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雑記:笑話集の英傑たち(小話つき)

by
劉龍華
劉龍華
三千世界への立入禁止が続いているため、試合関係のネタがございません。
なので今回は、英傑たちに関するちょっぴり怖くてほぼ笑える話をご紹介します。


中国の明朝末期に『笑府(しょうふ)』という本が世に出ました。
笑府は馮無竜(ふう・むりゅう/むりょう)という小説家が編纂した本で、あらゆるジャンルの笑い話を集めた全13巻のギャグ本のような物とされます。
時代が下って清朝になると中国本土では失われてしまいましたが、日本で訳本が出版された事で、無事世に残りました。
ちなみに抄訳(しょうやく/原文の一部を抜き出して翻訳すること)は、平賀源内が行っていたとか。
ホント何でも出来るなぁこの人✨

 この中に、「学様(がくよう)」という話があります。
「人真似」を意味するこの話は、「友人の成功談を聞いた男が真似をして酷い目に遭う」という、昔話でよくあるシチュエーションを描いた笑い話です。
では何が起こったのか、英傑たちがどう関わってくるのか、英傑の皆さんに演じて頂きましょう🤭
♪坊や~よい子だねんねしな~♪の感覚でご覧下さい🐉


◇ ◆ ◇

むかーしむかし、あるところに、聡明で真面目な青年がおりました。
ある日、青年が帰路についていると、野晒しにされた白骨死体を見つけました💀
范蠡「長い間捨て置かれていたのだろうな…これでは浮かばれまい」
青年は簡単な墓を作り、名もなき誰かを弔ってあげました。(-人-)ナムー

その晩の事です。
青年が寝る前に読書をしていると、玄関からコンコン、と戸を叩く音がしました。
范蠡「(賊か?いや、それなら戸は叩かぬか…)誰だ?」

?「fei(フェイ)です」(CV:内田真礼/儚げ美人系)

范蠡「Σ(・ω・ノ)ノ」
驚いた青年が戸を開けると、そこには絶世の美女が立っていました。
范蠡「……そなたは?」
美女「楊貴妃と申します」
范蠡「楊貴妃⁉️いや、君は西施」
西施「(小声)しーっ、今は楊貴妃でお願いします🤫」
范蠡「(そ、そうだった…💧)で、何故私の所へ?」
西施「私は安史の乱で処刑されて以来、ずっと野に捨て置かれておりました。ですが、あなた様は私を弔って下さった。そのお礼に参ったのです😊」
范蠡「礼と言われても…一体何を」
西施「😊」
范蠡「😳」
……。

青年は楊貴妃からしっかりお礼を頂きました。ゆうべはおたのしみでしたね


さて、次の日。
秀吉「おっ、あったあった!可哀想になぁ、俺がちゃんと弔ってやるからな」
賢いけれどもお調子者で女好きのこの青年、先の青年の不思議体験を聞き、あやかりたいと思い立って野ざらしの白骨死体を探していました。
目当てのものを見つけた青年は、立派なお墓を作り、お供え物もして拝むと、足取り軽く帰宅しました💃

その晩の事です。
青年が色々と期待して待っていると、玄関からドンドン、と戸を叩く音がしました。
秀吉「(…あれ?随分強めに叩くなぁ)誰だ?」

?「fei(フェイ)ってモンだ」(CV:中村悠一/豪傑系)

秀吉「(゚Д゚)!!」
驚いた青年が戸を開けると、そこにはどんぐり眼に団子っ鼻、虎髭を蓄えた大男が立っていました。
秀吉「ゲエッ張飛!😨」
張飛「何だその反応😠昼間の礼をしに来てやったのによ」
秀吉「え?礼?😓」
張飛「昼間、俺を弔ってくれたじゃねぇか。いやー、部下に寝首をかかれた後、放ったらかしにされてよ。ありがとうな😄」
秀吉「そ、そりゃよかった…アハハハ…😅じゃ、早く劉備殿や関羽殿の所に行った方が」
張飛「いや!礼のひとつもしないで戻ったら、アニキ達に怒られる!
つっても金目の物はねえし、槍働きも必要ないとなると…体で払うしかねぇかな🤔」
秀吉「((゚□゚;))(ヤバイヤバイヤバイヤバイ!このままじゃ俺が大変な事になる!どうしよう!)」

てってれ~♪「大成功~!」

妙な音と共に、青年の妻と大男の妻が現れました。手には「ドッキリ大成功」と書かれた木札を持っています。
秀吉「(゚д゚)」
北政所「范蠡さんから聞いたよ。妙にソワソワしてるから絶対女絡みだと思ったけど、罰当たりにも程があるでしょ!」
夏侯月姫「お疲れ様ヾ(´ᵕ`*)ヨシヨシ」
張飛「ああ…色んな意味で疲れた(-_-;)俺にゃあやっぱ姫が一番だ!」(むぎゅー)
夏侯月姫「ちょっと、苦しいってば!😳」

大男は愛する妻と共に何処かへ去り、青年は妻にこってり油を絞られましたとさ。
どんとはれ。

◇ ◆ ◇


お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この話は落語の演目「野ざらし」の元ネタです。
上方落語では「骨釣り(こつつり)」と呼ばれ、張飛役が石川五右衛門になっているそうです。
どっちにしても中村悠一さんボイスだった。
小話はドッキリオチにしましたが、真似っこ青年はどんなお礼をされたんでしょうねぇ…(遠い目)

楊貴妃と張飛が名乗る時に「フェイ」と言ったのは、二人の名を中国語読みにした場合、「妃」と「飛」が同じ発音になるので、掛詞的な表現と考えられます。

なお、笑府には他の英傑も登場します。
孔子殿と愉快なお弟子たち、賈詡のご先祖様・賈誼(かぎ)、桃園三兄弟、楊貴妃、西施、周倉の名もあります。
この本だけでプチ英傑大戦が出来るかもしれない。
更新日時:2026/11/06 00:36
(作成日時:2026/11/06 00:32)
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