項羽入りデッキを考えよう3～祝100万石昇格・4枚項羽と項羽に関するメモ～

　前回までのあらすじ
　騎馬盛り項羽を個人的な完成形として使っていたが、結局微妙にパンチが足りないとか騎馬が槍に刺さったらムカつくとか別に項羽じゃなくて良くねえかとか、色々思っているうちにCOJコラボが開始。かつてプレイしていたCOJでメインカードとして使っていた魔天ルシファーを使えば俺も最強なんだ！！　と思っていたら、全然強く使えないまま九十万石で3ヶ月くらい足踏みしてしまう。いや～あの頃の紫単みたいに妖精王オベロンがいればなあ……豊穣神イシスがいればなあ……アザゼルスタートで紫ゲージが増えないし盤面維持出来ないしなあ……などと言い訳しているうちに日常生活が忙しくなり英傑大戦をやる暇が無くなり、大戦の筐体にも座らなくなったある日、X(旧Twitter)にて、某有名プレイヤーが項羽をSランクに置いている投稿を発見してしまう。アップデート前は申し訳ないがネガティブな印象を持っていた項羽が、再び牙を剥くのだった。

　お久しぶりです。
　自分が項羽デッキを諦めて以降、にわかにケニア系の構築が出来上がってきたのかなと思います。強い騎馬2枚に項羽、というケニア構築が多くなった現代、未だに4枚構築で色々検討していました。




　昇格時の構築はこんな感じでした。
　項羽がVer2.1.0Bにて上方修正され、効果時間が6秒になった事によって以前よりも乱戦をする余裕が出来ました。これが中々デカい修正で、以前は少し乱戦をしているうちに効果が切れて号令を追い払いきれない……というかつての項羽あるあるが改善され、使いやすくなったと思います。
　昔修正を見た時は「たかだか0.8秒伸びただけかよ」とか思っていたんですけども、その0.8秒がめちゃくちゃデカかった。すみませんでした。

　さて、今日項羽に関するメモを書こうと思ったのは何を隠そうGoogle検索をした時の事。項羽で久々に遊ぼうと思って検索したら、こんな状況になっていました。
 

　自分のメモがwikiの次の検索結果である3番目に出てきており、いくら検索者向けにカスタマイズされているからと言ってもこれはちょっとマズいんじゃないか、世の項羽ユーザーがバージョン初期の情報しか当たれないのはさすがに色々やられても文句言えねえよな、と危惧したので自分なりの項羽のメモを残しておこうと考えた次第です。
　たかだか百万石の男が何を言っているんだという話かもしれないけども、項羽難しそうだしなあ、使いたいけど上手く使えんなあという方向けに簡単な気付きを残しておければと思います。有識者の方がいらっしゃったら補足やアドバイスお願いします！！　普通に自分も項羽素人なので、上手い人の意見を聞きたいです。

デッキを組む際の話

①項羽以外の武将の消費士気は5以下に抑えた方がプレイしやすい

　絶対にそうしろってほどの物でも無いですが、いつでも項羽の計略を使えるぞという状況を維持しておくと相手が困ります。そしてそれを安定してやろうと思った時に、他に士気が重い計略を入れると項羽の計略が使えずにいざという時に押し返されてしまう場面が多く感じています。
　だから昇格時のデッキは士気4で長時間効果が持つ楽進とマーヤ、攻めにも守りにも使いやすい内藤昌秀をデッキに入れていたんですね。士気が溢れそうになった時にマーヤ、楽進を使うと項羽で待ちやすくなるし、回復したい時から武力を足したい時まで内藤昌秀は便利。

②項羽に投げ計略をつけるのはイマイチな場面が多い印象がある

　他の方の項羽デッキを拝見していると、宍戸隆家や虞姫によって項羽を強化しよう、という意図が見られる場合があります。
　バージョンアップ前ならまだ悪くない気がしますが、今の項羽の場合は無理に項羽を強化するのはオーバーキルなのではないか？　という印象が強まっています。大体項羽をちゃんと使えば追い払える相手の方が多いのだから、そこにさらに槍を伸ばしたり、兵種アクション強化を投げ計略の形で入れたりするのはやりすぎな印象を受けました。
　しかも投げ計略は結局項羽が機能しないダメ計相手に何もしてくれないのだから、結局投げ計略をしても有利状況をさらに有利にするだけで不利状況を捲れないし、しかも大して有利になっていない場合の方が多い気がするんですよね。これは自分が下手なだけな可能性もありますけども。
　こう考えると項羽がいなくなっても戦いやすい鄧艾+2.5騎馬を採用したケニア構築や、項羽がいなくなった際に栄華の神速行で誤魔化せる平重衡は相性が良いのも頷けます。ランカーの構築力はすごい。

試合前のメモ

①戦器は羽扇と曜変天目茶碗を設定したい

　戦器は大体羽扇と曜変天目茶碗を選んでいます。基本は羽扇で、相手に伏兵だのダメ計持ちだのがいる場合は曜変天目茶碗を入れて保険にする感じです。なお散らばって動かせるような相手ならダメ計相手に羽扇にするのもアリと言えばアリな印象があるが、うっかり速攻でダメ計されると泣く場合もあります。何にせよその辺はそれぞれのプレイヤー次第か。
　和氏の璧や無限の魔法石も試すべきだよなあ……と思いつつ、貧乏性なので全員復活時間が同じくらい減ってくれて、士気も増える茶碗の方が嬉しいなあと思ってしまう場合が多いです。今度試します。
　羽扇は計略の効果時間が大きく伸びるのでほぼ確実に計略で結果を出せるようになり、攻城も通しやすくなるのでめちゃくちゃ相性が良いです。基本は全部羽扇でも良いくらいなんじゃないですか。

