1948

陸奥陽之助が絆になったので陸奥宗光を語る

by
びはん
びはん
    \ ジャーン /

というわけで、昨日、陸奥陽之助と無事に絆を結んできました。いえ〜い

せっかくなので記念に私と陸奥陽之助の馴れ初めと、陸奥宗光について語りたいと思います。強烈な自分語りと幻覚強めの怪文書がお好きな人は最後まで読んでいってね!
※台詞・群雄伝バレがあります






私が陸奥陽之助というカードに出会ったのは去年の6月、英傑大戦発表ロケテストの日でした。

「69伏の2コスト騎兵で妨害計略持ちかぁ〜なるほどね!」

という感じで、三国志大戦5以降、延々と望郷の駿傑で妨害騎兵単を擦り続けていた私がそのカードを好きになるのは必至だったわけです。

↓ちなみにロケテスト版のカード裏はこんな感じ(一枚目)

若干違うけど本番カードの方が洗練された文章だ!流石SEGA!



さて、お察しの通りキングダムコラボが来てから嬉々として騎兵単を使っていた私ですが

陸奥陽之助のカード裏にも登場するこの坂本龍馬という男、Ver1.1.0Eで計略効果時間が2c弱上方されました。

流石に攻城兵器なのでは!?と騎兵を盛って使ってみたらもうダメ!
城が割れる音が気持ち良すぎてやめられない!


しかも坂本龍馬と出陣すると陸奥陽之助の特殊ボイスが聞けるときたらオタクとしては使わざるを得ないんですね。
「海援隊の名、天下に知らしめてやりましょうよォ!」と三下ワンコぶりを発揮してくれるのでぜひ皆んな聞いてみてね!


維新の世で世界の海援隊に属し、世界の坂本龍馬の寵愛を受けた陸奥陽之助は、のちに不平等条約の改正という大事を成し遂げるカミソリ大臣に変貌していきます。そんな男の決意と覚悟の表れた絆台詞

「俺の才覚で、天下を変えてみせますよ」

を初めて演舞場で聞いた時は、あまりの衝撃で寝込みました。
ところで「世界」ではなく「天下」という言い回しなのが儒学に傾倒していた陸奥らしくてとても好きです。


この台詞を自分のものにしたい!絶対に絆にする!と決意して早数ヶ月……ついに……ホロリ。

先日追加された新選組伝二章でも「俺はな、ゆくゆくはこの国になくてはならない男になるんだ」と野望を顕にしていた陸奥陽之助。そんな向上心は周りの目からは自己愛に映ったのか、海軍操練所、亀山社中、海援隊とどこに身を置いても浮いていたようで、嫌われエピソードには事欠きません。

坂本龍馬が「余りに才弁を弄して浪士共に憎まるゝより、或は殺さるゝやも知れず」と越前藩士・岡部豊後に陸奥の身柄の保護を依頼したというエピソードや、

海援隊の借り受けていた船・いろは丸が紀州藩の船とぶつかり沈んでしまった際には、紀州藩の生まれであるというだけで隊中から嫌疑を受け、日頃から陸奥を憎んでいた隊士たちに殺されそうになった、というエピソードがあります。

_人人人人人人人人人_
> 冗談じゃない! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


様々なエピソードを眺めると、どうやら海援隊に属しながらも独自に英学を学び、他の隊士たちと積極的な活動をしていたわけではなさそうですが、坂本龍馬の手引きで海援隊士として維新の風を受けた陸奥の思想には明確に「自由」と「日本人」が刻まれたのではないかと思います。

陸奥の人生はこの青年期、そしてくすぶる思想を抑えきれず政府転覆計画に参加して牢にぶち込まれた中年期、その後獄中で学んだ功利主義を足がかりに思想を完成させ、政治家となった壮年期の三段階に分かれると勝手に思っているのですが、そのどの時期の言葉、記録にも坂本龍馬という男は姿を現します。

陸奥のそういう一途なところが好きだ……

他にももっとたくさん書きたいことがあったような気がしますが、これ以上はさらなる怪文書になってしまうので、この辺で。



〜以下オマケの個人的に好きな陸奥エピソード〜

・幼名は牛麿。かわいい。
・陸奥姓を名乗ったのは後のことで、元の名は伊達小次郎。源頼朝の奥州征伐に従軍し陸奥国伊達郡を賜った伊達朝宗の後裔であることを誇りに思っているのかも。
・錦戸太郎と名乗っていた時期がある。錦戸太郎は義経伝承を題材とした能楽に登場する人物の名前で、源義経を匿った奥州藤原氏第3代当主・藤原秀衡の息子。頼朝に変心して義経を討とうとする。陸奥は頼朝LOVEだったのかも知れない!?

・↑英傑大戦は時代を問わず関係性を擦ってくれるゲームなのでいつかはこの辺も……どうですかSEGAさん!

沢村惣之丞には頭が上がらなかったという。なるほどねぇ…


金持ち商人のフリをして、見本品として布団をあらゆる布団屋から取り寄せ、その綿を一掴みほど抜き出しては何食わぬ顔で店に返し、ついには集めた綿で布団を新調したらしい。
・前田正名(のちに陸奥と対立して辞任した農商務大臣)と同じ塾で学んでいた時、同じ布団で寝ていたらしいが上記布団新調のエピソードは……
 さすが全方向に敵意を撒き散らしていく男、陸奥!

・金持ちのフリについて、財布は鹿の皮で必ず小捻だったとか。こういうこと?

引用元:https://www.imes.boj.or.jp/cm/exhibition/2010/mod/10toku_saifuleef.pdf

・新橋界隈の夫人たちの間で「くれさうで暮れぬはむつのかね」と謳われたらしい。暮れ六つの鐘とかけて、早く夜になって私たちの元へ来て欲しい!と願う夫人たちの気持ちだと解釈していますが本当のところどうなんですか?有識者お願いします。一つわかるのは陸奥は女好きであったということですね。
・かなり強火の藩閥政治憎し、薩摩憎しで、原敬のことを薩摩人の婿呼ばわりして嫌っていたらしい。結局原敬は陸奥のお気に入りになるわけですが、それについて「閣下
嚮に御嫌ひなりし原君は、今は大層御氣に入りの様ですねと皮肉を言われて「まけた、まけ人に云ふなよ」と大笑いしたらしい。かわいい。
・涎を垂らす奇癖があったらしい。特に喜ぶ時の癖だったとか。喜垂涎なんて単語初めて見たよ!
・エピソードではないけど人物評読むと大抵「奇なり」とか「小狡い」とか書いてあって最高。

(気になったら坂崎斌の陸奥宗光を読もう! ▶︎https://dl.ndl.go.jp/pid/782068/1/30 


以上です、お付き合いくださりありがとうございました。
 
更新日時:2022/12/30 01:48
(作成日時:2022/12/29 23:45)
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