皆さんはガガガ文庫から出版されているライトノベル
『董白伝~魔王令嬢から始める三国志~』をご存じでしょうか?
私は誰かがtwitterで言及しているのを見たことがあったので名前だけは知っていました。先日のアンケートでコラボしてほしい作品の欄があったので思い出したついでに書いてみました。読んだことないのに。
せっかくなら読んでみるかと検索。するとつい数週間前に最終巻の5巻が発売され完結したということがわかりました。
アンケートに書いといて読んだことないのはどうなのかと考え本屋へGO。
ということで全巻セットです。新刊書店回って揃えました。
ストーリーは現代のサラリーマンである城川ささねが董卓の孫娘である董白に転生するという話。
城川ささねはある悪癖を持っておりそのせいで会社をクビとなっていました。
その悪癖とは「極度のストレスを感じると相手を罵倒する舌が止まらなくなる」というもの。
董白に転生してからもその悪癖を持っており、追いつめられると舌が止まらなくなり相手を煽り倒します。相手が董卓だろうがなんだろうが。
ロリが大人に対して煽り散らすのであれです。メスガキってやつです。鞭使って打擲とかいってます。
その悪癖と三国志の知識を生かして乱世を生き残っていくというストーリー。
知識量からして主人公は三国志オタクです。普通の人は董旻とか劉虞とか言われてもわかるわけないんだわ。
主要な人物だけ抜粋
董白陣営
貂蝉 主人公を転生させた謎の美女。王允の娘ではない模様。お色気枠。
姫静 董白の世話役の宦官。宦官なのでブツはない。男の娘。こいつがヒロインまである。
馬超 西涼から董卓暗殺のためやってきた。女性。なんだかんだあり董白に付き従う。董白が好き
劉協 献帝。まだ少年だが聡明な漢の皇帝。あきらかに董白を意識している。
趙雲 努力を重ねて強くなったタイプ。女性が苦手。董白に付き従う。
他陣営
袁紹 反董卓連合の盟主。偉そう。
袁術 袁紹の下位互換とかいわれる。玉璽を使って皇帝を僭称しようとする
曹操 知識欲がすごい奸雄。作中では意外な方法で董白と接触するなど度胸もなかなか
孫堅 反董卓連合の一人。袁紹とはうまくいかないようで単独行動も目立つ。呉の兵はノリがチャラい。
呂布 人を殺すことを何とも思わないやべーやつ。
劉備 彼の前ではだれもが警戒を解いてしまう天性の人たらし。だが…
関羽 義を重んじる義侠。不義のものには容赦しない。董白を不義の者と判断し何度も命を狙う。
孫尚香 無表情ロリ。
ガガガ文庫のブログに挿絵とかキャラの立ち絵とかあるから気になった方はどうぞ。
というか見ろ。姫静は男の娘だぞ。
他にも大戦シリーズやってたならわかる名前がでてきます。王允、劉虞、閻行、董旻、高順…
武安国出てきて草。とかいって楽しんでました。三国志大戦とは違い老骨な武将として描かれてました。彼の腕は…まあ…
ラノベだしいっぱい女の子出てハーレム築くんかなとか思ってたら男性がいっぱい出てきます。三国志なんだから当たり前か。主人公中身男性の女性だしな。
出てくる女の子は董白、貂蝉、馬超(?)、蔡琰、孫尚香。あと孫堅の妻(呉夫人?)が一瞬でてくるぐらい。
馬超が女の子で登場したときは女体化いっぱいでてくるんか?と思ったけどそんなことはありませんでした。
他のラノベ同様にイラストが挟まれるんですが曹操とかは普通にダンディなおっさんです。
普通に楽しんで読めました。多分ラノベの中では大人でも読みやすい部類だと思います。おっさんばっか出てくるし。
大人になってラノベは恥ずかしい?カバーかけてりゃわからんし隣の人間が何を読んでるかなんて誰も気にしてないよ。
董白っておそらく三国志大戦から名前が知られるようになったと思うんですが……作者も三国志大戦やってたんでしょうか?
と思ったらあとがきに書いてました。董白伝を書く数年前に三国志大戦のファンアートをSNSで見かけて知ったようです。大戦シリーズが産んだ作品と言っても過言ではない。過言かもしれない。
追伸 作者様へ SEGAに直接コラボ売り込みませんか?
馬超についての余談(ネタバレ注意)
唯一性別が入れ替わってる馬超なんですが…彼女の夢は「あくまで」馬超の名を歴史に残すことだということが序盤で明かされています。
その後趙雲とは弓を射かけてちょっかいを出すなど仲がいいような悪いような関係になるんですが…
ん?