英傑大戦とは飲み会なのかもしれない。

最近、デッキが見つからない。
そもそも自分の求めているデッキが何なのかわからない。
推しを入れれば満足なのか？
強ければ満足なのか？
どっちでもない気がして、しかしどっちも重要である気がして、もやもやしていた時に、ふと思いついたのが、「英傑大戦とは飲み会なのではないか」ということだった。

なのでここから先は私自身の思考の整理である。別段に生産性はないしネタもない。そして非常に主観に満ちている。
それでも読むよという人は、どうぞ。

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飲み会の楽しさには大きく分けて二つの要素があると思う。

一つは気心知れた仲間と飲むことだ。遠慮のないお喋りで無限に盛り上がり、時間も忘れて酒を飲む。楽しくないわけがない。
一つは美味しいお酒を飲むことだ。当たり前だが美味い酒は美味い。美味い食事も美味い。期せずして見つける良酒場ほど楽しいものはない。

これはちょうど、英傑大戦における「デッキの推し度」と「デッキの強さ」の関係な気がする。
すなわち、英傑大戦におけるデッキの楽しさには以下の二つの要素があると言えるのではないか。

一つは好みの武将を使うことだ。エピソードが大好き、史実的に大好きな武将と共に出陣する。楽しくないわけがない。
一つは強いデッキを使うことだ。当たり前だが強いデッキは強い。強いカードも強い。期せずして見つける強デッキほど楽しいものはない。

そして、飲み会において「気心知れた仲間と美味しい食事のある飲み会」が最強であるように、デッキにおける最強も「好みの武将の入った強いデッキ」であることには疑いの余地はないだろう。例えば同じ美味しい食事処に行くなら気心知れた仲間と行った方が楽しいように、女性武将が好きなプレイヤーは同じような強さのデッキがあったらおっぱいの大きい方を使う。それだけのことである。
おっぱい、いいよね。
え？　貧乳をナメるな？
ごめんなさい。

要するにデッキへのこだわりとデッキの強さは相反する概念ではなく、X軸とY軸の概念であって、本来はX軸とY軸のどっちの数値も高くなったところに楽園があるのだ。そんな気がしている。

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しかしX軸とY軸の概念で済まない場合ってのは往々にしてある。
飲み会に例えると、こういう場合である。

「生牡蠣は食べたくない。気心知れた仲間であっても、牡蠣小屋なら行かない」
「寿司は大好きだ。たとえウザい上司であっても、寿司奢ってくれるなら飲みに行く」

要するに食べ物（デッキ）の好き嫌いだ。
この部分は本当に人によるため、英傑大戦においては見逃されやすいところだと思うが、飲み会に当てはめてみるとこれも納得がいく。例えば「気心知れた仲間と飲むなら食事は何でもいいけど、高級な寿司出してくれるなら別に苦手な相手とでもいいよ」みたいなパターンだ。こういう人はまあ、いなくはないよね。で、これを英傑大戦に当てはめると、以下のようなパターンになる。

「好みの武将を使うならデッキは何でもいいけど、大流星デッキなら別に好きな武将が入ってなくてもいいよ」

これはもうこだわり勢とも言えないし、かといって俗にいうジプシーの類でもない。偏食としか言いようがない。
しかし、実はこういう人って意外と多いと思うのだ。
極端なこだわり勢、極端なジプシーというのは実は少なくて、大半の人がこういう風に、自分のデッキ偏食と武将の好き嫌いとの折り合いをつけてデッキを組んでいるのではないだろうか。事実、ランカーの中にも、ワラが得意な人がいたり、号令が得意な人がいたりする。はずだ。私はランカーじゃないからよくわかんないけど。

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と、まあ、ここまで考えてきたところで、私のデッキが見つからない理由がなんとなく見えてくる。

私は今、「気心知れた仲間と飲むクソまずい居酒屋」と「正直話しづらい上司と一緒に食べる高級料亭」を行ったり来たりしているのだ。具体的に言うと、前者が「史実的に大大大好きな曹仁と周瑜の入ったデッキ」で、後者が「前作で死ぬほど好きなデッキである守護神タイガーショットっぽい動きができるデッキ」である。
これらが完全に相反してしまうと、どっちのパターンでも満足できなくなってしまう。なってしまった。いくら大親友と行くからってぼったくりバーを楽しめるほど私は心が広くない。いくら酒と料理が美味しいからって上司にお小言を聞かされ続ける飲み会を楽しめるほど私は心が広くない。

ドツボにハマってしまったなあ。
そんな気がする、今日この頃です。