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毘沙門が多いらしい

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伏龍殿の覇者
伏龍殿の覇者
はじめに
昨今新しく実装された戦神・毘沙門と何かを組み合わせたデッキに負けてしまう、という人が多いようです。毘沙門天の信仰に篤いのは喜ばしいことですが困っている声も聞こえます。
他記事と比較すると画一的な内容に乏しく、私見になりますが何かの参考になれば幸いに思います。
 
1.高コスト槍への基本的な敗因
多くの場合で敗因となる要素の内、一つはスキルの要因、もう一つは構成上の問題です。
 
スキルについては明確な基準はありませんが、ある程度のローテーション力が必要です。
ローテーション力を養うには群雄伝や戦友対戦でCPUを城に誘引した後、武力1の武将などで自城際の一箇所を撤退させずに守れるようになるのがベターです。
その際しっかり画面を見て、カードや手を見ずに、兵力がしっかりと減り次第、出るのと城に入るのが間断無くローテーションできるようにしましょう。余裕が出たなら途中でアクションを含んでも構いません、武力1なので思う存分にローテはできます。
また友人がいれば(いればというのはとても悲しい言葉です)、頼んで35コストの槍を投げて、その後ろに2コスト程度の弓を置いてもらうのはかなりローテーションにおいて良い練習になると思います。それであればもちろん普段のデッキを使って構いません。
この練習の良いところはその友人が実際にゲームをプレイしていなくても操作難易度的に協力可能な点、またなし崩し的にAimeの登録をさせられる点です、出来れば逃さずに囲いましょう。
さらに言えば恋人、恋人でなくても母親ですら可能です、こちらはあまりオススメはしません 。
 
また2つ目は構成上の問題です。
上記を行う際に、弓や鉄砲などの遠距離兵種がいると非常にローテーションが楽になります。試せるのであればそれぞれアリナシでやると違いがわかるでしょう。
デッキに入っていないのが悪いわけではありませんが、例えば馬に対して槍が入っていないような構成上の不利は受け入れなくてはいけません。
また更に遠距離兵種が多ければ良いと言うわけでもありません。あくまで遠距離兵種は「ローテーションに加えて」攻城ゲージを減らす役割を持つものです。
 
2.各タイプの検討
また敗因の分析だけでなく、勝つためには構造の理解が必要です。
仮に以下のようなデッキがあったとします。
管仲毘沙門デッキとされるデッキの核として使用される計略「霸者の宰相」は武力、知力が同じ値の時、強力な追加効果を得ることの出来る計略です。
特にリソースに乏しい開幕から士気4にかけてが強力で毘沙門、管仲以外はすべて高揚に振り切った構成も可能です。
 
しかしデッキ構築を見た際にはやや難があるように思います。仮に仮称の計略「人の業」があったとして、これは35コストの武将のみを撤退させる事ができる計略として士気6だとします。もしこのような計略があったのなら、試合中盤から毘沙門による攻城を成功させるのは難しいでしょう。そして毘沙門がいなくなったこのデッキはどうでしょう?攻城できそうでしょうか?あまりそうは見えないと思います。
そんな仮称の計略がなくても、士気6の号令を打って、騎馬隊で管仲から狙いつつきっちり毘沙門をローテーションで対処できたらどうでしょうか
こちらの場合でもやはり攻城は受けないように思えます。
 
にも関わらず対処に難しい印象があるのは展開の構造によるものです。
まずは
1.開幕にガッツリ取られてしまう
→この場合、中盤で毘沙門が攻める必要はありません。守っているだけで試合を終えることも可能です。
 
2.開幕に取られた分を取り返さなければならない
→4割、5割と取られたなら、ある程度のリスクを抱えて攻めなくてはいけません。無理な速度、再起前提の攻め、カウンターを考慮しない壊滅…いずれであっても返しに毘沙門が来てしまうときこちらは先にあげた防衛の条件を満たしていないかもしれません。
 
これらの2つは開幕に起因するものです。
「開幕に戦器と士気4を使って城ダメージを4割取られたが何も使わずに守れたぞ、カウンターでは十分に捲れそうだ」というのが次の毘沙門の防衛を難しくしているように思います。
従って、私見としてはシーソーゲームにせず、常に城ダメージは貰わない状態のほうが受け手側が有利な相手のように考えています。
開幕に戦器と可能なら同じ分の士気までは使ってもしまったほうが安定しそうです。
なにせ開幕以降は号令を使った防衛なら、余った一枚をこちらは投げられるくらいの余裕があるのですから要所を抑えて低リスクの攻めを仕掛けたいです。
 
次はアゲアゲ毘沙門と言われるものですが、こちらに対してはあまり有効と言える対策はありません🤔
 
何故かといえばこちらのデッキは4枚アゲアゲデッキの延長線上であり「まぁアゲアゲがきつかったらコレもキツイんじゃあないかしらん」といった感じに収まってしまうからです。
 
けれどもそれでは進歩がないので、いくつかの要素を取り上げます。
 
1.バラか号令かで応対の難易度が異なる
→恐らく苦手としている多くのプレイヤーが号令デッキなのではないかと考えます。
号令で攻めてしまうと、より低い士気でクロスして相手が城を狙いに来てしまいます。その場合に城を割り合って勝てるのは天下布武などのごく僅かな号令で、また逆に攻城力が高い号令であれば戦闘するなど臨機応変に対処されます。
バランスデッキと言われる超絶強化を主体としたデッキであれば、端投げを1枚して毘沙門さえ対処できれば、自身の効果によって発生する8%程度の自傷ダメージも相まってそこまで苦労しないというケースも多いように感じます。
 
2.アゲアゲ本体の武力は10
→対応によって貼り付いてくることはないかもしれませんが、倒せるチャンスがあるかどうかは適時狙っていくべきです。
 
3.守れば勝手に減る
→先に挙げた通り、アゲアゲには自傷ダメージがあります。極端な話、城塞流派を選んで守り続ければ良いわけです。
また既存のアゲアゲデッキと比較して大きな欠点として重ねるべき号令に欠ける傾向があります。
待った挙げ句にアゲアゲ鹿之助を喰らうのは辛いものがありますが、アゲアゲ毘沙門の場合は重なっても鎌田程度で収まります。

 
おわりに
どうしてもこのように対〇〇といった内容は、彼我のデッキ内容によって異なるため書きづらい印象があります。
けれども大きく分けて、「スキル面で困っている」のか「戦術面で困っている」のかに分かれるのではないかと思います。
書かれているような対策が自分に当てはまらない場合でも、困っていないという人は何故困っていないのだろうと考えると、意外なところに解決策が眠っているかもしれません。
 
作成日時:2024/07/02 08:48
カテゴリ
日記
コメント( 2 )
べし
文士
文士
べし
7月2日 9時53分

すごく分かりやすい解説ありがとうございます。
開幕に戦器や士気を温存せず、しっかり守れるなら守るのが大事ですよね。
アゲアゲ型とはまだあたってないですが、超絶鉄砲じゃ避けられて終わりそうで、どう戦おうか考えているところでした。

イノ
文士
文士
イノ
7月3日 8時53分

ありがたき情報です!
ローテーションの練習必要そうですね。くっ…友人がいれば…😢

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