※タイガーショットは実装されていません。
タイガーショット。それは、直進して城を叩き割る、唯一無二の能力である。
SR無二とは関係ない。
皆様はこの特殊なカードを使ってみたいと思いながらも、デッキ構築に悩んではいないだろうか? そこで、今回はタイガーショットデッキ構築に入りやすいと思われるカードや、対策カードをメタれるカードの考察を行っていきたい。
これを読めば貴方もタイガーショットマスターだ!
※タイガーショットは実装されていません。
まず、タイガーショットの性能を表記しておこう。カードリストから見られると思うけど、念の為。
コストは2.5、兵種は槍。武力8、知力4と、お世辞にもスペックは高くないが、代わりに
高揚を持つ。計略内容は、
「武力が上がり、強制的に前進する。さらに敵城に接触した時に敵城にダメージを与える。このダメージは計略を発動した位置が自城に近いほど大きい」
である。ただし発動までに時間を要する「ため計略」の一種であり、繊細な扱いが求められる。
溜め時間は6C、効果時間は14C。自城際からの発動で敵城に24.67%ダメージが入る(以降は
めんどくさいので25%と表記する)。
前提として、基本的にこのカード一枚で攻めが完結する。そのため、残りのカードには三つの役割が求められる。
①タイガーショットを確実に通す
②城を守る
③追加の攻めを行う
正確には③はないデッキパターンも存在するため、オプションだと思ってもらっていい。
ここからは、これらにわけて、どのようなデッキパーツが存在するかについて紹介していきたい。もちろんここで紹介するカードはごく一部なので、他のシナジーについてはぜひ皆さまに見つけてもらいたい。
※タイガーショットは実装されていません。
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【有用パーツ紹介】
①タイガーショットを確実に通す
基本的にタイガーショットは勝手に直進してしまうので、様々な計略に対して無防備になる。戦器を消費するという選択肢もあるが、できれば追加の士気を払ってでも確実に通す方法を用意しておきたい。
R村松殿
士気2で武力を上げ、ステルス状態にする投げ計略。ステルス状態はダメージ計略や妨害計略などを全般的に対処することができるため、必要士気の軽さも相まって、ほぼ必須と言える武将だ。効果時間も城に辿り着くまで十分続くため問題ないだろう。
Rお鍋の方
こちらは大量の士気が必要になってしまうが、ステルスを付与できる陣形。回復効果は場合によっては武力上昇より有用なことがある。とはいえステルスとしてのコスパは村松殿に劣るため、どうしてもステルス枠が1コストしかないような場合に採用する形になるかもしれない。
N新見錦
唯一無二の味方を弾ける計略。どうしてもあと少し足りない! という時には役に立つ。また、斬撃の範囲が広がるため、後ろから追いかけて斬撃でタイガーショットを押し込みつつ相手の馬を止める動きは面白い。とはいえ斬撃自体がタイガーショットにヒットし続けるので、タイガーショットの兵力には注意が必要になる。
SR阿茶局
知力と武力を上げてくれる計略。妨害ダメ計対策としては村松殿に劣る一面もあるが、知力を上げたことで「タイガーショットの効果時間が伸びる」「攻城が早くなる」という副次効果があり、その結果追加攻城が取りやすくなる。1コストであるという利点もあり、コストバランスや攻めの強さを考えると採用の余地があるだろう。
R高坂昌信
速度サポートならこの人。タイガーショットはついてからも効果時間が残っている限り超絶強化として攻城し続けられるので、速度上昇の恩恵は大きい。ただし2コスト騎馬にタイガーショットサポートを任せてしまうと他の役割が足りるかどうかという不安はある。デッキ構築との相談になるだろう。
SR常盤御前
真っ白回復カード。上限突破回復は、単純に防御力を上げて城に到達させるという意味でも強く、またダメ計に対してかなり強気に攻めることができる。一方でコンボの士気はかなり多いため、タイガーショット以外の兵力回復も活かしたい。関平と共に使うのはアリ。
N司馬朗
回復計略としての士気が異様に軽いため、ダメージ計略の対策としては有用度が高いが、武力が下がるので扱いは難しい。後述のカクショウを使うなら真っ先に選択肢に入る。
N孫乾
司馬朗より素直な回復。代わりに士気1高い。汎用性は一番なので、枠に困ったら入れておこう。前作より弱いとはいえ、横弓も殴り合いでは案外有用。
※タイガーショットは実装されていません。
②城を守る