②英魂は槍槍槍を用意しよう

　まあまあ大変ではありますが、ちゃんと英魂は槍長さ×3にした方が項羽は使いやすいです。ここの準備をちゃんとしておくだけでぐっと使いやすくなります。最低でも羽扇用の槍槍槍は作っておくと良いでしょう。妥協点としては槍槍速度など。
　項羽には速度上昇を2つ以上つけないようにした方が良いです。速度上昇が2つ以上ついていると、計略使用時に迎撃をもらうようになります。一応槍が少ない対面用に速度×3を用意しておいても良いかも。
　なお攻城×3の1コスト騎馬を作って、項羽以外に無視できない攻城役を作るのも結構便利です。コンセプトは変わりますけど。


プレイ関連のメモ

①項羽の一番動きやすい位置は戦場中盤


　諸説あるかと思いますが、項羽が一番動きやすいのは戦場中盤なんじゃねえか？　と考えています。
　というのも、高コスト槍でよく見かける戦神・毘沙門みたいなノリで項羽を城門にぶっ刺しに行っても大概上手くいきません。計略で強化される槍撃は出しづらいし、知力が1だから横弓されてるだけで全然攻城は通らないし、そもそもスピード落城みたいなのを狙いたいなら毘沙門の方が適切です。
　よって、項羽は戦場のド真ん中に居座って槍撃をチラチラ出し続け、争覇ダメージだけで勝つくらいの気概でプレイした方が安定しました。それに枚数を増やした場合は項羽が防御の要になるので、適度に城に戻って兵力を回復したい場合も多いです。そうなった時、敵城前でウロウロしてると帰れなくなって項羽撤退、そのままカウンターを食らって負け、というパターンがとても多い。
　計略で蘇生させるのもアリですが、そうするとその分抜山蓋世を使う回数が減ってしまうのでなるべく生還させた方が良いです。相手の構築にもよりますが、大体兵力が半分くらいになって相手が帰り始めたら一旦項羽も城に戻して回復しておくのが吉。
 
　一通り項羽が前線を維持した後、空いた前線は残りの武将で埋める事になります。
　この際長時間強化を維持しつつギリギリまで前に居座ったら帰りやすいマーヤとか、魏武の走射術によって長時間ネチネチと前線で活躍出来る楽進はかなりラインの維持に役立ってくれます。
　帰れなさそうなタイミングでも内藤昌秀の計略で一回回復を挟みつつ撤退戦を行えば、帰れるチャンスも作りやすくなります。今回昇格時に使ったデッキのコンセプトは、とにかく項羽を生還させて圧をかけ続けやすい面子だけでデッキを組もう！　です。

②割と士気流派もアリ

　かつては項羽の計略時間も短かったのでアクション流派3で槍撃の効率を上げるのが良いと考えてましたが、待ちゲーをメインにするなら士気流派で最大士気を増やして待つのも悪くはなくなりました。上方修正のおかげで多少乱戦しても守り切れる場面が増えたし、2連続で計略を使って守るようなことも出来るので柔軟性が増します。
　また待ちゲーにならなかったとして、士気6の計略で攻めて来た場合に毎回項羽の抜山蓋世をやっていたら士気差がついて最後に捲られるリスクもあります。そこで士気を増やす事によって、士気差を埋めるような使い方も出来るのがとても便利。
　もちろんアクション流派も便利なので、相手によって使い分けると良いでしょう。相手のデッキを見て、何回項羽の計略を使って返すかを想像して決めてください。具体的には相手が士気7以上の計略をメインにしていそうなら項羽で相殺出来るし、士気5とかを細かく使って攻めてきそうなら士気流派にして士気差を埋める、あるいは他の武将の計略で凌ぐことを検討してください。

③サボらずに槍撃を出す

　項羽はスタッツがすごいので何も考えずに敵陣に突っ込ませるような使い方をしていた時期がありましたが、これは明らかに良くないのでちゃんと槍撃を出した方が良いと思っています。
　そんなの当たり前だろうと思う方もいらっしゃるでしょうが、項羽が強すぎるせいで調子に乗って乱戦したくなるタイミングが訪れるんですよね。しかし同じく武力12気合の呂布と異なり、乱戦し続けたら負けそうだな～と思った時に項羽は自分で兵力を回復する事も出来ないし、すぐに逃げる事も出来ない。
　だから槍撃を頑張りましょう。頑張れば頑張っただけちゃんと兵力が削れるし目に見えて流派ゲージも溜まるので、やってて気持ちいいと思います。

まとめ

　最近はずーっと項羽しか使ってないんですけども、項羽系のお話をひたすら書くだけのブログとしてしばらくはやっていきとうございます。
　他にも何か書く事無いかな～と思って下書きで放っておいてるうちにバージョンが終わってしまいそうなのでとりあえず出してみる事とします。肝心の伏兵の対処どうするのとかダメ計の対処どうするのみたいな話は自分もまだ未熟過ぎるので、誰か教えてください。