この講座はワラデッキについての記載が主ですが、戦術面などはあまり差が無いため、バラデッキでも活用できます。
第1回はワラバラの目的と題し、「何をするデッキなのか」、「強み/弱み」について書きます。
■何をするデッキなのか
相手がやられたら嫌なことを常に考え、相手のやりたいことを阻害し、争覇や端攻城で取った
リードを試合終了まで守りきるデッキ。
戦場全体に広がって進軍し、主力の武将が戦闘を局所的に制することで、上記の目的を達成する。
性質上、争覇・城塞流派3・端攻城などの、わずかな城ダメージ差で勝利することが多い。
・デッキサンプル(リヴァイ巴ワラ)
例外として、枚数差と軽士気の計略で相手をいなし、カウンターとして強力な単体強化で攻城を行うデッキも存在する。
(例:龍馬ワラ、板垣妙九ワラ など)
■強み/弱み
★強み
・戦場全体を使える
面や点で戦う号令・陣形と比べ、
戦場全体を支配して戦える。
戦闘が起きていないところをすり抜けて攻城したり、広がって対処することを強要したりできる。
・部隊数が多い
相手に対処させる枚数が多いため、時間を使わせている間に控えの部隊が復活→攻めを継続がやりやすい。
守城時も、守城ローテ(回復中に他部隊が乱戦して止める→回復したら交代)がしやすく、
守りが硬い。
・ターン制ではない
攻め→守り→攻め...と攻防がターン制になる号令・陣形と比べ、
常に攻める側に回ることができる。
号令・陣形は適切なタイミング・場所で使わないと戦果(城ダメ)に繋がらないが、ワラ側はタイミング・場所を問わず一定の戦果(相手への妨害)は挙がるため、相手が一番嫌がる時に使い無力化しやすい。
・環境メタや裏の手の計略を入れやすい
限られた場面でしか使わない計略要員を入れると、総武力が下がりパワーダウンに繋がる号令・陣形と比べ、武力が要求されない1~1.5コストに
計略要員を入れても、あまりデッキパワーが下がらない。
号令だと活かしにくい計略も、局所的な戦闘で使うことで大きな戦果(撃破や遅延)に繋げることができる。
★弱み
・操作量が多い
号令デッキと比べると、枚数が+1~2枚されるうえ、
見る範囲も操作する箇所も増えるため、操作量が増える。
・1枚1枚の武力が低い
主力以外は枚数を増やしてコストを分散させているため、
基本的に乱戦すると負けてしまう。
戦闘時は極力乱戦せずに兵種アクションでダメージを稼ぐことになり、
丁寧な操作が求められる。
・細かいミスが勝敗に直結する
わずかな城ダメージ差で勝利することが多いため、
細かい操作や判断のミスが勝敗に直結しやすい。
・デッキ構築が難しい
号令+サブ計略で十分なデッキになる号令と比べ、
デッキに要求される要素が多い。
(主力の素の戦闘力、伏兵、槍剣の必須枚数、各デッキタイプに対するメタ など)
また、全方位に対処できるように組む必要があるため、
計略やデッキに関する知識が必要になる。
・騎馬単が辛い
戦場全体を使い攪乱する点が同じで、武力で負けているため各個撃破され続け、ジリ貧になりがち。
神速騎馬がいれば一方的に突撃できるが、1部隊を壁にして無士気で逃げられると士気損になってしまうため、使うタイミングが難しい。
・対ワラ計略が辛い
撃破時追加効果や回復号令など、消耗戦に強い計略と相性が悪い。
ラインを強引に上げられ、万全の状態で号令を打たれかねない。