頭のいい忠勝と巻姫のお話

昔々、ある所に忠勝という武力１１気合持ちというとても強い武将がおりました。
特にその攻城力は目を見張るものがありましたが、残念ながら計略は……でした。

しかし少しお勉強して知力を上げるだけでその計略時間はとても長くなるのです。

忠勝の君主は頭が良くなる戦器を大判叩いて購入し、また多くの縁を頼り優秀な教師である鮑叔を招き入れることに成功します。

これで大活躍間違いなしと意気込んだ君主の期待に違わず、戦場に出場した忠勝は多くの敵将を打ち破る大活躍をしました。

『こりゃあもう無敵だっ！！　最強のデッキが完成しちまったぜっ！！』

そう意気込んだ君主の喜びもつかの間でした。
少し出世したところ戦場で出会う相手はどんどん手ごわくなり、何と部隊をローテーションして巧みに城を守るようになりました。

幾ら野戦で大活躍しても肝心の城を落とせなくては何の意味もありません。
君主の戦績はどんどん落ちて『やっぱり忠勝は駄目な奴だな』と自分の腕も棚に上げて勝手に見切りをつけそうになりました。

そんな時、ふと目に付いたのは(可愛い女の子だったから)登用したは良いけれど使い道が思い浮かばず一度も使わずに飼い殺しとなっていた巻姫でした。

彼女は少し前に偉大なる神(SEGA)の恩恵を受けて計略がパワーアップしていました。
そしてその計略は『乱戦中も攻城ゲージが増えるようになる』という、まさに忠勝の弱点を埋めるために存在するような効果でした。

どうせ縁も大判もカラッカラで新しい何かを入手する余裕もなかった君主は物は試しと二人を組ませて戦場に出してみました。

果たして結果は……