皆様ごきげんよう、ユズリハです。バージョンアップして早くも2週間が経ちましたがいかがお過ごしでしょうか。新バージョンでは浅井長政などの渾身計略、富山弥兵衛、そして今回のタイトルを冠する玉藻前が個人的には頭一つ抜きんでて強いかなと印象です。
さて、皆さん玉藻前の計略を使用した時のセリフはご存じでしょうか?おそらく一度は耳にしたことがあるとは思いますが、確認のため書きます。
「野望の光、輪廻の囁き、鶯の声」(英傑大戦wiki参照)
3Dの出来が良くセリフが印象的で個人的に好きなカード(未入手)ですが、野望の光?輪廻の囁き?そして最後の鶯のどこから出てきた?と何だかよくわからないことを囁きますよね。このセリフに何かしら深い意味があるのではないかと思い考えましたがなかなか答えにたどり着きませんでした。しかし、昨日の某狐配信を眺めながらみかんジャムを作っていると電流が走りました。そう、答え(個人的解釈)に辿り着いたのです!それを今回ご紹介させていただきます。
~そもそも玉藻前とは?~
本題に入る前に簡単に玉藻前についてご紹介させていただきます。
平安時代末期、鳥羽上皇に寵愛された伝説上の人物で様々な物語(「神明鏡」、御伽草子の「玉藻の草子」、能「殺生石」など)に出てくる。一説には同じく寵愛を受けた藤原得子がモデルになっているのではないかと言われている。江戸時代後期には妲己(古代中国最初の王朝「殷」の紂王と共に暴虐の限りを尽くしたが後に周の武王と太公望に討伐された。)と玉藻前は同一視され、玉藻前は九尾の狐の化身とされた。
~セリフ考察~
では、セリフの考察に入りますが以下の2点にご注意ください。
・個人的解釈のため必ずしも正しいとは限りません
・こういう考えもあるのか程度でお聞きください
野望の光・・・おそらくこのセリフは天下統一や最強の剣士になりたいなどの各々武士が持っている野望が玉藻前から見たら「光」そのものに見えたのでないかと考察する。
輪廻の囁き・・・輪廻とは命あるものが何度も生まれ変わるという意味で、個人的な解釈として長く続くことを表現しているのではないかと思う。つまり、人や時代、場所が変わりながらも約700年続いた武士の政権である「幕府」について言っているのではないかと考察する。
鶯の声・・・これが一番の難問だった。しかも2つの解釈が生まれてしまったため両方とも紹介する。1つ目は鶯が別名「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれていることと玉藻前の落城セリフからヒントを得たものだ。落城セリフは「英傑は一人残らず消す。それでなくては、わらわの世界は完成しないのじゃ」となっている。そして、春のイメージとして草木が芽吹き始め新しく始まるというのがあると思う(個人的なイメージ)つまり、鶯が春を告げる=自分の新しい世界が完成したことを示唆しているのではないかと思う。2つ目は、鶯張りで有名なお城からヒントを得た。おそらく修学旅行などで京都を回る際、鶯張りで有名な二条城に行くだろう。そして、二条城であった歴史的なイベントの一つ「大政奉還」がある。大政奉還とは政権を朝廷に返し、武士の政権が終焉すると同時に新しい時代の始まりを告げることを表しているのではないかと考察する。
~あとがき~
ずっとセリフが頭に残ってモヤモヤしていたけどすっきりしました。鶯の声の解釈が正しいと実は徳川慶喜と特殊セリフがあったり・・・?他にも今後追加されそうな太公望や妲己とも特殊セリフがありそうでわくわくしますね!それでは良い大戦ライフを~!!
鶯の声はなんとなく、いい響きやなあと思っていましたが、意味を考えたことはありませんでした。
春告鳥でこの世の春というのは納得しました。
鳴くようぐいす平安京ということで、平安の時代が来たーって事なのかなとも考えてみました。無理やりですが。
興味深い考察でした。
3文言に特別な繋がりがあるのかなーとは思っていましたが、落城セリフを聞いて納得がいきました。
上皇と仲が良い→皇族の政権を奪った英傑はいらない→ウグイス関連の二条城での大政奉還
これは綺麗にまとまりましたね
〉aruhenoさん
実はもう一つ二条城であった大きな歴史の変換点があってそれが本能寺の変です。当時、二条城に泊まっていた信長の後継者である息子の信忠が討ち取られています。もし信忠が生きていれば織田幕府が開かれていたと思うとこれも二条城であった大きな歴史の変換点かなと思います。
〉guriffon315さん
鶯の声の一言に全てをまとめるSEGAの技本当に凄いですよね。考察のやりがいがあります(笑)