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新・漫画の話#18 戦国怪獣記ライゴラ

by
楊狐
文士
文士
楊狐
月に一度の漫画紹介!



自分ルール六条

一、英傑大戦の武将当人あるいは関連、所縁の人物が漫画作中に登場している。

英傑大戦に参戦しいる武将を題材にした作品を主に紹介していこうと思います。


二、漫画での主人公、協力者、敵役など。作中での役割は特に問わない。
ちょい役でも劇中に出ていればOKにしましょう(判定が緩い)


三、自分が実際に購入し作品を所有していること。
何処かで無料で読んだというのは無し。必ずきちんと購入して読んで行こうと思います。
すでに所有している作品紹介も兼ねていこうと考えていますので、過去に漫画紹介されている投稿者の方と内容が被るかもしれませんが、そのあたりはご容赦ください。


四、現在コラボされている作品はあえて扱わないこと。
公式ですでにコラボされているので割愛しようと思います。


五、月に一度、必ず投稿すること。
投稿するタイミングは月の何処でも良し。ただし、いかなる状況でも必ず投稿すること。
過去に挫折した年があったため。主に漫画のネタが切れたことが原因です。


六、英傑大戦の武将から著しく離れる作品は扱わないこと。
特殊枠は無しにしましょう。必ず武将が出てくる作品にすること。






今回の作品はこちら!







戦国怪獣記ライゴラ

原作椎名坂高次
作画:星野泰視

怪獣デザイン協力:丸山浩
出版社:秋田書店

レーベル:ヤングチャンピオンコミックス

あらすじ
時は戦国時代。

毛利元就VS陶晴賢の巌島合戦。
剣での成り上がりを夢見る男・十郎太は陶の軍勢の一人として戦場を駆けていた。
毛利元就の策を看破した陶晴賢。
奇襲合戦に決着がつかんとした時、巨大なる生物が海より現れた。
突如戦場に君臨した"それ"は毛利と陶の侍たちを次々と殺害し始める。

毛利元就が、陶晴賢が、そして十郎太が直面するのは巨大すぎる力と恐怖。
誰も見たことのない闘いが始まった--------!!


背表紙より抜粋


©椎名坂高次
©星野泰視

©丸山浩
©秋田書店





作品紹介

怪獣がでてきた!!
戦国三大奇襲の一つに数えられる厳島合戦の影には怪獣がいたんですね。
驚きました(違う)

あらすじにもあるとおり舞台は厳島。
ここで陶晴賢毛利元就の闘いが語られ、陶の軍勢にいる主人公十郎太の動向が描かれています。しかし、やはりメインとなるのはタイトルにもなっているライゴラ。
作中では名前すら語られておらず、そもそもこの生物がタイトル通りのライゴラで合っているのかも不明。
ミスリードの可能性もあるので動向を見守るしかないのが現状です。
圧倒的な力で蹂躙された両軍は史実通りの結果となりました。
自分よりも歴史に詳しい人の方がこの漫画の面白さを十全に理解できるのではないでしょうか。


原作は椎名坂高次先生、作画は星野泰視先生。
あとがきにもありますが、二人とも有名な麻雀漫画を書いていたりします。
こちらも麻雀漫画に詳しい人はすぐにわかるかも。
編集はこの二人を組ませた新しい麻雀漫画を書かせたかったようですが……。
椎名坂高次先生が戦国を舞台に怪獣漫画を書きたいとのことで連載が始まったようです。

英傑大戦では普段自分が使わない武将、陶晴賢毛利元就
この二人の闘いというのも興味深かったです。歴史詳しくなくて🙏
巻末の次巻予告では
織田信長。次の舞台は桶狭間
十郎太、謎の生物、そして、今後登場するであろう戦国武将がどう絡んでゆくのか今から楽しみです。





感想:面白さの化学変化に期待!
久々に設定だけでワクワク感を感じました。
戦国と怪獣というテーマだと自分が知っている漫画作品だと「THEゴジラCOMIC」
ゴジラをテーマにしたムック本で話の一つに七人の侍がゴジラを倒しに行く漫画がありました。
かなり無茶な作品だと思う反面、外連味のある。語れるテーマでもあったと思います。

ライゴラに関して現状だと謎の生物には弓、槍、刀、全てが通らず。
何よりも巨体に蹂躙されるだけ。
この謎の生物に対して主人公、および戦国武将達がどう抗い戦っていくのか非常に注目しています。
ライゴラの正体も気になります(そもそも、謎の生物がライゴラなのか?)
次巻で正体というか命名もされるのかなと思うと、その経緯もワクワクします。

こうした謎の未確認生物とか以外と命名が重要だったりするので。
○○だから○○と命名します。みたいにね。
作品によっては正式名称で呼ばれず。
最後まで借りの名称で呼ばれたりしますが、それはそれでリアルな設定かなと思います。
何にしても戦国好き、怪獣好きが一度に呼んで楽しめる作品になっているのではないかと思いました。
1巻は正体不明の生物が出てきて全てをなぎ払っていった感じなので、次巻から戦国の世も含め話が動くのではないかと思います。
今後も期待したい作品だと思いました。




それではまた新・漫画の話でお会いしましょう。

再見

©SEGA

©椎名坂高次
©星野泰視

©丸山浩
©秋田書店
作成日時:2024/10/26 17:01
コメント( 4 )
4件のコメントを全て表示する
Chaos
Chaos
10月26日 19時33分

編集も怪獣漫画と聞いて「えっ怪獣!?」みたいな感じで驚いたんじゃないかと。
策を看破したのに巨大なる生物により史実通り…なんて報われないんだ(泣)
そして弓、槍、刀、全てが通じないってことは鉄砲もダメなのかな…
桶狭間は織田信長が今川義元に奇襲を掛け、今川義元はその奇襲を見破っていた…しかし巨大なる生物により史実通り…(これじゃ厳島合戦と同じかw)

楊狐
楊狐
文士
文士
楊狐
10月28日 9時2分

RikiroUさんコメントありがとうございます。
すでに設定から面白そうでした。
ぜひ!読んでみてください!

楊狐
文士
文士
楊狐
10月28日 9時10分

Chaosさんコメントありがとうございます。
驚いたと思います(*゚∀゚*)
奇襲成功の裏側に怪獣を入れてきたのは面白いと思いました。作中でも陶勢は踏んだり蹴ったりでしたな。
何らかの弱点か何か見つけるのかな? 戦国という時代もあって怪獣を倒す方法が限られてくると思います。
桶狭間は織田信長が今川義元に奇襲を掛け、今川義元はその奇襲を見破っていた…しかし巨大なる生物により史実通り…←
ありそうな展開ですな。その闘いに主人公も参加している可能性は大なので。どう展開されるかも期待しています。

Chaos
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