タイガーショットは攻めにしか使えないので、守りの計略の選定は重要だ。主に欲しいのは二パターンに分けられる。まずは、タイガーショットを放置して相手が殴り合いに持ち込んだ時に、低士気で城を延命できるカード。そしてもう一つは、タイガーショットを決めて仕切り直したあとに、相手の大型計略を受け止めるカードである。この二つについて紹介していきたい。
N周布政之助
殴り合いに持ち込まれた時の最強カードと言って差し支えないのではないだろうか。地味に柵持ちなのも偉すぎる。村松殿と合わせて採用しやすい緋なのも加点ポイント。士気4で相手の高コストを止め、殴り勝っていこう。
R武田観柳斎
緋の殴り合い最強カードが周布なら、碧はこいつだろう。時間稼ぎにおいて右に出る者はいない。ただ相手を倒せないため、殴り合いの展開によってはタイガーショットを処理した相手部隊との合流を許してしまい、そのまま再度号令を撃たれて押し込まれる可能性があることには注意しよう。
R本多正信
全盛期から弱体化は食らったものの、「タイガーショットが作ったリードを守り切ればいい」というこのデッキにおいては毒の価値は非常に高い。殴り合いで撃てる士気4でありながら、必殺の士気8二度掛けが相手の大型計略にも刺さる可能性があり、汎用性が高いカード。
N篠原泰之進
タイガーに対応するために撃った相手の大型計略に対して気軽にやり返せるカード。殴り合いであれば相手も部隊が分散していることが多いため、槍撃が出しやすく、活躍しやすいだろう。スペックも入れて損がなく、碧の1コスト槍を入れたいなら覚えておきたい。
R大喬
殴り合いになったとき、低士気で相手の高コストを抑え込めるカード。開幕の伏兵も偉い。1コスト騎馬としては比較的選択肢に入りやすい部類と思われる。
ER玉藻前
守り最強カードと言えば!? そう、玉藻前! 下方はされてしまったけれど、城門防衛力なら右に出る者はそういないだろう。スペックも滅茶苦茶よく、気軽に入れておいて損のないカード……なのだが、紫自体がタイガーショットとの相性があまりよろしくないのが唯一の弱点。
SR松永久秀
開幕で攻城が取れたらあとは守ればいい、という戦い方だった鎌田デッキの流行時、玉藻前と並んで守り用に使われていたカード。当然、タイガーショットとの相性は玉藻前と同様に良い。馬鹿の計まで仕込むとタイガーショット支援用カードを入れにくくなるので、そこはデッキ構築と相談していこう。
SR芹沢鴨
リードを守り切る前提ならちょっとぐらい城が割れてもええやろ! の心。どちらかというと殴り合いの時ではなく、仕切り直した後の相手の大型計略を止める用の計略になる。コストが重いので、デッキ構成は工夫する必要があるだろう。
ER土方歳三
役割を終えた後のタイガーショットを犠牲にしつつ、高武力号令で相手の攻めをくじいていくカード。仕切り直しになったあと輝くだろう。枚数が減ってしまうのと継戦能力がないので中々大量リードを取るのが難しいカードであるが、リードはタイガーショットが取ってくれるので、タイガーショットとの相性は悪くない。
Rカクショウ
タイガーショットのサポートをして消耗させたあと、帰り際に計略を撃って武力を上げておき、仕切り直した後の相手の大型計略をくじくような用途になる。タイガーショット支援用に回復計略を入れている場合は自動的にこの武将とも噛み合うため、デッキは素直に組めるだろう。
SR竹中半兵衛
特に1掛けが守りで硬い。相手の攻めが一点突破型の場合は非常に輝くだろう。高コストに別の役割(主に追加攻城)を任せてしまっている場合、大型計略から城を守り切るための計略としての採用が考えられる。一応、1部隊掛けからのタイガーショットは、どんなに士気を使ってもいいから25%削りたい! というときの最終手段にもなる。素武力的に殴り合いに弱すぎるのが弱点。
※タイガーショットは実装されていません。
③追加の攻めを行う
タイガーショットは城を25%しか取れないため、それ以上が欲しければ何らかの追加計略が必要だ。しかし基本的にはタイガーショットは通すまでの攻防が激しいため、素武力の武将がタイガーショットについていって敵城際で号令を撃つ……という流れにはなりにくい。ではどんな追加計略がよいか。ピックアップしてみた。
R関平
画面端からのタイガーショットで相手の目をそらし、逆端から兵力を保ったまま相手の城へ到達できる可能性のあるカード。兵力を残せば残すほど強い彼と、相手の目を自分に惹きつけることができるタイガーショットは相性が良い。部隊流派2、金鎧、常盤御前のどれかが必要になってしまうので、そこは難しい点ではあるが、タイガーショットを通すにもこれらは有用なのでそこまで無理のあるデッキにはならないだろう。
