂で速度を2個以上つけると計略中に迎撃をもらうようになってしまうので、槍長さ×2と速度×1みたいな英魂の方が扱いやすかったです。

強み③:やっぱり武力12気合が頼れる

 結局武力が高くて気合があるというだけで安心感があります。足が遅い分呂布のように簡単に離脱と乱戦を繰り返すような器用な事は出来ないですが、孤立した上で一斉に狙われたりしない限りは撤退しません。
 まあ過信すると普通に撤退しますけど……



 そういう訳で先述の形の五龍王入り項羽を試していましたが、結局あんまり五龍王を重ね掛けしている暇があるマッチが少ない事、低武力の5枚だと守るにも攻めるにも都合が悪い事から解体しました。
 最終戦績は7戦2勝、負けたマッチと負けた理由は以下の通り。上から勝てそうだった順に並べています。

・北条氏康/本田忠勝/井伊直政
→速度×3の英魂をつけていると計略中に車輪に刺さる事を知らず、守城中に槍に刺さって敗北。ここから余っていた槍×2、速度×1の英魂を優先。
・鵜殿長照/待賢門院/太原雪斎/紫式部/今川義元
→待賢門院の伏兵を残り20秒くらいまで暴けず、どうしようもなくなって抜山蓋世して負け。
 逆に伏兵を処理しきっていたら抜山蓋世で全滅出来ていた可能性があるので、羽扇を選択してゴリ押すようなプランを取るべきだったと反省。
・滝川一益/呂蒙子明/山内一豊/築山殿/王平
→後述する周泰よりは滝川の方がいくらかマシかもしれないが、それでも遠距離から武力を落とされるとしんどかった。
 足が遅いので逃げきれず、武力が低いまま試合が進んでしまう。
・周泰/山内一豊/藤堂平助/管仲/王平 ×2戦
→2戦とも同じ人。周泰の麻痺矢がどうしようもなかった。対策は最初に速攻をかけるくらい……?

 こうして見返してみると、麻痺矢や弱体貫通射撃のようなアクションに絡む弱体は村松殿で対策不能である分モロに刺さってしまう印象を受けました。
 また反省点として、アクション流派を選んだ時にアクション強化をした後にアクション攻城をすぐに叩けていないのも良くなかったと思います。アクションダメージ強化などしなくても充分倒しきれるので、最初から決めておくくらいの方が良さそうだと実感。
 ただ振り返ってみると自分のミス、知識不足で負けている2戦を取れていれば4勝は出来ていた可能性があるので、乗り手の悪さもあります。

 アップデート2日目はまた別の型で項羽にチャレンジしていますが、その話に関しては長くなってしまったのでまた次の機会に致しとうございます。
更新日時:2024/04/19 04:40
(作成日時:2024/04/19 04:37)
カテゴリ
緋軍デッキ
コメント( 2 )
Randy
Randy
4月19日 12時26分

三国志大戦(新)の槍呂布は性質が近いので、動画を漁ればヒントがあるかもしれません。
出てすぐは計略性能が壊れていたのでワントップワラ・バラが成立していましたが、繰り返し下方されるうちに見なくなりました。
最終的には、押しが強い号令と組み合わせて、攻めは号令、守りは呂布というような使われ方をしていたような覚えがあります。

座高市
yunatogirls
座高市
座高市
4月20日 1時43分

>>Randyさん
コメントありがとうございます!
一旦陣形と合わせたりしていますが、ちょっと項羽苦戦中です;;
三国志大戦から学ぶ回も次々回にやってみようと思います!

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