R由良御前
おもしろコンボカード。タイガーショットは敵城に到達して役目を終えたあとも計略が切れるまで直進(攻城)し続けるのがメリットでもデメリットでもあるのだが、デメリットが大きかったときに計略を消して更に荒らしていくことができる。
SR茶々
おもしろコンボカードその2。説明は上に同じ。城に辿りついたあとのタイガーショットは計略を維持する必要が(他の超絶強化ほど)ないことを利用しよう。
SR小早川隆景
タイガーショットが攻城し続けるならいっそ通しちまえ! というカード。戦闘に巻き込まれずにタイガーショットを追いかける難易度が高いが、元々高いタイガーショットの武力と合わさって決まったときの破壊力は抜群。タイガーショットが高揚持ちなことを利用して、タイガーショットデッキと見せかけた開幕乙にも挑むことが(一応)可能。
R魏延
基本的にタイガーショットは強制前進である以上投げ捨てるものなので、「投げ捨てるなら切っちまえ!」の精神もあり。魏延の場合は追加で攻城を取るというよりは相手のカウンターを阻止しつつ英傑呼応を狙う方向になる。
SR信
タイガーショットが敵の集中砲火を食らいやすいことを考えると、信は非常に相性が良い。タイガーショットを倒すために消耗した敵には、タイガーショットの犠牲を得て強くなった信を止めるのは困難を極めるだろう。基本的な動きはR関平と同様で、タイガーショットを端から投げ、信を逆端からこっそり進ませる運用になる。タイガーショットが死にかけたら本能型の才を撃とう。
※タイガーショットは実装されていません。
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【デッキサンプル】
最後にサンプルデッキをご紹介したい。ちなみに何故かタイガーショットはカードリストで検索することができなかったため、暫定的に「SR場地圭介」で代用している。スペックがクリソツなためである。
カクショウ型デッキ。一度タイガーショットを決めた後はカクショウバラとして動く。遠距離兵種がいないためそもそも相手に遠距離兵種が多いと溜めに入りづらいという弱点もあり、それが気になるなら村松殿を諦めてなんらかの遠距離兵種を入れてもよい。その場合はタイガーショットデッキというより、カクショウバラOR通る相手にだけタイガーデッキのような感じになるだろう。
玉藻前&信型デッキ。タイガーを通すための支援計略が一切ないので、信や茶々を使って「通さずともリードを取る」「タイガーは囮」くらいの気持ちで戦おう。タイガーは戦器で通し、信で追加攻城を狙うのも良い。守りは低士気の打ち合いでは玉藻前、フルコンの打ち合いでは玉藻前+信や玉藻前+池田せんと、多様なパターンで対応可能。
魏延ワラ気味タイガーショットデッキ。復活も二枚いるので、タイガーショットを決めてからはワラっぽく動いていこう。妨害対策は阿茶局で。新見はタイガーショットを弾いて実質的な加速が可能なので、積極的に狙うものではないが頭の片隅に入れておこう。
ここまではっちゃけたデッキでも成立するのがタイガーショットデッキってもんだ。タイガー&信でリードを取ったら、あとは馬鹿火計か信でガシガシ守っていこう。一応タイガーショットを狙ってくる相手のダメージ計略は馬鹿の計で防ぐことができなくもないが、ダメージ計略持ちは相手の知力が高くタイガーが城に辿りつくまで持たない場合が多いので、狙える機会は少ないかもしれない。
攻めは関平を絡めた両端攻め、守りは土方というデッキ。殴り合いでは甲斐姫が打てなくもないがむしろ殴るほうに士気を使うデッキになる。なお、タイガーショットの時代が三国志以外であった場合、残念ながら金鎧が使えず部隊流派2にしか頼れなくなる。流石に弱いのでその時は没になります……。
村松殿と相性のいい鴨さんを入れたデッキ。三色に見えるかもしれないがそもそもタイガーショットが何色なのか誰も知らないので今まで紹介してきたデッキだって三色かもしれないことは覚えておいてほしい。あとこのデッキは士気あふれで撃ちやすい村松殿がいるのもあって、別に三色でも回る。
※タイガーショットは実装されていません。
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と、ここまでデッキを見てきたが、いかがだっただろうか。
タイガーショットは一枚で性能が完結しているため、デッキの可能性は無限大である。このデッキサンプルに囚われず、皆様なりのタイガーショットデッキを作ってほしい。
皆さんのタイガーショットデッキと、全国で会えることを楽しみにしている。
※タイガーショットは実装されていません。